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【文字起こし】コウ・仕事術ラジオ#2-3 【話し方①】伝わりやすい主張の組み立て方


フェスティナ・レンテ!Ryotaroです!
今回はコウ・仕事術ラジオというPodcastの文字起こしを記事にしていきます!

それでは早速、どうぞ!

オープニング

岡島
はい、というわけで、コミュニケーション回第3回です。今回のテーマが?

川地
今回のテーマは、「話し方」を何回か話していこうと思うんですが、今回はその話し方の第1回として、伝わりやすい主張の組み立て方、話し方、みたいな話をしていきたいと思います。

岡島
川地さんはこの辺ね、もともとコンサルだから、結構最初にすごい叩き込まれたりしたんじゃないですか?

川地
そうですね。僕が新卒で入ったコンサルは、結構3ヶ月ぐらい最初に研修があるっていうガッツリめのコンサルだったので、話し方とか伝え方とかのところでかなり教えてもらった内容だったりですね。

岡島
割となんかその基本、コンサルの最初に教わることみたいなイメージがありますよね、この辺。

川地
そうですね。主張をどうやったら相手に伝えられるかみたいな、コンサルに限らずですけどね、ビジネスコミュニケーションにおいてはかなり重要なところかなと思います。

岡島
私はなんか文章、記事とか書いたりしてたんで、その文章構造としてこういう話し方に、書き方にしましょうみたいな、結構そっちで覚えた節が結構あったりするんですけど、大事ですよね、この辺。

川地
そうですね。
まあこの辺りね、ちょっともうある種のイメージ通り基本だから、もうなんか聞いたことあるよっていう内容もあるかもしれないですけど、それも含めてちょっとおさらい的に聞いてもらってもいいかもしれないなと思ってます。

岡島
そうですね。我々も本読んで、改めてまとめて、やっぱこの辺大事だなとか、この言葉いい言葉だな、発見とかも結構あったりしたんでね、聞いていただけると良いかもしれないです。

じゃあ話していきましょうか。

川地
はい、よろしくお願いします。

結論から話す

岡島
はい、というわけで、コミュニケーション回第3回です。今回のテーマが?

川地
今回のテーマは、「話し方」を何回か話していこうと思うんですが、今回はその話し方の第1回として、伝わりやすい主張の組み立て方、話し方、みたいな話をしていきたいと思います。

岡島
川地さんはこの辺ね、もともとコンサルだから、結構最初にすごい叩き込まれたりしたんじゃないですか?

川地
そうですね。僕が新卒で入ったコンサルは、結構3ヶ月ぐらい最初に研修があるっていうガッツリめのコンサルだったので、話し方とか伝え方とかのところでかなり教えてもらった内容だったりですね。

岡島
割となんかその基本、コンサルの最初に教わることみたいなイメージがありますよね、この辺。

川地
そうですね。主張をどうやったら相手に伝えられるかみたいな、コンサルに限らずですけどね、ビジネスコミュニケーションにおいてはかなり重要なところかなと思います。

岡島
私はなんか文章、記事とか書いたりしてたんで、その文章構造としてこういう話し方に、書き方にしましょうみたいな、結構そっちで覚えた節が結構あったりするんですけど、大事ですよね、この辺。

川地
そうですね。
まあこの辺りね、ちょっともうある種のイメージ通り基本だから、もうなんか聞いたことあるよっていう内容もあるかもしれないですけど、それも含めてちょっとおさらい的に聞いてもらってもいいかもしれないなと思ってます。

岡島
そうですね。我々も本読んで、改めてまとめて、やっぱこの辺大事だなとか、この言葉いい言葉だな、発見とかも結構あったりしたんでね、聞いていただけると良いかもしれないです。

じゃあ話していきましょうか。

川地
はい、よろしくお願いします。

ジングル

岡島
はい、というわけで、まず主張の組み立て方の話っていうところなんですけれど。

川地
そうですね。まあ主張の組み立て方、一番大事なところで言うと、コミュニケーションの鉄則としてなんですけど、結論から話すっていうのが一番ポイントだったりします。

岡島
結構言われますよね、結論ファーストとかね、とにかく結論から話せみたいな。

川地
聞いたことある方もすごい多いと思いますね。
これ、なんでそんな結論から話せって、わざわざ言われるかっていうと、前提として、日本人の思考法って、かなり理由やプロセスがあって結論っていう、その結論が後ろになりやすいっていうのがあるんですよね。

