scp紹介第8回scp-835-jp

こんにちは、リョータ研究員です。
みなさん、財団での仕事には慣れてきましたか?
ちょうどいいタイミングでリクエストをいただいたので、本日紹介するのはこちら

scp-835-jp【ゼノフォビア】

オブジェクトクラス:Keter


この-jpってなんぞや?と、思いますよね?
今までこのようなものが着いていなかったものは財団本部にて管理されているscpです。

scp財団は世界を正常なものと保つために色んな国に支部を設けています。

この-jpと着いたオブジェクトは日本支部にて管理されているオブジェクトです。



さて、財団の新しい一面を知れた所で本題に入りましょう。







このscp-835-jpは異常現象系のscpです。
どんな異常現象かと言うと…




















1~3ヶ月周期で発生する財団職員のみを対象とした消失現象である。













財団職員にしか起こらない、しかも定期的にくる。行方不明から戻ってきた例はない。
いなくなった人はその場所に大量の血痕が残るが生死は不明、そもそも襲ってくるやつがどんなやつなのか何にも分かっていない。


堂々のKeterである。



一応発生条件は分かっている。

「この現象の発生条件は被害者が財団職員であることと現場が視界不良な暗所であることを除き、対象、時刻、場所に目立った共通項は見当たりません。」(報告書ママ)


……いや、分かっているようで全くわかってないんだよなぁ…

財団職員であり、暗闇であるということしか分かってない。



財団職員のみなさんも夜道にはお気を付けて…

















そんなある日…













事案835: 20██/██/██、██研究助手のデスクにて"SCP-835-JPの想像図"と題された漫画調の少女が手書きで描画された冊子が同研究助手の同僚職員らによって発見されました。その場で中身の確認を行ったところ、そのキャラクターには"消照闇子"なる名前や性格、出自、能力などといった設定付けが成されており、冊子はその日のうちに担当の███博士に提出されました。後日██研究助手が自分のものだと認めたため、数日の謹慎ののち異動処分となる旨が発表されました。



おぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!
職員の1人があろう事か、この現象に消照闇子(けてるやみこ)という名前をつけ擬人化していた。

…いや、まぁ、何でも擬人化するところが日本らしいっちゃ日本らしいけど。

こんなトンデモ現象にこんなふざけたことを書いた研究助手は当然謹慎処分、そりゃそうだ。








しかし……











事案835以降、これまで最低でも3ヶ月周期で発生していた異常現象がおよそ5ヶ月間にわたり非活性状態を維持したことから、本案件との関連性を疑った██博士によりプロトコル・アイドル-835が制定されました。



なんでぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!

まさかまさかの異常現状が止まったのである。
博士はここに目をつけて、この現象は財団職員の認識に由来すると仮定。
ようは正体が分からないとヤバイ、でも勝手に正体を作っても知ってりゃいい、ということだ。

それでいいのか…


この過程に基づきプロトコルが制定された。



プロトコル・アイドル-835


内容はというと…

・例の研究助手の設定、消照闇子をそのまま採用。
・報告書を消照闇子の内容に改稿。
・財団のイラストレーターにより、消照闇子のキャラデザができる。
・雑誌やグッズ化
・小説・漫画・アニメの制作


まぁオタクなら何とも見慣れた光景である。

この結果数ヶ月で財団職員に消照闇子が知れ渡った。
それ以降職員が消える異常現象は起きていない。

現在でも規模は縮小したが広報活動は行われており、施設内にもグッズなどが残されている。

結果、オブジェクトクラスも変更された。


scp-835-jp 【消照闇子】

オブジェクトクラス:Safe


さて、今回は
・財団には日本支部がある。
・モノだけでなく、異常な現象もscpの1種であるということを学べましたね。

それではまた次回


CC BY-SA 3.0に基づく表示

SCP-835-JP - ゼノフォビア消照闇子
by home-watch
http://ja.scp-wiki.net/scp-835-jp