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【NBA】2021-22シーズン フェニックス・サンズ【RSお疲れSUNS】

お疲れ様です!りょんです!
本日は、フェニックス・サンズ各選手のレギュラーシーズンについて書いていこうと思います!

みんなにひとこと

Chris Paul
最強のチームリーダー兼フロアコントローラーとして今年も大活躍したCP3。「スポーツ史上最悪の契約」と揶揄されながらも、20年から3年連続となるオールスター選出、そして今年は6年ぶりのアシスト王にも返り咲いたその姿は、まさに"Point God"である。レブロンがもっとエグい記録を達成してしまったせいで大きな話題にはなっていないが、今シーズンは史上初の20K得点10Kアシストも達成している。オールスター後の15戦を欠場するまでは全試合スタメンとして出場し、安定感のあるチームの土台としてサンズを強力に牽引。特にクラッチタイムでの試合運びや、新加入選手をチームに溶け込ませる柔軟性は圧巻の一言だった。チームの、そしてCP3本人の悲願の初戴冠へ、あと16勝。今年こそ、本当に今年こそ、夢を叶えてくれ。

Devin Booker
正真正銘チームのエースとして、今年はMVP候補に名を連ねる大活躍。ドライバーがCP3なら彼はこのチームのエンジンで、スロースタートな傾向にあるサンズに火をつけるのがいつもブッカーだった。チームの攻撃が行き詰まっても、彼の剣の達人のような絶妙な間合いから繰り出される1on1があるサンズは正にアンストッパブル。ファウルを受けオフバランスになっても高難易度のミドルレンジシュートを沈める姿には往年の名スコアラー達が重ねられる。しかし今年のブッカー最大の収穫はスコアリングではない。彼の今年の最も特筆すべき点は汎用性である。その才能の片鱗を見せていたプレイメイク力は今シーズン更に花開き、CP3不在時には見事なフロアコントロールでチームの危機を救ってみせた。また、長年悪評を受けてきたディフェンスは、もはやチームの穴として狙われていた頃の姿など影も形もなくなるほどに改善。バスケットボールプレイヤーとしての凄みを増した今シーズンの成長は彼にとって大きな自信に繋がったはずだ。この収穫を武器に昨季の雪辱となるか、大きな期待がかかる。

Mikal Bridges
リーグ屈指のウィングディフェンダーとしての評価を固めた昨シーズン、それでも90m/4yの契約に疑問を唱える者も多かったが、今年はその契約すら安いと思わせる大活躍だった。元々素晴らしかったディフェンスは今年、最優秀守備選手候補に選ばれるほどに成長。ハーデンやカリーといったテクニカルなスコアラーだけでなく、速さのあるモラントやフォックス、パワフルなレブロン、時には重量級ポストプレイヤーもカバーし、あらゆる選手をハイレベルでカバーできるマルチディフェンダーとしてサンズディフェンスに大きく貢献した。彼の怪物じみたウィングスパンは相手のパスコースを狭め、ドライブレーンを侵害し、プレーの難易度を高める。CP3のスティールやエイトンのブロックも、全て彼のあらゆるボールに触れる守備範囲の広さから来るのである。さらに今シーズン、ミケイルはスコアリング能力でもチームにとって欠かせない存在となった。得意としていたオフボールのカットインだけでなく、ペイントエリア内のプレーの質が爆発的に向上。ターンアラウンドのフェイダウェイジャンパーや、ドロップパス、オフバランスのレイアップなど高難度のプレーを次々と決める安定感はサンズオフェンスの影のキーポイントである。今年も当たり前のように全試合スタメンとして出場したその頑丈さで、プレーオフでもチームの危機を救うプレーに期待大だ。

Jae Crowder
CP3と共にヤングコアを牽引するチームの土台枠。ミケイル同様様々な選手をカバーできる上に、相手の戦術を理解して止められるクレバーなディフェンダーで、敵に回すと最悪、味方にすると最高の選手である。今期は9年目にして自身2番目に高い平均スティール数を残しており、その実力はまだまだ衰えない。タフなディフェンスで相手を削り、ブッカーやCP3に気を取られた相手の意表を突くワイドオープンのスリーポイントシュートで相手の戦意を挫く彼の存在はチームにとって非常に大きい。オフェンスでは、多少ギャンブル気味になろうと難しいプレーを選択し、成功させる度胸と実力を持ち、チームのパス展開に一役買っている。自身初のFA移籍先として選んだこのチームで、初の栄冠となるか。

