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ロシデレ新刊

というわけで、8月30日発売の【時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん】通称ロシデレの新刊を読み終わりました。

実は、シリーズ追ってたのにタイミングが合わず前巻を読み損ねてました。

それに気が付いたのが先月で、慌てて読み進めたらとんでもない処で引きにされたので、次巻は何時だーと思ってたら今月でした。勝ち。

今回の内容としてはちゃんと話が前に進みだしたなという印象。

なんか、唐突に周防家の人々の解像度を底上げするイベントが出るわ出るわ。
政近パパの舌の話とか、ママの過去とか、政近自身の身の振り方だとか。
シリーズを起承転結で検討するなら、ちょうど転が始まって、物語が転がり始めた感じがある。

ちょうどアニメ放映もしている最中で、母親のあの描写とかにちゃんと理由がつくのがこの巻
でもこれ、アニメで書かれるとなるとシーズン2でも足りないような。。。

アニメではほぼ初登場の爺さんの話が一番見どころかもしれない。
エピローグになるんですが、彼の半生が一気に語られます。
なるほどねぇ。その観点だから、そうゆう対応になったのか。

あと、エピローグでちょっと思わせぶりな人物もいますね。
正味、あの人の血族がどこかで出てきても不思議はない。

あとまぁ、不安要素としては、あの彼女。
実際、狂言回しとして必要な立ち回りを見せてはいるんですが、アニメから入ってきたロシデレ層にはちょっと筋違いというか。声優さんもほら、あの人だし。
もっとのびのびしたラブコメラノベかと思いきや…っていう感じになりそう。
個人的には、この子の話が終わることで、転が終わって、終に向かっていくのかなという感じ。あと2-3巻ぐらいで転が終わる?

ラブコメラノベといえば、作者さん有希と政近の掛け合いのシーンめっちゃノリノリで書いてない?ものすごーくテンポがいいから、筆もさぞかしスキップしたんだろうなぁと。
ロシデレって普通のラブコメに比べると、ちょーっと重苦しい雰囲気観を出すときがあって、(大体政近のせい)この辺は好みが分かれる部分ではあるんだろうなと思いつつ、その反動の清涼剤みたいな感じがある。大体有希のおかげ。

というか、アニメ化手伝って、キャラクターの株的な意味で一番の勝者は有希なんじゃないかなと。
色んなラブコメ見たけど、このキャラだけは本当に希少。
これだけ主人公に近いくせに、実妹とかいうハードルのおかげでかなり安心してイチャコラが見れるという不思議な存在。俺妹?何の話?

そもそもヒロインではないから、マケインにもならない。
問題はこいつが作中でちゃんと幸せになれるんだろうかって話。現状、周防継いでも、御家関係であんまりよくならなさそう…。

ラブコメだからね。明るい感じで登場人物には基本的に幸せになってもらいたいとは思ってるよ。

とりあえず、次巻。はよ。



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