プロのレーサーになるには?レースは仕事?趣味?
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
レーシングドライバーの澤井良太朗です。
Twitterでのお伝えしましたが、
今回は、プロのレーサーになるにはどうしたらいいのか、レースは仕事なのか趣味なのかなどについてお送りしていきます。
1.プロレーサーとは
まず初めに、四輪レーサーにおいてのプロの定義です。
プロのレーサーとは、レース業だけで生計を立てられている人の事を指します。
つまり、四輪レーサーにはプロテストなどは無く、またどのカテゴリー以上がプロだという線引きもありません。
カテゴリーとは
皆様ご存知F1を頂点として、
F1
F2
F3
F4
スーパーFJ
とピラミッドの様にカテゴリーが分けられています。
また、屋根が付いているツーリングカー。
箱車と呼ばれる車両はフォーミュラとは違うピラミッドが構成されています。
2.プロのレーサーになるには
プロのレーサーの定義がわかったところで、次はどうしたらプロのレーサーになることができるのか。
についてです。
1番わかりやすいのは、自動車メーカーに、レースのドライバーとして雇われることです。
ただ、1番わかりやすい分、なるのもすごく難しいです。
または、自分が人気になり、影響力を持ち広告塔としてスポンサー収入を得ること。
結果を出して、コーチや指導者として収入を得ることなどがありますね。
方法は色々ありますが、1番大切な事は、人間性ですね。
レーサーにとって、速いことは当たり前になってしまいますので、速さプラスαで自分の武器を持っていないとなかなか厳しいかもしれません。
賞金も多少の収入にはなりますが、レースエントリー費やタイヤ代などで消えていき、赤字になる事もありますので、優勝賞金を所得と捉えない方が良いかもしれません。
3.レーサーは趣味?仕事
このタイトルをみると、??を浮かべる人もいるかもしれません。
F1レーサーなど、トップカテゴリーのドライバーは、勿論仕事としてレースをしていることでしょう。
しかし、私のような底辺カテゴリーのドライバーはどうしでしょう。
スーパーFJは頑張れば、一般の会社員でもギリギリ参戦できる費用のレースですが、
賞金がもらえるレースとなっています。
1位10万円、2位5万円、3位3万円
額は多くはありませんが、気持ち程度に貰えますね。
レースに出場する際、この賞金を獲得したくないと思う人はいるでしょうか?
少なくとも私は、受け取らないと言った人を見たことはありません。
となると、スーパーFJといえども業として扱われます。
また、金額の大小関係なく、スポンサーがついていると、それは仕事となってしまいます。
ロードスターのパーティレースなど、賞金が出ないレースなどは、仕事として扱われないですが、
パーティレースに出場するためにスポンサーをつけてしまうと、それは仕事になります。
ここからが重要です。
賞金は、基本的に所得になりますので、税金がかかります。
一時所得として扱われますので、年間50万円以上の賞金を得た場合は、税務署に申告して、しっかり税金を支払わないといけません。
4.まとめ
どのカテゴリーでも、レーサーって難しいですね。
お金を集めるために必死で営業したり、スポーツ選手として、身体を鍛えたり、お金の管理も怠ってはいけなかったり。
普通のスポーツとは少し訳が違いました。
全てを兼ね備えた人だけが、プロのレーサーになれるということですね。
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