神宮外苑や明治公園などの歴史の痕跡を辿る- 順正寺跡地、練兵場の境界石など
前回のこちらの記事の続きで実際に同じ場所を歩いてみました。国立競技場駅、千駄ヶ谷駅方面から外苑西通りを下り外苑前に向かいました。
まずは明治時代に徳川邸があった場所現在は東京体育館などがあります。目の前の道路外苑西通りで暗渠となった渋谷川です。
国立競技場を背にして、赤い部分から撮っています。規模は縮小されたとはいえ、かなり広大な土地です。
外苑西通りを下っていきます。この歩道は広くて人も少ないので非常に良いです。歩道には人工的に作られた水の流れがあります。渋谷川をイメージか…!
こちらは順正寺の跡地、シャリエ神宮外苑というマンションが建っています土地の形もおそらくそのままなので、墓などもこの場所にあったのだと思います。国立競技場の目の前でかなり良い場所?のマンションです。ここにお寺があったことはおそらく誰も知らないでしょう。家賃は2LDKで40万弱。
さらに下ると「都立明治公園」という新しい公園ができていて、スタバやショップがあり渋谷区とは思えないほど空いていておすすめの穴場です。元々は練兵場や陸軍省用地だったため明治公園というネーミングなのだと思います。
これはイメージですが右の緑は「誇りの杜」という部分で100年後に森になるように木が植えられています。出来たばかりなので小さな木が点々としている感じでした。2100年代どうなってるんでしょ。
その「誇りの杜」の中にこの近衛歩兵第四連隊跡があります。自分の高祖叔父も近衛四連隊だったと思われます。文字は読めない部分もありますがしっかり残っていました。灯篭などは前からあったものなのか不明ですが残ってます。
公園の脇からこの勢揃坂を通ります。勢揃坂も1000年続いてる古道です。左に見えるのは「ザ・コート神宮外苑」で国立競技場のLIVEの騒音問題で度々話題になるマンションです。家賃は2ldkで低層階だと40万高層階だと100万超え。
熊野神社を左に曲がり都立青山高等学校がある方へ、テニスコートの手前の電信柱の間に当時の境界石が残ってます。この境界石は陸軍省の土地と民有地を隔てる役目があったと思われます。石には「陸軍省」と書かれています。
目の前の建物の階段脇に引っこ抜かれたような形の境界石があります。電柱の脇にしてもこれはどう処分していいのかわからないですね。
と言うことで、ここを抜けるとスタジアム通りになります。ありがとうございました。
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