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経験談から気づいた社会人サッカーの現状


はじめに


僕は大学卒業も本気で上を目指す為に、
社会人チームでサッカーを続ける事を決意した。

しかし、そこでは全くと言っていいほど結果が出せずに現実を思い知った。

僕は大学4年間、大卒でJリーガーになってやるという思いで誰かの背中を追いかけてサッカーに取り組んだつもりだった挙句、練習とか平気でサボって、結果なんてどうでもいいような人たちと同じ立ち位置なんだと思い知った。

それから、社会人としてやりたいサッカーの時間よりやるしかない仕事してる時間の方が圧倒的に長く、サッカーする時間より仕事の疲れを休める時間の方が必要性を感じたりもした。

そんな戸惑ってた時、なにすればこの現状を変えられるかを真摯に考えた結果、今僕が所属している、本気でサッカーで上を目指す選手達が移住してきた南紀オレンジサンライズFC(以下オレサン)に、代表の森永さんから熱心なお誘いを受けて入団する事だと判断した。

その結果、今までで一番と言っても過言でないほど真剣な人達とサッカーができており、それを成長に繋げてやると言う思いで日々取り組んでる。

そんな僕の経験談を、これから社会人チームでで本気でサッカーしたい人の役に立てればという思いで本記事を書きました。

最後まで読んでいただきたいです。


練習と選手の取り組み方の特徴


まず僕が大学のサッカー部から社会人サッカーチームに移って思った事は『格段にルーズになったな』だ。

どんなところがというと、大きく分けてこんな3つの練習の特徴がある。

練習の特徴第3選
①来ない人の方が多い日なんてザラ
②遅く行って早く帰るのが一番
③集合時間がないようである
④練習は基本的にしてないか自由参加レベルか

社会人チームは④のように練習がなかったり、あったとしても自由参加レベルで『遅れて行きます』ってけば良いようなチームも多くあるので、①②③のような現状が多発していると実感した。

そのことから、『社会人チームでサッカーと仕事両立してる人すごいと思うよ』なんて事を大学の時に言われたことに対して、僕が社会人サッカー経験し、結論から言うと、基本的に下のカテゴリーのチームでやってる人ほど両立なんてしてないし、両立してる人やチームは例外なんだな、と実感した。


それで、社会人サッカー選手の特徴は、大きく三つに分けるとこんな感じ。 

①毎回練習や試合にきちんと参加する人
②練習は行かないけど試合だけ行く感じの人
③気が向いた時しか練習や試合に行かない人

これはやっぱ、上のカテゴリーでサッカーをする人ほど①の人がたくさんいて、下のカテゴリーの人ほど③な人が多い感じだ。

やっぱ社会人チームでも本気で上を目指してたりライセンス取得を狙うチームはクラブとして選手に①を義務付けてるはずだろう。

それから、下のチームに行くほど練習は特になくて試合だけやる感じのチームもいっぱいある。

でもそんななか、今年和歌山一部でJ7相当のオレサンがみんな①という例外もある。

僕がそんななかサッカーやれてるのはとてもありがたいし、その環境を大事にして自分のスキルアップに繋げようという思いで臨んだ。

それで社会人サッカー選手は、②、③の人が多いんだなって社会人になって感じた。

そりゃ社会人になってサッカーを毎回練習や試合に行かないで、気が向いた時だけ行った方が仕事やプライベートに支障ないしなって思いますしね。

それで社会人チームで本気でサッカーやるには、自由時間が家族や友達との接点を取るのが難しくなったり、仕事の雇用形態にもよりますが、給料が安かったりもしますからね。


こんななか思ったのは、やっぱ本気のサッカーをJリーグでお金貰いながらやることに越した事はないんだな、と、実感しました。

サッカー選手は一握り以外は給料が激安、ってやつですね!笑

レベルと環境


日本の社会人年代(第一種)のサッカーは上から順に、Jリーグ→JFL→地域リーグ→県リーグ→市町村リーグの順に並んでる。

それでJFL以下からはカテゴリーをJ4(JFL)、J5(地域リーグ1部)と呼んだりもする。

そこで僕が考えるのは、地域リーグ以下からは、地域によっては県リーグの方が地域リーグよりレベルが高かったり練習環境が整ってることがよくある。

実際に僕自身がこれまで社会人サッカーやってみて、当時北信越一部(J5)だったリベルタスより東北二部南(J6)の大山の方が明らかレベルが上だったり、現在和歌山一部(J7)でカテゴリーで言えば、僕の歴代所属社会人チームで一番下のオレサンが、寮があって仕事を斡旋してもらえて練習参加が義務付けられてたりで一番環境が良い。

このことから、本当に地域によっては下のカテゴリーのチームの方がレベルが高かったり環境が整ってたりする。

それで僕は、Jリーガーになる夢を叶える為には、練習とかにちゃんと人が来ないような地域リーグなんかよりも、ちゃんと人が来る県リーグでやった方が全然良いと強く実感した。

なので社会人サッカーを本気でやりたい人には、カテゴリーよりも練習環境や福利厚生などをしっかり確認してチームを選ぶべきだと思います。

それにチームのスタメンになって活躍するのでなく、4番手でもいいから上位カテゴリーに所属したがるような、「〇〇に所属する事が目的な人はプロ向きではない」と誰かが言ってましたし

セレクションの真実


ここでは、今後日本の社会人のチームのセレクションを受けるのを考えてる人へのアドバイスを言います。

ここで言うチームは、J3以下のカテゴリーのチームで、その辺からセレクションを年末年始にやったりするチームが出てきまして、こんな感じでセレクションをやってると確信した。
①セレクションを主体としてるチーム
②選手に払わせる参加費を稼ぐ為にやってるチーム

それでJ3・JFLのチームでセレクションやってるチームは毎年それぞれ2〜3チームほどありますが、それはまさに②で、99%受からないと認識しといてください。

それでその僅かな可能性を実現する為にすべきことは最低以下のどちらかだと思います。

①圧倒的なプレーを魅せる
②ツテや推薦を使う

①についてはホンマに上手い選手はセレクションで合格出来ますし、実際僕が知ってるセレクションからJ3・JFLに入団した人は、翌年はもっと良いチームに移籍してる選手がほとんどなので、それぐらいインパクトを残す必要がありますね!

②についてはやはりコネのある人に紹介された方がこのご時世有利ですし、僕の知り合いなんかでも、JFLや関東リーグのチームに入った経緯は、ツテを使ったって人が多いですからね。

それと社会人サッカーの試合には、チームのスカウト等が視察に来るようなことは、基本的にないですからね。

おわりに


これまで僕の社会人サッカーでの様々な経験や事情について読んで頂きありがとうございました。

僕が社会人チームのことで伝えたいことを項目別にいいますと

・練習がなかったり自由参加なチームが大半
・本気でサッカーやりたいなら収入や自由時間を失う覚悟も必要
・上をを目指したいならカテゴリーより練習環境などを重視せよ
・レベルの高いチームに入りたいならコネのある人と繋がると良い
・J3・JFLクラブににセレクションで入団するのは最終手段

こんな感じになります!

みなさん僕と一緒に頑張りましょう!!!

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