DeAndre Ayton
チーム期待のディフェンシブアンカー兼ポストスコアラー。その活躍には波があるものの、ハマった時のエイトンがリーグ屈指のビッグマンであることは間違いない。見かけによらず繊細なタッチを持つ彼はペイント内での得点力が非常に高く、PnRから生まれたミスマッチを確実に得点に変える。フックシュートやランニングフローター、時にはミドルレンジからも自在に2点をもぎ取る彼のポストアップは、今やブッカーとCP3のアイソレーションに次ぐ個人攻撃となった。ディフェンスでは高さに欠けるサンズのリバウンドを一身に背負い、優秀なペリメーターディフェンスにプレーを制限された相手を刈り取るブロックショットを決めるアンカーとして活躍。ステージが大きくなればなるほど高いパフォーマンスを発揮する彼が、サンズのリングへのキーマンであることは間違いないだろう。

Cameron Payne
ハンドラーセントリックな戦術を採用するサンズにおいて重要な役割を果たす控えPG。昨オフ屈指のバーゲンディールで再契約した彼だが、その貢献は決して金銭では測り得ない。控えPGとして十分な火力とプレイメイク能力に加え、今シーズンからはディフェンスでもハッスルを見せるファイターとして活躍した。中でもペイントエリア内のタッチは素晴らしく、相手ビッグマンを嘲笑うかのようなハイアーチのフローターショットと、ブロッカーのリズムを狂わせるレイアップは地味ながら強力な武器だ。スター相手にも勇敢に立ち向かうハートの強さを持つ彼は、いつか来るであろうスタメンの窮地を救うべくその牙を研いでいる。

Cameron Johnson
6thマン賞候補にも名を連ねるリーグ屈指のハイスペックウィング。スリーポイントとディフェンスを武器とする選手としてプレーオフでも活躍した昨年だったが、今年は3&Dの安定感はもちろんのこと、オフボールカッターや速攻のリードランナー、時にはハンドラーを務める高い汎用性を持った選手として目覚め、サンズの快進撃になくてはならない選手として大きく貢献し続けた。前述の通り2~4番を無理なくこなせる柔軟なプレースタイルからどの時間帯でもインパクト選手としてプレーでき、たとえ最大の武器であるスリーポイントシュートが不調であってもチームのために最善のプレイを選択する。最大のハイライトとなったニックス戦ではキャリアハイの38得点に加え決勝弾をヒットするなど、その日の主役として大暴れ。ドラフト当初の批判の声は、もはや全て歓声へと変わった。今度こそ優勝の二字を掴み、最後の証明を完了する時が来た。

JaVale McGee
オフのサンズの補強の一角として新加入したアスレチックビッグマン。昨年度ファイナルで敗れたサンズの最大の弱点だったサイズ不足を補う存在としてチームに新たな風をもたらした。ベテランながらIQを使ったポジションディフェンスは苦手なものの、錆び付かない身体能力と恵まれた体躯を活かしたリムランやブロックショットは、我々にバスケットボールがサイズのスポーツであることを改めて教えてくれる。能力任せのプレーが多い反面、オフェンスではハンドオフやPnRでチームの起点となったり、柔らかいタッチのスカイフックやフェイダウェイで得点したりと見かけ以上の器用さも持つ。彼の優勝回数3回はレブロンに次いで2位タイ。さあジャベールよ、今年でレブロンだけでなく、お前をネタにしたシャックの4回のリングに並ぶぞ。

Landry Shamet
チームが1巡目指名権とジェボンカーターを放出してでも欲しがった期待のガード。ガードのサイズながら、オフボールシューター、スラッシャー、プレイメイカーのいずれとしても起用できる、今までにないタイプの選手であったが、欠員も多かった序盤戦はなかなかフィットできず、ディフェンスでも狙われるシーンが多発したため、好調サンズの唯一の懸念点として見られていた。しかし、オールスター明け以降は徐々に不安定なプルアップとペネトレイトの回数を減らし、C&Sに専念することで、3月には3P成功率が45%を超える大活躍を見せ、ついにチームの歯車の1ピースとしてクリックした。プレーの質を毎シーズン上げる彼が今年ぶつかった壁。そしてそれに向き合う真摯な姿勢も、我々ファンは理解している。世界を裏切る準備はできた。

Bismack Biyombo
センター不在のサンズの窮地に駆けつけた、コンゴ産のディフェンシブビッグマン。攻撃でのスキルのなさ故にNBAでの出番を失いかけていた彼だが、エイトン、マギー、カミンスキーと得意のピックプレーの軸であるセンター達をケガで欠くサンズと需給がマッチし、10日間契約でチームに緊急加入。しかし、彼の仕事ぶりは決して10日間契約選手だからといって軽視できるものではなく、攻撃ではガード陣のPnRの相棒らしいタフなスクリーン、元々評価の高かった守備ではIQとセンスを兼ね備えた不動のリムプロテクションで大きくチームに貢献。見事シーズン終了までの契約を勝ち取り、今となってはチームに安心をもたらす3番手ビッグマンとしてすっかり定着した。リーダーのCP3も、彼の汚れ役を厭わない真摯な姿勢を高く買っている。彼らのような証明すべきものを多く抱える選手が揃うサンズだからこそ、今この地位に立っているのだ。

