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本の紹介『後悔しない時間の使い方』

こんにちは!Ryotaroです!
今日は、予定していたお仕事までに時間があったので、何か有意義にこの時間を過ごせないかなーと思っていたんですよね。

こういう時はたいてい読書をするのですが、今日はせっかくなら「時間の使い方」についての本を読んでみようと思い、こちらの本を手に取りました。

ティム・ボリスさんの著書『後悔しない時間の使い方』です。こんなときに読むのにぴったりなタイトルですよね。

この本が出版されたのは2024年2月23日ということなので、まだ読まれたことのない方も多いのではないでしょうか。

今回はこの本に書かれていた内容から個人的にハイライトをつけたところを中心に本書の魅力とそこから学んだことをシェアしたいと思います。


PART1生産性の本質を理解する

まず、本書の目次に目を通すと

PART1 生産性の本質を理解する

という文字が目に飛び込んできます。

「生産性、、またよくある生産性爆上げのために時間を無駄にするな系のビジネス書か、、」

と思ってちょっと萎えたのですが、そのPART1を読んでみるとこう書いてありました。

私が考える生産性の定義は、「楽しいと思うことや有意義だと感じることをして、その一方で大切な人と一緒に過ごすこと」である。

これを読んで僕は「めっちゃいい定義だな!」と思いました。この定義の中に、「働く」とか「効率」とか言ったことばがなかったので、一般的な「生産性(生産活動の効率性)」ということばとは少し違った角度から書かれた本なのかと思って、読んでいくのが楽しみになりました。


PART2時間に対する認識を改める

この本は、そんな「生産性の本質」にPART1で迫り、PART2では「時間」に対する認識を改めるよう読者に訴えかけます。

この、PART2で語られる「時間」もとても面白いです。つまり、時間とは「過去」「現在」「未来」のことですが、筆者は

過去は「終身刑」のように囚われるものではなく「人生の教訓」のように活かすものである。

と言います。面白い言い回しですよね。多くの人が過去に囚われ、「過去に起こった出来事を残念がる」ために「現在」を使ってしまうのですが、それはあまり意味がないよ、という主張です。

どうせなら、過去に起きたことを振り返り、それを教訓として未来に活かしていくようにすると未来を切り拓くことにつながります。

また、人には「想像力」が備わっているので、「未来」を有効に使うことが大事だとも筆者は言います。

「未来」に起こることを思い浮かべて「ワクワク」すること。これがタイムトラベルの正しい方法だというのが筆者の主張です。

とはいえ、人は「現在」の時間しか活用することはできません。

今この瞬間は、魔法が起きている時間だ。今この瞬間、楽しい思いをし、有意義な仕事をし、周囲の人とより深いつながりをつくることができる。今この瞬間を大切にすればするほど、人生はよりよいものになる。

と本書には書かれています。今この瞬間、僕はこの記事を書いているのですが、これは誰にやれと言われたわけでもなくただ好きで書いています。

これを書いて公開し、誰かに読んでもらう。その反応がSNSのタイムラインに流れる。それを想像するだけでワクワクしている自分がいるので今この瞬間の時間の使い方はこれで正しいのだと思います。

時間について論じるときには、言葉に気をつけなければいけません。それは、「時間を使う」という言い方ではなく、「時間を投資する」と言わなければならないということです。

要するに、浪費か投資かの違いということです。「時間がある」からといってその時間を投資に回すことができなければせっかくの時間がもったいないです。

では、どんな時間の過ごし方をすれば、それが「投資になっている」という実感になるのでしょうか。それは、その、時間に費やしたエネルギーが価値のあるものに変換されているかどうかで判断することができます。


PART3有意義な時間を過ごす

本書のPART3ではより詳しくそのことについて触れています。この章のテーマは「有意義な時間を過ごす」です。

この章では、自分の時間の使い方を最適化するときに考慮すべき7つの基準が書かれています。それは

①有意義である、②楽しい、③挑戦的である、④思い出に残る、⑤自尊心を高めてくれる、⑥効果的である、⑦健康に役立つ

です。①有意義である、が抽象的なので補足すると、これは「この活動に意味があるか?自分の価値観や目標、性格と合致しているか?」「その人やそのグループの人たちと一緒に過ごす時間に意味を感じるか?つながりを感じているか?」「創造性を発揮し、心の糧になり、生き生きするのに役立っているか?」ということです。

こうした7つの基準と、自分がこれからすることや今していることを照らし合わせて、どれにも合致しないようであればその行動は選択しない方がいいのかもしれません。


PART4時間を有効に使う

PART4では、「時間を有効に使う」ということについて語られます。そして、これは「お金を正しく使う」ということに帰結したな、という理解が僕の中にあります。
本書の中でも

お金の真価は、時間と労力を保存し、それをあとで使えるようにする力にある。

時間の使い方がうまくなるにつれて、お金を節約するために時間を使うよりも、時間を節約するためにお金を使うことのほうが大切だと気づくようになる。

とあります。時間をうまく使える人は、お金をうまく使う(=時間を節約するためにお金を使う)ができる人ということです。

具体的には

課題をアウトソースするか、友人や知人に支援やアドバイスを求め、インターネットで資金を集め、教育コンテンツを活用し、できるだけ頻繁にテクノロジーを利用しよう。

ということです。今後何かを学ぶときには、「この学びは時間を節約するための助けとなるのか?」という視点で学びを進めていこうと思います。


PART5驚異的な集中力を養う

PART5では、「驚異的な集中力を養う」というテーマが語られます。なぜ集中力が話題になるのかといえば、

1時間の価値は変動する。

からです。1時間の価値は、その時間を使って課題に専念することによって高まります。

つまり、より集中力を高められれば、その時間の価値を高めることができるのです。そのために、

  • 健康的な食生活を実践する

  • 睡眠を改善する

  • 定期的に運動する

というのは基本的なことで、それに加えて

  • 日々のルーティンを確立する

  • 注意をそらすものを排除する

ことなどが必要ということが書いてありました。

本の中にはより具体的な内容が書いてあったので、気になる方は本書を読んでみてください。


おっと、それでは仕事の時間になったのでここまでにします!有意義な時間を過ごせました!

それでは!

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Ryotaro|SWC
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