「おしゃれ」とは

「おしゃれになりたい」

よく言われる。
おしゃれになりたいです、服のこと教えてほしいです。
大学生の頃から友人に買い物に付き合ってほしいと頼まれたり、
後輩や誰かの弟に「どうやったらおしゃれになれますか?」と聞かれたり、
今までに何度かあった。

別に自分自身おしゃれとは思っていないので、「おしゃれな人」と認知してくれてるからそういう頼み事されるのは悪い気はしないのだが、いかんせんどうしてよいか分からず、買い物に付き合うものの、じゃあ1回買い物に付き合ったらその人はおしゃれになるのか、これからどんどんおしゃれになるのかが疑問だった。

「おしゃれ」であるということ

これはあくま持論なのだが、「おしゃれ」な人というのは、確かに服がその人に合っていて、センスが良いのだが、「服」だけではないのだ。
というのも、なぜその服が好きなのか。なぜその恰好が好きなのか。なぜそのサイジングなのか。なぜその色を選んだのか。すべてにおそらく理由があるはずで、もちろん直感的に選ぶというのはあるはずだが、その直感の基になっている「何か」があるはずなのだ。
では、その「何か」とはなんなのか。
それが人によっては、音楽であったり、映画であったり、スポーツであったりと色々あるはずなのだが、それ抜きにして「おしゃれ」というのは成り立たないというのが持論である(もちろん本当に「服」だけが大好きで、センスがずば抜けている。「服」に生きているという人もいるが、それは本当に限られたごくわずかだと思う)

「おしゃれ」になりたい

あえて一番上の見出しと同じにしてみたが、とどのつまり「おしゃれ」になる、というのはセンスのある人と一緒に買い物に行く、雑誌を読むだけではだめで、その裏付けになる文化に触れる、自分を語れる物を作るのが最短距離ではないかと思う(全然最短距離ではないのだが)。

「おしゃれ」に見せたいなら

んなこと聞いてねぇよ、とにかく彼女が欲しいんだよ。周りにかっこよく思われてぇんだよ、というのがおそらく「おしゃれになりたい」の本音だと思うので、「おしゃれ」に見せるだけのアドバイスとして1つ自分の中である程度納得のできる結論が出た。

とにかく試着をする。

これに尽きると思う。
俺は今までずっとMサイズを着てきた、今着てるのもMだし、家にあるサイズもM。だからM買っておいたらいいだろう。
そうではなく、ブランドによってサイズ感が違うのはもちろんそうなのだが、今の気分でどう着たいのか。体型は本当に今着てる服買ったときから全く変わっていないのか。そもそも今のそのサイジングは正しいのか、などなど。色んなことを鑑みて、とりあえず上下1サイズも一緒に試着する。
販売員からしたらはた迷惑なのかもしれないが、試着は無料なんだから。
これはいろんな人に言いまくってる。とにかく試着をする。
するとどうだろう。あれ?なんか今っぽいな。昨日テレビに出てた芸能人の雰囲気感じるな、みたいのもあるだろう。
これを重ねていくと、ある程度のところで大体このアイテムなら自分はこのサイズだなというのがわかってくるのだ。

さぁ、みんな試着しよう。

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