岡島
これ日本語がね、そもそもなんか語順的にそうなってる、あのなんだろう、〇〇なので〇〇なんですよみたいな、しゃべるじゃないですか。

昨日こういうことがあって、こうこうで、こうだったからこう思ったんだよねみたいな、こう思ったんだよねっていう結論が後に来てますよね、普通に話すと。

川地
日常会話では別に正直それでもいいというか、わざわざ日常会話でも結論から言ってみたいなことをやると、逆にちょっと不思議な感じになっちゃうので。

岡島
エピソードトークとしてなんかこう、ちょっと変、逆に変になったりするかあるかもしれないんですけど、それが結構そのビジネスパーソンとしてなんかしっかり働くっていう風になるまで、当たり前になんかその日本語的な会話が普通に癖になってるはずだから、意図的にそこを結論から話すっていう癖をつけないといけないんですよね、最初。

川地
そうですね、こればっかりはこうある種訓練して直していくみたいな類のものかなと思ってます。

岡島
その上でやっぱその結論から話してもらわないと聞く側って結局その何の話をされてるのかっていうのがすぐ頭に入ってきにくいから、そこはやっぱりちゃんと癖にしないとっていうところですよね。

川地
この癖にするための話法というか、一つこう方法としてよく挙げられるのが、プレップ法、PREPでプレップ法っていうのがよく言われるんですけれども。

これは英語でポイント、リーズン、エクザンプル、ポイントで、要するに結論を話して、根拠を話して、具体例を話して、最後もう1回結論を話すっていう話し方をしましょうっていう方法だったりします。

岡島
結論をね、繰り返すとなんか伝わりますからね。

川地
そうですね。改めてもう1回最後に結論を言うっていうところも大事ですね。

他にもフレームワークとしては、SDS法っていうのもあるんだって今回学んだんですけど。

SDS僕知らなかったんですが、サマリー、要するにまとめ、ディティール、サマリー、まとめ、詳細、まとめっていう話し方っていうのもあるよみたいなのが紹介してたんですが。

今回のこのラジオでは主にこのプレップ法の方を紹介しようかなと思っています。

岡島
なんか結構基本的な形ですもんね、この結論、根拠、具体例、結論みたいな。

これ私も文章で記事とか書くときとかに結構ちゃんと意識してこういう構造でみたいなのをすごい考えながら書いてましたね。

川地
これはやっぱ話すだけじゃなくて、文章、伝えるっていう行為全般において大事なことですよね。

岡島
そうですね。

川地
まあこれ結論から話しましょう、プレップ法で話しましょうっていうのは簡単ですけど、じゃあ具体的に結論から話すってどういうことなのっていうと、この結論から言うっていうのをちょっとこう解像度上げて本質的な話をすると、要するに自分がしたい話を話すってことではなくて、相手が聞きたい話を最初にするっていうことなんですよね。

岡島
これね、本読んでて、確かになって思ったんですけどね。

川地
めちゃくちゃ思いましたね。さっき岡島さんもちょろっと言ってもらいましたが、やっぱり結論から話すことでちょっと頭に入ってきやすいというか、相手に聞くスイッチみたいなものを入れることができるっていうのがあるんですよね。

なので、そのために結論が何かっていうのを最初にはっきりさせる。

で、これ同時に相手が聞きたい話を最初にするので、この結論が必要に応じて、相手に結論とは何かみたいなのを相手に合わせて聞くというか、みたいなことも大事だったりしますね。

岡島
何が明らかになっているといいのかっていうと、ちゃんと擦り合わせした上で、それはこうですって言うってことですね。

川地
そうですね、まさにまさに。

岡島
大事ですね。

川地
なので、この結論を導き出す癖みたいなものをつけれるといいなと思ってます。

で、これ本に書いてあって、かなりいい言葉だったのでご紹介なんですけど、これ「考えるというのは、自分の内外にあるデータを加工しながら結論を導き出すこと」っていう言葉があったんですけど、

