【能力込】好きな体のパーツ
ボナセーラ。天気予報で言われる「史上最強の〜」は信じない松下です。
みんな好きな体のパーツってあるよね。
僕の場合は「目」。睫毛長いし二重なので、ビックサンキュー両親って感じでずっとやってきたんだけど、この前ふと立ち止まって考えたのよ。
俺はこいつの見た目しか評価してなくね?と。
好きな体のパーツ聞かれた時の答えって、自然と外見だけで判断してるし、聞く側もそれを期待してる。
「俺は脚かな!このダッシュ力がさぁ!」なんて能力込みで話してるやつ見たことないし、そんなん言われても苦笑い一本でその場を乗り切る自信しかない。
だがしかし。見た目だけで評価されてはパーツ側としても不本意だろう。
よって今宵は公正なジャッジメントをくだし、永らくトップを独占し続けてきた目内閣に一石を投じたいと思う。
それでは頭の上から足の先にかけて、ダメ出しスタート。
※評価はS、A、B、Cで分ける。
(「親からもらった大事な体にダメ出しなんて〜」という批判はなしでオネサ。全てのパーツを愛してるのは大前提なので。)
①髪の毛 【S】
初っ端からSは文章構造的に絶対避けたかったのだが、自分に嘘はつけない。僕の髪の毛は本当に優秀で、ワックス映えが素晴らしい。
硬さと質がちょうどよく、少し濡らせばパーマ感も出るため本当にお世話になっている。
「松下って髪でごまかしてるよね」昔から散々言われてきた言葉だが何も響かない。裏を返せば「この髪の毛のおかげで高評価を得てる」ってことじゃねーか!ありがとう髪の毛。それなりの金は投じる気なので、ハゲる時は前もって教えてくれ!Sランクおめでとう。
②耳 【B】
コイツは病弱で、中に水が入るだけで小さい頃よく中耳炎になった。何度君を恨んだことか。今もお風呂上がりに水が入ったままだと、軽く不安になるので勘弁してほしい。
能力的には一長一短で、よくものは聴こえる方である。自分の名前を誰かが言ったら瞬殺で気付くので、僕の悪口を言う時は半径10m以上離れることをオススメする。
ただ耳と脳みその連携がすこぶる悪く、耳から得た情報を記憶するのがすごく苦手。人の話は覚えてない。聞いた名前を覚えるのも苦手。
記憶しなければならないことは、後述する「目」にほとんど頼ってるので、そこは責任を感じてもらわないと困る。
病弱・地獄耳・記憶力を総合評価し、Bとしたい。
③目 【B】
冒頭にも書いた通りルックス的にはNo.1。
記憶力がすこぶる良く、勉強系はもちろん、舞台の台本もほぼ目で記憶してる。なぜ目で記憶してることが分かるのかというと、何かを思い出す時には目で見た映像が出てくるからだ。おかげさまで一度行ったら場所は忘れないし、髪切ったなどの変化にも気づきやすい。一度会った顔は忘れにくい。
ここまでだけならSランクなんだけど、残念ながら視力が悪すぎる。
良い能力を持っていたとしても、メガネとコンタクトを失った瞬間に、こいつは何も機能しなくなる。誰かに頼らないと僕は動けませ〜ん、なんてガキじゃあるまいし、そろそろ自立してくれないと困る。
加えてちょっと目を擦るとすぐに充血して被害者ヅラしやがる。あれは大袈裟すぎるぞ。
メンヘラ野郎の観点を加えて、Bランク。
④口 【B】
見た目も能力も何も思っていない。Bランク。
あ、でも滑舌いいからやっぱりAランクか?
でも舌バカで味オンチだからBランクのままでいーや。お疲れ様でした。
⑤腕 【C】
我が体で1番の問題児。
こいつが貧弱野郎だと発覚したのは、中学の時のスポーツテスト。ハンドボール投げで周りが20〜30m飛ばす中、僕の記録は12m。
また、腕相撲は高校になるまで4歳下の妹に勝てたことがなかった。思春期どまん中の松下少年に、どれだけの悲壮感を与えたか自覚してほしいもんだ。
女々しすぎて言葉が出ない。そろそろ筋肉つけないと前人未到のDクラス入りもあるから覚悟しとけ。
⑥手 【S】
先ほど散々罵った雑魚ボーイの先っぽには、可愛いお姫様が住んでいる。
僕は手が綺麗だと褒められることが多く、これだけで得したことは数知れず。
字が上手なのと、大抵のことは器用にこなせるので手にはとても感謝してる。まぁ強いて言うなら生命線が異常に短いことが玉にキズかな。
ただ寿命と引き換えるくらい優秀な手なので、本当に気にしないでいいからね。可愛い子ちゃん。Sクラス。可愛い。
⑦腹 【B】
27年間たるんだことのない意識の高さは高評価。社会人時代に一瞬危うかったが、芸人になった瞬間にすぐ立て直してくれるという空気読む力も良き。
ただ食べ物の作用に弱い。お茶を飲めば利尿作用、牛乳飲めばすぐ下痢をかますため、幾度となく電車内で地獄を見てきた。
見た目だけ良く中身は弱いという内弁慶プレイのため、Bランク。
⑧脚 【ZZZ】
腕と対をなすくらいの暴れん坊将軍。
まず細い。人力車ひいてた時は「その脚で大丈夫?」とお客さんに不安感を植え付けてたくらい細い。
あとなんてったって硬い。腕の先には手というお姫様が住んでたが、脚の先には足首という魔王が潜んでいる。
畳文化ほとばしるこの国で、正座ができないことは致命傷である。その原因となっているのが、何を隠そう硬すぎる足首様なのだ。
こいつに関しては恐れ多すぎて、腕のようにダメ出しなんて出来ない。「ストレッチ」という名の勇者が過去何度にもわたって魔王へ挑戦したが、全員やられた。
もう僕は逆らおうなんて思っちゃいない。甘んじてこの恐怖の大魔王と生涯を共にするしかないのだ。
その最低すぎる機能に敬意を込めて、ZZZを献上したいと思う。
以上、能力込みで自分の体にダメ出ししてきましたが、冒頭にも述べたとおり基本的に僕は自己肯定感強めなので、本気で嫌ってないです。
みんなも好きなパーツ聞かれたら「見た目的に言うと〜」と加えてあげるだけで、相手は「見た目のみのバージョンか。てことは能力込みのバージョンもあるのか。公平な人だな。」と感じ取ってくれるので、今のうち能力込みの評価表を作っておいてね。
※イタリアのレストランって水も有料らしいですよ。
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