ダストバグデスのおまけ記事

前の記事の添削で消えた部分をまとめました。ゴミの詰め合わせセット
1章では紹介しきれなかったチップやナビカス、2章では立ち回りについて触れています。

1.構築作成の心得

1-1.入れた方が良いチップ

ロックマンエグゼのフォルダは30枚ですがその30枚の内20枚ほどは固定です。具体的にはこちらのブログでパライソさんが公開しているものが簡潔でわかりやすいと思います。その中でも、当記事ではダストバグデスに必要なチップに絞って解説していきます。

①防御
インビジブル×3、カワリミ×0~3、バリア100×0~3、バリア200、ドリームオーラ
インビジブル、バリア200、ドリームオーラは必須です。カワリミに関しては前述のようにカーソル系統に弱い部分があるので、代わりにバリア100を入れる場合もあります。ただしバリア100の方が防御としては弱くコードも*がないため、好みが分かれます。

②エリア系
エリアスチール×5、パネルスチール×0~3、エリア返し1~3
エリスチは5枚必須です。ここでいうエリア返しはスチールパニシュ(パニッシュではない)、スチールリベンジ、ジャッジマンの3種類で、相手に取られたエリアを返す効果があります。エリア返しとパネスチはトレードオフの関係で、エリア返しを多めにするならパネスチは入れなくてもいいでしょう。

③風
フウジンラケット×0~2、テングマン×0~1
フウジンラケットは6シニア最強チップのドリームオーラを対策できるチップです。またジャッジマンにはエリアを返す効果はあっても相手を押し出す効果はないので、よくジャッジマンと組み合わせて使われます。同じくテングマンはバリア対策としての役割もありますが、ダストクロス対策で用いられるキラービーストの対策として使われます(キラークロスは風系統が弱点なため)。
ただし、先述のようにダークサンダーの攻撃力は200あり、ファルザー版にはテングクロスもあるので、慣れれば風無しでも問題なく使うことができます。

④アンインストール
アンインストールをつける非暗転チップ、アンインストール
B左の対策です。アンインストールをつけるチップは一般的にマシンガン1が用いられますが、下記の⑤と共有する場合もあります。

⑤水属性
バブルスター、アクアドラゴン、エレメントマン(合計で2枚くらい)
チャージクロスの対策です。バブルスター3はGコードでアンインストールをつけることもできる優秀なチップで、アクアドラゴンはHコードとSコードという優秀なコードを持ち、それぞれバリア100やスチールパニシュと合わせて使うことができます。
エレメントマンは攻撃範囲が狭いうえにエレメントマン自体が非常に汎用性の高いチップなので、どうしてもチャージクロスに困った時の奥の手として使われます。

⑥カーソル系統
マシンガン、マグナム、キラーマン(合計で1~2枚)
グランドクロスの対策です。マシンガンは非暗転でアンインも付けられる優秀なチップです。マグナムはコードの関係上あまりダストバグデスでは採用されませんが、エアシューズの少ないシニア環境においては狙って穴をあけられる上に罠チップもはがせる超優秀なチップです。キラーマンは罠だけでなくインビジブルも無効化できます。

⑦メガ枠
キラーマン、エレメントマン、ジャッジマン、ダブルビースト、キラーマンSP、グランドマンSP、ブラストマンSP、ブルースSPなど
前3つはほぼ必須でどんな構築にも入ります。
ダブルビーストとキラーマンSPに関してはそれぞれコードがW、Kなので、その両方のコードを持つバリア200とセットで入ります。そのため、ダブルビーストとキラーマンSPはどちらか片方を入れる形になります。グランドクロス対策を重めに見るならキラーマンSP、そうでなければダブルビーストが良いと思います。
グランドマンSPはグレイガ版でメインのダメージソースになるスラッシュクロスを剝がせる上にダメージも高く、ヒビも作れる万能なチップです。
ブラストマンSPとブルースSPはコードBで揃っており、またコードBはスチールパニシュと合わせて使える優秀なコードとなっています。

⑧ギガ枠
バグデスサンダー
早めに来ることをお祈りしておきましょう。

⑨その他
ヘビーゲージ
ダークサンダーで殴り続けるためには必須です。

1-2.絶対に入るナビカスと意識すべきバグ

ダストバグデスの必須ナビカスはカスタム+2、スーパーアーマー、ファーストバリアです。
・カスタム+2
カスタム+1が2つでも構いませんが、合計でカスタム7出ないと回しづらくなってしまいます。