岡島
いい言語化ですね。

川地
いい言語化ですよね。

「考える」っていうことって何なんだろうっていうと、自分の内側にあるデータとか外にあるデータを加工しながら結論にしていく。

で、その結論から話すっていうのがとても大事かなというところです。

で、じゃあ改めて主張の組み立て方っていうのをちょっと説明するんですけど、これ主張の組み立て方っていうのは、さっき言ったようにプレップ、結論があって、根拠があって、具体例があって、最後にもう一回結論を話す。

なので、基本的に主張があって根拠があるみたいなワンセットだと思ってください。

なので、こうこうこういう主張です。
それに対して根拠があって、その根拠に対して具体例として例えばこんなことがあって、みたいなものが主張となっていきます。

岡島
「主張」という塊の話ですよね。

PREPでいうPREまでですね。

PREっていうのが一個の主張の塊って感じですね。

川地
そうですね、まさにですね。
で、これあの、こう主張に対する根拠って、当然一対一対応することがある場合で複数個あることがあるんですけど、これはちょっとっていうかテクニック的な話になるんですが、この根拠って大体こう3つあるといいって言われてるんですね。

岡島
3、3個でいい、なんか「言え」みたいなのありますよね、3つあってみたいな。

川地
ちょっと半分冗談でよく言われるんですけど、コンサルとか一流のビジネスパーソンはまず何も考えずに口癖的にまず理由は3つありますっていうところから始めるみたいな。

その後理由を3つとにかく出すみたいなことをするんだみたいなのがある通り。

これ半分冗談半分なんていうか大事なテクニックだと思っていて、この理由が3つあるっていうのだと受け手側としても聞きやすくなって聞いてもらえるっていうところがありますね。

岡島
まあ本来的にはね、ちゃんとそのちゃんと主張が何かしなきゃいけないビジネスシーンで主張しなきゃいけないというときは、

その主張と根拠3つぐらいちゃんと整理して用意しておこうねっていうのが多分あって、まあそういう意味で言うともう話し始めて、なんかそのまま流れで3つあってって言っちゃうっていうのはなんか準備できてないから、あんま良くない気もするんだけど、

なんかそれぐらいそういう形になってると結構聞きやすいというか聞き手的には説得力があるように聞こえやすいみたいな感じですね。

川地
まあもちろん本当は根拠2つしかないんだけど、3つ目を作りやすいみたいな、そこまではしなくて良くて、2つしかないので2つで全然良いんですけど、まあ「3つあります」っていうのをこう、癖にしておくと複数根拠を作れるようになりやすいよみたいなところかなと思います。

岡島
うん、複数あった方がね説得力が増しますからね。

川地
そうですね。

岡島
うん、そういう感じですね。

川地
まあなのでこう、と主張の説得力みたいなのを持たせるためにっていうところで話すと、今その主張と根拠の話をしましたけど、主張の組み立て方の話をしましたけど、まあ主張に対して説得力を持たせるためのポイントみたいなのがいくつかあって、まず1つ目はその主張、というかまあ結論ですね、これを明確にするっていうこと。

で、2つ目はこの主張を説明する根拠っていうのを、まあ今言った通りできれば複数用意する。

で、最後にこの主張の意味が繋がっているか、これはその主張をまとめてみた時にこれは○○だ、それは○○だからだってちゃんとその、
結論、根拠、の順になっているかっていうのをチェックする。

この辺りがこう揃っていると、主張の説得力っていうのはある程度こう担保されていくのかなという感じです。

岡島
そうですね、なんかこの辺がすごい基本というか、できていると、あの主張としてまあその基本の部分を抑えられているね、みたいな感じになりますよね。

川地
そうですね。

岡島
じゃあここまでを簡単にまとめておくと、まあコミュニケーションの鉄則として結論から話すっていうのがすごく大事ですと、で、まあそのフレームワークとしてPREP、結論(Point)、根拠(Reason)、具体例(Example)、結論(Point)っていう順番で話す癖をつけると、あのすごくいいですよと。

で、主張の組み立て方としては、まず伝えたい主張があって、それを支える根拠があって、さらに根拠に具体例がつくと説得力が強まるし、根拠が複数あるとより良くなるという形になっているという感じですね。

川地
そうですね。

岡島
うん、ほんとめっちゃ基本ですね。

川地
めっちゃ基本です。

岡島
大事。

川地
めっちゃ基本なんですけど、実はあんまりできてなかったとか、ちょっと忘れちゃってたなとかっていうのが多い部分なので、これ聞いた方はやっぱりこう改めて思い出してもらえるといいなと思います。