Torrey Craig
軍師CP3の要望により、今年のトレードデッドラインにてチームに再び加入した優秀なウィング戦士。昨シーズンのプレーオフで見せたようなオフボールのカットプレーや、フットスピードとアグレッシブさを活かしたペリーメーターディフェンス、その他にもチームの縁の下の力持ちとして必要な能力を全て備えた選手である。ミケイルやクラウダーが引っ込んだ時間でも、相手のスコアラーのプレーを窮屈にするディフェンスはサンズを陰から支える。昨シーズンのファイナルランの立役者となったサンズの黄金のウィングカルテット復活、優勝への足場は整った。

Ish Wainright
サンズのウィング戦士最後の一人として、今シーズン加入したオールドルーキー。序盤戦こそシュートの不振に苦戦したものの、アメフトで鍛えた体躯を活かし、ゴール下で体を張るパワーファイターで、マイクロボールのセンターまで務められる点が大きな武器だ。限定的な出番の中で着実にできることをこなし続け、マルチなディフェンダーとして信頼できる選手であることを自らの力で証明し、2way契約から最後のロスタースポットをつい先日勝ち取った。ベンチの奥にエネルギー溢れる彼のような選手を抱えられるサンズはどのチームにとっても恐怖の存在であるはず。逆境を超え続けた彼がまた、サンズの窮地を救ってくれることに期待大だ。

Aaron Holiday
サンズの今年のキャッシュトレード枠。キャッシュでもらっていい選手とは思えないクオリティで加入後数試合で大きなインパクトを残したものの、その後少し出番を減らし気味だ。しかし、攻守で非常に安定した活躍ができるハンドラーとしてチームの攻守に厚みをもたらす彼がチームのどのハンドラーの横においても貢献できる貴重な戦力であることは間違いない。特にディフェンスでは、昨シーズンのファイナルでサンズを苦しめたジュルーの弟らしく、タフでしつこいフットワークを見せてくれる。兄貴に続ぐリングへ向け、視界良好だ。

Elfrid Payton
今期チームに新加入した3番目のPG。シュート力以外のあらゆる能力が高く、特にディフェンスと狭いエリアでのプレイメイクが得意だ。サイズがある分大きな選手にもぶつけることができ、欠員が多かった12月~1月の間には3Gラインナップの一角も担った。得点力の低さ故にハンドラーのプレイからチャンスを作るサンズとはまだフィットしきれておらず、プレーオフで彼のプレイが見れるかはわからないが、貴重な長身PGとして、チームに新しい風をもたらす活躍に期待したい。

Iffe Lundberg
つい数日前に加入したデンマーク人史上最高の選手と名高いPG。まだまだリーグの水やチーム戦術など、慣れなければならないものはたくさんあるものの、主力を休ませた試合では強気のプレーを見せた。貪欲な姿勢で師となるCP3からプレーを学び、母国の英雄としてデンマークのスポーツ史を変えるのが目標だ。

Frank Kaminsky
突然の別れに戸惑いを隠せないファンが続出した元サンズの面長ビッグマン。今年はキャリアハイとなる31得点をあげるなど飛躍の年となるかと思われたが、まさかの長期離脱により、とうとう解雇されてしまった。器用なプレーでビッグマン不在のチームを助け、オフコートでもベンチを盛り上げた君のことは忘れない。

Abdel Nader
序盤戦最大の不安要素であった彼だが、いなくなると寂しいのも事実。ウィング選手にハンドラーを任せる機会が少ないサンズではなかなかフィットできず、怪我による離脱もあり、ホリデー獲得を前に解雇となった。モンティが期待したその汎用性が開花するところが見たかった。ありがとうネイダー。

Jalen Smith
サンズ期待のロッタリーピック、ポテンシャル枠だったメガネくん。柔と剛を兼ね備えたストレッチ5で、主役不在時のセルツ戦での大爆発が今期のハイライトとなった。才能は間違いない選手であるが故に他のチームからも秋波を送られ、トレードデッドラインにクレイグとのトレードで放出。インディアナでその才能を開花させてくれ。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
CP3を追いかけ続けて9年目となる今年は、本当に思い出深い1年となり、知らぬ間にこのサンズというチームそのものに惚れこんでいた自分がいました。このチームなら絶対に、僕の見たい景色を見せてくれると、心の底から信じています。
ファンの皆さんも、クリポに便乗しただけの僕を温かく「サンズファン」として受け入れてくださり、本当にありがとうございます。あと16勝で悲願…。最後まで全力で応援しましょう!!!!
ここまで読んでいただきありがとうございました。プレーオフ後にまた少し書きたいと思いますので、その際は宜しくお願いします。
ではまた!!

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