・スーパーアーマー
またダークサンダーのためうち時間は長いのでスーパーアーマーは必須です(というかどの構築もスーパーアーマーは入ります)。

・ファーストバリア
ファーストバリアは1ターン目にダストクロスになる関係上、カーソル系統の攻撃から身を守るために必要です。

同様に、ナビカスを組むうえでは意識しなければならないバグもあります。バグは
①エリアの外にはみ出す
②プラスパーツをコマンドライン上に置く
③同じ色を隣り合わせる 
の3つによって発生します。物によってはバグのレベルが存在し、バグが強くなっていきます。ただしそれらとは別に色を5種類以上使うことでステータスバグが発生します。

・カスタムOPバグ
カスタム系やメガフォルダ、ギガフォルダなどがバグると発生します。1ターンごとにカスタムが1づつ減っていくようになります。バグのレベルが1だと4ターン目から減り始めますが、バグのレベルが上がるごとに減り始めるターンが1ターンづつ早まっていきます。このバグを入れる場合、フォルダにバグシュウセイを入れる必要があります。ちなみにOPはオープンの略です。

・いどうバグ
ファーストバリアやシールド、スーパーアーマーなどがバグると発生します。移動した際に端から端までワープするように移動するようになります。バグのレベルは存在せず、何個バグらせても同じ効果となります。一般的にはこのバグを入れる場合、フォルダにバグシュウセイを入れる必要があります。

・サポートバグ
サポート系3種がバグると発生します。サポートが発動しなくなります。このバグはバグシュウセイによって治せないため、サポートを入れたい場合には絶対に出してはいけないバグです。おとなしくバグストッパーを使いましょう。

・バスターからうちバグ
アタック、ラピッド、チャージがバグると発生します。バスターが一定の確率でからうちになり発射されませんが、その分チャージショットと同じ攻撃力のバスター(暴発と呼ばれています)が出ることがあります。バグのレベルが上がるごとにからうちの確率と暴発の確率がそれぞれ上がっていき、最大のレベル3では3/16で暴発し、それ以外すべてからうちとなります。このバグは放置しても大丈夫なバグです。むしろ利用することの方が多い。

・ココロバグ
ユーモアセンスやリズミカルポエムがバグると発生します。ココロウィンドウが勝手に変化するようになります。6ではフルシンクロや怒りなどメリットのあるココロ状態が多いので利点となるバグです。しかしシニアでは入れにくいため、入れるためには専用構築が必要となります。ダストバグデスでは使えないと思ってください。

・ステータスバグ
上記のバグとは少し性質が違うバグで、ナビカスの色が5種類を超えると発生します。1ターン目の開始時にロックマンが混乱、盲目、インビジブル、無敵のいずれかの状態に変化します。持続時間は5種類で5秒、6種類で10秒です。ただし1ターン目にクロスすると無敵は消えます(おそらく仕様ですがアドコレで変更される可能性のある部分だと思います)。良い効果と悪い効果がランダムに発生するため好みの分かれるバグです。ステータスバグがないとトリプルバトルの2戦目以降に初手ダブルビーストを撃たれるなど、トリプルバトルでは若干のデメリットを背負いますが、基本は好みの問題になると思います。

1-3.構築例

ナビカスとフォルダを3パターン用意しました。基本的にどの組み合わせでも使えますが、ナビカスにバグストッパーが入っている場合バグシュウセイは要らないので代わりにカワリミでも入れておいてください。各々の利点を説明するので、好きなものを選んで使うといいと思います。

・ナビカス
①暴発利用型
ラピッドMAXによってからうちバグlv3が発動しています。これによってバスターが暴発するので、ダークサンダーで対策しにくいカワリミの対策をすることができます。

②カスタムOP無し型
カスタムOPバグは事故の原因になるため消した型です。その代わりにいどうバグが入っていますが、ダストバグデスはいどうバグで思ったところに立てなくてもダークサンダーで攻撃可能なので、一応動けるようになっています。

③バグストッパー+サポート2種型

バグストッパーを入れることでフォルダにバグシュウセイを入れなくてもよくなり、フォルダの枠が1枚空くのが利点です。安定性が上がった分HPは下がっています。

・フォルダ
①H-Z軸

Hコードの水属性を採用することでチャージクロスの対策が可能な構築です。Hコードはバリアと水属性チップを使える利点があり、サンクチュアリによって防御寄りの構築になっています。

②S軸

Sコードによってスチールパニシュと水属性が入ります。スチールパニシュは最大3枚まで入るため、よりエリアを取りやすくなっています。またスラッシュマンSPもSコードなので、場合によっては採用してもいいかもしれません。