岡島
そうですね、やっぱ基本がめちゃくちゃ大事ってあのスラムダンクにも書いてあったので、めちゃくちゃ大事です。

スラムダンクめちゃくちゃ好きなんですけど。

川地
わかります。

岡島
情報小出しにしていく、己の。

はい、基本が大事ということで、じゃあ次行きますか。

川地
はい、お願いします。

主張を伝える上での注意点

岡島
じゃあ次が主張を、会話なのかテキストなのかいろいろあると思うんですけど、伝える上で注意点とか気をつける部分とか、その辺をいろいろ補足的にお話ししていこうというところでお話ししていければなと思います。

川地
そうですね、さっき基本と言ってしまいましたが、当然、ただやればいいというわけではなくて、意外とこう注意点とか気をつけることっていうのがいくつかあるので、それをお話ししていこうと思います。

岡島
お願いします。

川地
まず一つ目がですね、主張とかするときに意味が隠れてしまうと伝わりにくいっていうのがあったりします。

これは書籍にあった例が多分わかりやすいんですけど、まず悪い例としては、この会社が好き、業績がいいから。

これは実は意味が隠れちゃった。業績がいいから会社が好きっていうところは、ちょっと実は意味が隠れていて、正しい例として出ていたのが、この会社が好き、給料がいいから。

本当は給料がいいから好きなんだけど、それを業績がいいからって言ってしまうとちょっと遠いんですよね、意味が。

岡島
そうですよね。なんで好きかっていうとね、まあ業績がいい会社が好きっていう人もいるかもしれないんだけど、直接その自分のメリットになっているのは給料がいいっていう部分だったり、他の部分もあるのかもしれないですけど、こっちは意味通りますよね、ちゃんと。

川地
これはあくまで例でしたが、こういうふうにちょっと意味が遠いというか論理がちょっと遠くなって、理屈が一つ飛ばしになっちゃってるみたいな話し方をすると、結構伝わりにくかったりするなというのがあります。

岡島
そうですね、ちゃんと根拠の部分を、業績がいいとなんで好きなんだっけ、業績がいいと、あ、じゃあ給料がいいし、まあ福利厚生とかも充実してるよね、みたいな。

待遇がいいからじゃあ好きなんだね、みたいな。その理屈をちゃんとね、通るように、今川地さんに言ってもらったように、一つ飛ばしに飛躍しないようにっていうところをちゃんと見るっていうのは大事ですね。

川地
これね、結構話してる側の中ではこう通ってるつもりでも、意外と聞いてる側からはなんでってなりやすいポイントですね。

岡島
あーありますね。これがね、逆にその、なんか何かの業界知識的に相手と前提が共有されていて、こういう状況っていうことはつまりこういうことだよねっていう、なんかその共通の認識ができてる場合だと、全然これでどんどんむしろ会話が進みやすかったりするんですけど、
なんかいちいちそのね、みんな知ってるような前提の話をわざわざ理由としてはこうでって、掘り下げなくていいときもあるから難しいんですけれど。

川地
はい、というのが今伝わりにくくなるポイントの一つで、続きまして、注意点として、シンプルな言い回しをするっていうのがあります。
なんかトークストレートみたいにも書いてありましたね、シンプルに。

これはあの、端的に言うと、回りくどい言い方をしない。もう端的に、簡潔に、率直に、例えば、と思いますとかと考えてますみたいなことを極力減らして断言するみたいなところですね。

岡島
なんかね、遠回しな言い方しないとかね、それこそまあ結論ファーストを徹底できてれば割と大丈夫だとは思うんですけれど、なんかなんとなくその根拠みたいなところからぼんやり話していったりすると伝わりづらいですからね。

