“シリシヨク”@名古屋市栄Red Dragon(20200711)後記
オープンと同時にお客さんがたくさん流れ込んできたので、バーカン前で隣にいた方に僕が「すごいですね。」と呟いたらその人が、主催のししどさん(女の子)がSNSの駆使と現場に足を運ぶことと、自身の活動を頑張っている賜物だと教えてくれました。
「えっ!あの子も歌うの!?」なんて言った矢先にオープニングアクトとしてステージに出てきてめちゃくちゃ良いパフォーマンスをしていたので思わず唐突に「しかも上手え!笑」なんて叫んだ気がします。笑
その日の打ち上げで彼女自身に誰が印象的でしたかと聞かれて悩んだのですが、もしかしたら本当に主催のししどさんが一番ズバ抜けていたと思います 笑
僕はつい最近まで、ただ感情を叫んでいるだけのライブしかできなかったし、今もそれの延長でしかないから、自分より若い世代の子達は本当に素敵な才能を持った原石ばかりだと思いました。
純粋にラップの上手さを追求する子、憧れたHIPHOPを昇華して体現しようとする子、TikTok世代ど真ん中で何年か前には親しみがなかったような歌を歌う子。あえて名前は出しませんが原石ばかりでした。
一皮剥けた時や不意に訪れるタイミングで彼らの中の誰かも、きっとあいつらと同じように有名なアーティストに化けるのだろうと思うと、今から楽しみです。
イベント中にラップバトルも催されていて、勝つとライブ権が付与されるシステムだったみたいで、そこに賭ける皆の熱気も初心を思い出させてくれました。
SKRYUがその熱に後押しされてエントリーして優勝してしまいました 笑
SKRYUはいろんなお客さんに酒を奢ったり、フロアでダンスしていたりでベロベロでした。だから彼がライブを無事にやりきった時には安堵感がありました 笑
冷房から滴り落ちてくる水滴でできた水溜りの上で酔い潰れてびしょ濡れのSKRYUを、箱のスタッフのクレハさんが担いでホテルまで運び、そのあと打ち上げでご馳走してくださりました。クレハさん何から何まで本当にありがとうございました。
リハの時間から最後の最後まで、あやすた君やSAKURA君とTyŁAがインフラ整備をしてくれていました。僕自身も本当に助かりました。イベントの成功はこの3人の支えあってのものだったと思います。
TyŁAはまだ成人式も迎えてないくらい若いのにテキパキと場を仕切っていたから怖いくらいしっかりしているなあと思ったら、オープンからクローズまで、衣装のスーツで壇上を転がりまわっていて子供店長みたいで可愛かった 笑
SAKURA君の彼女さんがイベント中、一眼レフで撮り貯めた写真を共有してくれているみたいです。
お客さん出演者さん含め、サポートしてくださった全ての皆様に感謝と御礼を申し上げます。
キラキラした目で俺を見てくれる人、少し退屈そうにしてる人、酔っ払って気持ちいい気分になっている人、僕の次にライブするゲストを待ちきれない様子の人、涙を流してくれる人。
その全てが今の自分にとっては本当に奇跡的で、心に優しい光景でした。最後までお付き合い頂き、本当にありがとうこざいました。
そして宍戸さん本当にありがとう。
オファーを受けてから当日の最後の最後まで、お気遣いと丁寧な対応を本当にありがとう。
こんなご時世ですが、皆さんどうかお身体にはお気をつけて元気にお過ごしください。
またどこかでお会いしましょう。
Ryota Matsuzawa
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?