③H-B軸

Bコードによって強力なメガ2枚とスチールパニシュが入ります。スチールパニシュでエリアを取りやすくなるほか、メガにブラストマンSPがあるのでトマホーククロス対策としてエレメントマンSPの代わりに入れることができます。水属性チップはBコードに良いチップがないため、代わりにHコードからアクアドラゴンを採用しています。

1-4.構築例(僕が普段使っている構築)

ここに載ってるやつです。

スチールパニシュはかなり強いチップなのですが、コードが多くなってまわしにくくなるため、代わりにパネルスチールを採用しています。また火力は十分あるのでスーパーバルカンは抜きました。またダブルビーストの代わりにキラーマンSPを採用することでグランドクロス対策をしています。慣れればキラーマンSPの方が強いと思います。

1-5.その他強いチップなど

①ナビスカウト
相手のナビチップを奪い取れる罠チップです。エグゼ6はメガチップならダブルビースト以外すべて奪えるのでかなり強いのですが、場合によってはバグデスが消えてしまうこともあります。
ナビスカウトは強制発動なので、自分がナビスカウトを貼っている間にバグデス使用→相手のナビチップカットイン→ナビスカウト発動となり、最初に使ったバグデスが消えます。この点に注意して使えれば強いと思います。
サンクチュアリと一緒に採用すると相手のエレメントマンを消せる可能性があるので強いです。

②トップウ
置くと壊されるまで風が吹き続ける置物です。アンインストールを確実に当てたいときに採用します。アンインストールは非暗転チップなので相手にバリア系を使われて当たらなくなることがあるので、トップウを置いておくことで当てやすくすることができます。

③アイスシード
氷パネルを生成できます。このゲームは氷パネルは自然に消えず、またフロート効果を持つのはファルザー版の獣化のみなので結構刺さります。相手がグレイガ版だと詰ませられることもあります。

④ヒートマンSP
攻撃力が260と高く、スーパーバルカンを採用する場合にはトマホーククロスケアとして使えます。またコードもHなのでアクアドラゴンやバリア100と合わせて採用しやすいです。

2.細かい立ち回りについて

2-1.ダークサンダーの避け方・当て方

ダークサンダーは以下の2つのルールに従って動くようになっています。
①相手がと縦列が違う場合、縦列を合わせるように前後に動く。
②相手と縦列が同じ場合、横列を合わせるように上下に動く。
つまり、ダークサンダーと横列をずらして前後に動くことで、ダークサンダーを避け続けることが可能になっています。これを防ぐための当て方として、全部で3つの方法があります。
①エリアを取る
3×3のエリア状況ならずっと避けることが可能ですが、2×3のエリア状況だとどうやっても当たるパターンが出てきます。そのためエリアを取ることが重要になります。
②前のダークサンダーと縦列をずらして撃つ
ダークサンダーは最大2つまで場に存在できるので、1つを避けているところにうまく2つ目を出すことで当てやすくなります。具体的には縦列をずらすことと、角に挟むことを意識すると当てやすくなると思います。
③テングクロスのB左スイコミを使う
相手をずらすことでタイミングをずらします。チャージクロスやシールド系にも有効でちょっとだけ当てる可能性が高くなります。あくまで小手先の技なのでちゃんと対策した方がいいです。

2-2.その他の立ち回りについて

さっきも紹介したけどパライソさんのこのブログがマジで有用なのでとりあえず全部目を通した方がいいです。今回はそこに加えてダストバグデスで特に意識した方が良いことを書いていきます。