川地
あとはその、ちょっと変な駆け引きとかをせずに、聞かれたことに対してストレートに答えるっていうのも当然大事です。

よくあるのは言い訳しちゃうとか、それこそ言い訳って結論じゃないじゃないですか。理由、根拠の方ですね。

岡島
そうですね、理由ですね。

川地
なので、そっちではなくて、その言われたことにまず結論から答えるっていうのも大事です。

岡島
大事ですね。

川地
もう基本的に質問されたときにイエス・ノーで答えられるので、イエス・ノーで率直に答えるっていうところから始めるっていうのとかはすごく大事ですね。

岡島
そうですね、確かに。それは質問にもよるかもしれないけど、イエス・ノーで答えられるものはそうですね。

まず答えた上で、なんかその理由を伝える必要があるなら話していくって感じになりますよね。

川地
そうですね。そういった形でストレートに答えるっていうことが一歩目で、その先にじゃあ次どうしようかっていう順序になるので、答えずに言い訳から始めちゃうと、これどっちなん?みたいになっちゃうんで。

必ずそこはちゃんとストレートに、シンプルな言い回しでトークストレートをしましょうっていうところですね。

岡島
うん、そうですよね。大事。

川地
で、これやっぱりその回りくどい言い方とかしないっていう点で言うと、どうしても上司とかクライアントとかちょっと言いにくい方とかにも当然あると思うんですよね。

岡島
ちょっと上司に、言いづらいこととかね、ありますよね。

川地
まっすぐ結論を言うとか、そのちょっと言いにくいけどこれはまっすぐ言わないとなみたいなこととかも当然あると思うんですけど、これやっぱりこう、上司が何かミスってしまってるとか、上司の意見が何か間違っているポイントが明確にあるとかっていう時でも正直言いづらい。

だけど必要なことだったら、もう間違ってるのは間違ってると言おうっていうのがすごく大事です。

岡島
言わなかったことでもっと大変なことになっちゃう可能性もありますからね。

川地
で、それがその正直上司の機嫌を取ったりクライアントの機嫌を取ることが仕事の本質ではないじゃないですか。

岡島
まあわかんないですけど、それ自体が仕事の場合も多分あるってことですよね。

川地
もちろんもちろん。

岡島
なんか営業とかだとっていうこともあるんだけどっていう話ですよね。

川地
それもあるんだけど、多くの場合はやっぱりこう、主張するときって同じゴールに向かって目的を達成したいっていうことの方が多いと思っているので、そういう時は必要なことは必要なら言うべきですと。

で、これ何ですけどっていうのがまたあって、ちょっとこれいろんな本読んでるが故の難しさなんですが、一方で何でも正直であればいいっていうわけでもないですよね。

岡島
そうですね。
なんかさっき言ったように、相手の機嫌を取ること自体が仕事のパターンもあるし、別に仕事でも何でもないけど、相手はただ聞いてほしいみたいなこともありますしね。

川地
それこそちょっと1on1のコミュニケーションで上司・部下の間柄でとか話すときには、何というか必ずしも何でも正直というよりはちゃんと聞いてあげるとか、余計なことは言い過ぎないとかはすごく大事なことだったりしますよね。

岡島
大事ですね。結局その相手とか状況次第でちゃんと求められてる回答をするっていうのが大事で、それがなんか最初、なんか中々分かんないよみたいな時とかって結構大変かもしれないんですけれど、何か段々ね、分かってきたりするんじゃないかなとも思うので。

川地
そうですね。何でもかんでも正直じゃない、正直であればいいというわけでもないし、かといって全部嘘をつくっていうのも全然違うよねっていう、この何事もパキッとは分けられないんだな、ケースバイケースの部分が多いんだなっていうのはすごくあります。

岡島
大人って難しいな。

川地
人間同士のコミュニケーションってもう究極そういうもんではありますよね。

岡島
そうですね。

川地
はい。続きまして、ポイントとしては、言葉に詰まる質問が来た時にすぐに口を開かないっていうポイントがあります。

というのが、やっぱりあくまで整理された主張っていうのを伝えるのが大事なんですよね。

岡島
そうですね。

川地
なので、聞かれた時に一瞬言葉に詰まっちゃうような質問だったら、むしろちょっと考える時間をもらった上で結論から話すっていうのが大事です。

岡島
うん。これ前もちょっと触れましたけどね。

川地
触れましたね。

岡島
取り繕うように無理やり話し始める方がむしろ頭が悪く見えちゃうっていうこともあったりするので。

川地
そうですね。これやっぱ言われた時、単純に詰まっちゃうとかならともかく、ちょっと感情的に触れるような言葉を言われてしまうとかの時も、やっぱ感情に任せて反応しちゃうっていうのはあんまりビジネスのコミュニケーションによっては良いことではなくて、そこはやっぱり一旦冷静になって結論とかを整理して回答するっていうのが大事かなと思います。

岡島
なんかね、思ってなかった方面からの指摘が来て、やばいみたいな、焦っちゃうみたいな絶対あると思う。

まあ、なんかそれいきなりね、そんなスマートな対応できないことも多いと思うんですけど、
冷静になろうと努めて、数分ちょっと考えさせてもらうとか結構大事ですね。

川地
そうですね。

で、ここからはさらにプラスアルファというか、ここまでできるとよりすごいみたいな話なんですけど。

単純に一個結論考えるだけではなくて、その結論に対して相手がどう反応するかまで鑑みて、じゃあこのパターンとこのパターンとこのパターンといくつか案を考えて比較検討して話せると、さらに良いっていうところはあります。

岡島
一瞬でね、そこまでできる感じのはありますけど、理想としてはそれぐらいできると良いよみたいなのもありますよね。

川地
これはあくまで理想としてはって話はあるんですけど、まあそれができるとやっぱりこう、自分の何というか返答の手札も増えていったりしますし、かつこの人にはこう、この人にはこう、みたいな切り替えもできるので、そういう意味ではこう手数というかやり方が増えるっていうのは良いことかなと思います。

岡島
そうですね。

川地
という感じでこういろいろ注意点を話してきたんですが、最後にあの、やらなくていいことっていうのも当然あるんですね、この主張とか組み立て方において。

そのやらなくていいことをいくつかご紹介するんですが、まずあの、「プロセスを話す」っていうのはもう本当にやらなくていいです。

とにかく結論を言う。

岡島
長々とね。

川地
これが一番大事。もう今日はこれだけ覚えておいてください。もう結論を言うんだ。

岡島
まあそう、結論以外は極力削ぎ落としましょうっていう。

まあね、根拠の部分が大事なこともあるとは思うんですけど、これがこうなってこうなっちゃったので、今こういう感じになってるんですけどみたいなのはね、聞く側からすると全然状況把握できないですからね。

川地
で、次は、やらなくていいこととしては「気を使いすぎる」っていうところですね。

あの対立意見に対しても悪くないよね的に言うというか、こっちもいいんだけど、まあこっちのパターンもまあ悪くはないんだけど、やっぱりでもこっちが良くてみたいなこうどっちとも取らない主張がぶれちゃうようなことはやめましょうってことですね。

岡島
そうですね、これも前ちょっと触れましたけどね、その結局何が言いたいんでお前はってちょっとなっちゃいがちなね、言い方だと思いますね。

川地
これもある種の結論を言えてないに近いことですからね。

岡島
確かに。

川地
で、まあそれとまた近いような話なんですけれど、この「自分の意見とは違うことも同時に言っちゃう」っていうのはあんまりやらなくていいです。

なんていうかこう、例えばA案、Aという案を推しているときに必要以上にでもこのA案って実はこんな悪いところがあって、こんな懸念があって、こんなリスクがあってみたいな、必要以上に欠点を言わないっていうのは大事です。

岡島
なんかね、なんかこれも前ちょっと話した気がしますけど、こういう懸念があるんですけれど、プラマイプラですみたいな、この辺もちゃんと懸念も把握した上でプラなんですみたいなことがね、言えるとそれは良いと思うんだけど。

なんかその必要以上になんかその不安にならせるようなマイナスの話とかをそんなに無理にアピールしなくていいみたいな、ありますよね。

川地
全く言うなとは言わないんだけど、必要以上に言わないで、必要なことは言う。

岡島
そうですね。

川地
最後にあのやらなきゃいいことのポイントで、「必要のない笑いを入れることはやめよう」ってあの本に書いてあって結構耳が痛かったんですが。

これはプレゼンの最初のつかみとかアイスブレイクみたいな、最初にちょっと空気をつかむためにみたいなのが全然いいと思うんですが、

岡島
ちょっと和ませるみたいなね。

川地
プレゼンの途中とか中身の中で内容から逸れるような、ちょっと求められていない面白は入れない方がいいですと。

岡島
ノーセンキュー、必要のない、求められていない面白はノーセンキュー。

川地
胸が痛かったですね。ちょっと取ろうとしちゃうために。

岡島
そんな、そんなウケ狙うっけ?