①キラービーストの対策
相手がグレイガ版で初手獣化orキラークロスになってきた場合、注意する必要があります。この場合相手は2ターン目にキラービーストになってチップのAためうちをしてきますが、このAためはこのゲームで最強の性能をしています。攻撃力200でドリームオーラ貫通できる上にカーソル系統と対インビジブルがついています。しかも相手にオートで狙いをつけて攻撃し、見てから避けられる発生速度ではないです(当時の全国優勝経験者も避けれないって言ってたんで無理)。これをまともに食らってしまうと、簡単にダストクロスを剥がされてそのままゲームエンドです。そのため、キラービーストの対策が必要です。以下の3つの対処法をうまく使って耐えきりましょう。
(1)フルカスタムを持ち越す
相手がキラービーストになる場合、1ターン目にフルカスタムを使わずに持ち越し、2ターン目にすぐフルカスタムを使用することでダストクロスを少なくとも1ターン長く維持できます。ただし2つのデメリットがあり、1ターン目のカーソル系統の攻撃に対応しにくいこと、2ターン目のフルカスタムの前に暗転のカーソル属性の攻撃をされることです。このデメリットを考慮すると、相手がグレイガ版と思われる場合1ターン目に可能な限りバリア系を選んでおきたいです(ファーストバリアがなかったらグレイガ版っぽいです)。
(2)避ける
さっき避けられねえって言っただろ、と思ったかもしれません。正確には避ける可能性を高めることができます。それは移動をスムーズにし続けることです。移動のフレームが噛み合うと避けれることがあるのでひたすら移動すればいい、ということです。具体的にはエリアの端に移動入力をしないように意識することです。例えば最上列で上入力をできるだけしない、ということです。悪あがきですが意外と効果があります。1ターンに飛ばせるキラーテイルアロー(キラービーストのAためうち)は5枚までなので、バリア100を2枚で受けつつ1,2回避けれれば完全にいなせることもあります。
(3)キラークロスを剥がす
風属性の攻撃で剥がせるため、テングマンを採用したり、獣化して気合でフウジンラケットを当てたり、意外と剥がせるチャンスはあります。また、これはダストクロスを剥がされないための対策とは異なるのですが、バグデスを引けた時に(バグデスを使う前に)テングクロスになってエリアを取ることで、ためうちのテングラケットで圧力をかけてエリアスチールを吐かせる、というプレイングもあります。エリアスチールを使うほどそのターンのAためうちのチップが減るのでダメージを少なくできます。純粋にキラービーストが強いので、ダストクロスに関係なく対策していきたい部分ではあります。

②ダストクロスを維持するテクニック
ダストクロスを維持するためにはカーソル系統の攻撃の把握が重要です。実戦で用いられるカーソル系統の攻撃はマシンガン、キラーテイルアロー、マグナム、キラーマンの4種類です。このうち非暗転のマシンガンを警戒するなら上の列にいましょう。少し猶予が増えます。キラーテイルアローは先述の通りです。マグナムやキラーマンなどの暗転系はバリアが重要になってきます。相手がうまいとマグナムを2枚選んでくることもあるので、こちらもバリアを2枚選んだり、バリアとインビジブルを選ぶことで対応しましょう。またファーストバリアが残っている間に上位のバリアに張り替えた方がマグナムなどでカットインされる危険性が減ります。

③獣化の上手い使い方
先述の通り、バグデスを使うと獣化中もバグデスを撃てるようになるため、獣化は使いやすいカードとなっています。またバグデスを使うとフェザーシュートが通常のバスターに変化するので獣化中も暴発を利用できます。獣化自体はエアフロート付与やスーパーバルカンに合わせて使えるほか、クイックゲージ下で12ターン目になったら必ず使いましょう。超獣化状態は無敵なので、15ターン目の超獣化で判定が有利になります。

④エリア維持のテクニック
エリアを取った後に自然に戻る判定は縦列ごとに存在します。そのため1列目は時間切れで戻る状態になっていても、2列目を1マスでも取れていれば戻らないようになっています。このためエリアは奪うよりも維持の方が楽です。できるだけ先にエリアを取りましょう。
またスチールパニシュやスチールリベンジには対インビジブル性能がついていますが、カワリミやバリアによって防御可能です。エリアが元に戻る状態でも後ろに下がらなければエリアは戻らないのでうまくバリアを活用しましょう。

3.補足

3-1.6シニアの環境構築

6シニアの構築は大きく分けると4つほどに分かれます。簡単に紹介するので、ダストバグデスに飽きたら使ってみるといいと思います。
①ダストバグデス
省略
②ビース㌧
獣化して非暗転のチップを大量に使うという構築です。エレキパルスなど麻痺や対インビジブル性能を持つチップで連続して攻撃するのが特徴です。
監修してもらった際に㌧をトンと間違えてて総ツッコミされました。なんでや。
③ダストバッチ
ダストクロスでサイトバッチを引き、アタックやチャージを強化して攻めるという構築です。アンインストールを当てる必要があるなど、非常に難易度が高い構築です。
④グレイガスタン
グレイガ版の強いクロスであるスラッシュやキラービーストで攻める構築です。かなり細分化しており、2つのゲージを活かしてテクニカルに攻める両ゲージスラッシュや、HPでごり押しするジャスティススラッシュなどがあります。詳しくはこれらの名称で調べると出ると思います。ジャスティススラッシュが簡単でおすすめ。


だいたいこんな感じです。なにか聞きたいことがあったらTwitterのDMに送ってくれれば返信したりしなかったりするのでよろしく。

いいなと思ったら応援しよう!