川地
あれ?じゃあウケだと思ってないってことですかね。

岡島
そんな感じでしたっけ?

川地
僕の面白が岡島さんに伝わってなかったってことが今、コウラジの中で明らかに。

岡島
もうちょっと分かりやすくしてください。伝わる面白を。

川地
最後の最後に僕の反省が出てしまいました。

まあでもこれあの別の本とかでは本当、プレゼンのつかみって全ての空気を決めるぐらい大事なことだよみたいなことが書いてあったりもするぐらい。

笑いを入れることというか、空気を和ませること自体が悪いことではないっていうのは本当に言っておきたいですね。

岡島
そうですね。

それはね、やっぱり求められている部分なのでね。

結局やっぱり相手が求めているのは何なのかみたいなところを考えて話していくっていうのが、やっぱりこの辺に付随して大事なところなのかなと思います。

川地
そうですね。「結論から言う」にしたって、相手の伝えたいことから、相手が聞きたいことから言うっていうのがある通り、かなりこう相手が聞きたいことから言うっていうのがもう本当に本筋の通った主張というか、大事なことだなという感じがしますね。

岡島
はい。じゃあそんな感じでここもまとめると。

主張する上での注意点とか気をつける部分ですね。

まず、意味が隠れてしまうと伝わりにくいので、ちゃんと意味を一つ飛ばしにしないようにしましょうっていうところと。

とにかくシンプルな言い回しをするということを、イエス・ノーで答えられる部分はイエス・ノーで答えるところ。

あとは言葉に詰まる質問が来たら、すぐに口を開かない。一旦考えた上で話すっていう方がいいっていうところ。

あとはやらなくていいこととして、プロセスを長々と話すというところだったり、気を使って対立意見も悪くないみたいなことを言うとか、
自分の意見とはちょっと違うっていうところを話すっていうところとか、あとは必要のない笑いを取ろうとするっていうところですかね。

はい、こんな感じで。へこんでます?

川地
最後に僕の笑いは伝わってなかったんだなって気づいちゃって。

岡島
今もやってないですか?必要のない笑いを取ろうとして、必要以上にへこもうとしてませんか、今。

川地
やめてよ、これ以上僕を傷つけるのは。

岡島
分かりにいったからね。さっき指摘された。

エンディング

岡島
はい、という感じでコミュニケーション回の第3回でした。

やっぱりちょっと基本的な内容が多かったかなと思うんですけれど、改めてね、すごい大事で、なんか振り返りのきっかけになったなっていう感じでした、私としては。

川地
そうですね。

岡島
どうですか?

川地
やっぱり冒頭も言った通り、僕自身、新卒1年目の時にすごく叩き込まれた内容だったものの。

改めてこう話してみると、そういえばちょっと忘れてたなというか、改めて結論から話すってのは何でなんだっけみたいなところを復習できたというか、思い出せたので、すごくいい回だったなと思いました。

岡島
そうですね、なんか上司とかともやっぱり関係性が近しくなってくると、なんとなくプロセス、なんかダラッと喋っちゃったりすることとかあるから。

改めてね、少し逆にそういうコミュニケーションが必要な時もあるんだけど、ちゃんと大事なこととして覚えておこうというふうに思いましたね。

川地
そうですね。

岡島
じゃあ次回ですが、次は何の話をするんですっけ?

川地
はい、次回はですね、【話し方②】として相手視点で話そうという話をしていきたいなと思ってます。

岡島
そうですね、今日も結構何回か言いましたけど、とにかく相手の視点に立って相手が求めてる話をするっていうのがすごく大事ですよね。

川地
コミュニケーションのなんというかもう一番の真髄と言ってもいいかもしれませんね、相手視点で話をする。

岡島
そうですね、相手の視点に立つ。

まあなんかこっちもすごい基本なんだけど、なんかすごいより難しい基本というか、なかなかね、できてるようでなかなかできてなかったりっていうことが結構ある分野なので、ぜひちょっと聞いていただけるといいんじゃないかなと思います。

はい、じゃあ今回も聞いていただいてありがとうございました。

次回もお楽しみにしていてください。

川地
ありがとうございます。


今回は以上です!
それでは、すろすろ、すろーす!

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