【夫目線で振り返る】結婚式準備の1年間
皆さんこんにちは。Ryotaと申します。
たくさんの拍手をいただきながら、昨年6月に無事結婚式を挙げることができました。
そんな結婚式について、最近周囲の友人や後輩から相談をいただく機会がありました。そこでは思いつくままに話していましたが、ふと記憶が鮮明なうちにnoteに残してみようかな。と感じたので書いてみました。
僕が主だって担当した内容を中心に書いてみると約5,000文字!なかなかのボリュームになりました。
夫の目線で書かれている記事は意外と多くないのでは?と感じたりもしていたので、何をしたらいいかわからない・・・と悩まれている方々の助けにもなれれば幸いです。
※あくまで僕たちの場合はこうした、という記事になります。
はじめに
なぜ結婚式を挙げようと思ったのか
結婚を機に改めて自分の人生を振り返った時、今の僕を形成しているのは妻だけではなく、これまでの人生で出会い、言葉を交わしてきた沢山の友人や先輩、後輩たち、職場の方々のおかげなのだと再認識できました。
そんな大切な人たちに直接、これまでの感謝とこれからの決意を述べる場を用意したかった、というのが最大の理由でした。
「入籍したら次は結婚式でしょ」と思う方は多いと思いますが、結婚式は決めることも多く、お金も絡んでくるお話です。「私たちの場合は、結婚式をすべきなのか?」という地点から奥様としっかり話し合ってみることをおすすめします。
<1年前>式場決め
式場の情報収集
情報収集では特別なことはしていませんでした。新婚夫婦の味方、ゼクシィ!これに尽きます。
特に勉強になったのは、式場についての情報でした。どの地域にどれだけの式場が存在しているのか。全体感を掴むにはもってこいです。
ブライダルフェア
式場選びの平均的な数について、1〜3会場くらいで決められる方が多いという結果を目にしたことがありました。
ですがせっかくの結婚式。互いに納得を持って、後悔のない選択をしていきたい。そんな僕たちの夫婦の性格も相まって、数多くのブライダルフェアに足を運びました。(6〜7会場ほど?)
「〇〇(式場名) ブライダルフェア」と検索すればすぐに予約ページが出てきます!
式場見学だけのものもあれば、料理がついているプランもあります。しかも基本的に無料です。(デートがてらおすすめです)
妻をたくさん連れ回してしまったなぁ・・・と少し反省していますが、今となっては良い思い出です。
判断基準
沢山の式場を巡ったからこそ、僕たちは結婚式で何を重視したいのか?が見えてきました。
僕たちの場合は、
・天候に左右されない
・30代の雰囲気に合った大人っぽい挙式
・カスタマイズが自由(カメラマンの持ち込みOKなど)
といった要素を大切にしたい!という軸を大切にしました。
大切にしたい軸が見えたからこそ、自信をもって式場を選び取ることができたんだと思います。
<4ヶ月前>式場との打ち合わせ
結婚式のコンセプト
式場によって若干の差はあると思いますが、担当プランナーと初回打ち合わせが行われるのはおおよそ結婚式の4ヶ月前から。打ち合わせの回数も4回ほど。
限られた時間の中で、僕たちがどんな結婚式を挙げたいと考えているのか、ということが明確に伝わるよう、コンセプトを準備して伺いました。
ちなみに僕たちの場合は・・・
・おとぎ話のような世界観
・演出の土台はセカオワのライブ
・創業者とカメラマンという立場だったので、国のリーダーと騎士のような関係に見立てた物語調
といった概要をプランナーさんにお伝えしました。
ちなみに僕たちがどういう関係性なのか、についてはこちらの記事で紹介しています。
タスク管理表の用意
結婚式はとにかく考えることや管理することが多く、端的に大変です。
そしてそれぞれの決め事がいつまでに完了していないといけないのか?を整理できていないと「時間がない!やばい!」となってしまいます。
そんな最悪を回避するために、僕は
・タスク管理表
・スケジュール管理表
・外注一覧
・当日タイムテーブル
・BGMリスト
・協力依頼管理表
・予算管理表
・参列者情報管理表
といったシートを準備しました。(スプレッドシートで作成)
もちろん挙式会場で用意されていた管理システムにも類似しているものがあったので助かりましたが、自分で管理表を作ることで、何を理解していて何が漏れているのか、が明確になったと思います。
妻はドレス選びやダイエット、美容など、やることがたくさんあります。僕たちの場合はこういった役割を夫側が担ったことでバランスが取れました。
プランナーさんの仕事をごっそり奪いにいくくらいの気持ちで臨んで、それでやっと心から満足できる結婚式ができるんじゃないかと感じています。(あくまで私見ですが)
※「結婚式 管理シート」で検索すると役立つ情報がたくさん出てきますのでうまく活用してみて下さい!
<3ヶ月前>結婚式の告知
招待状の形式
結論から言うと、僕たちはweb招待状を利用しました。
これはご参列いただく方々の出席有無やアレルギーについての情報をスムーズに、かつ可視化しやすくしたかったからという理由からでした。ですが結婚式の招待状も大切な贈り物。一般的には手紙形式にすることもありますし、親世代ならなおさら。なので事前に両家の両親それぞれに相談し、了承をいただいた上で決定しました。
ただし、両家の祖母に対してはカタチに残るものを手元に置けるように紙の招待状を送りました。
※僕たちは「楽々WEB招待状」を利用しました。
ご祝儀の形式
ご祝儀については、事前に電子決済という形式を取りました。これは僕たちが利用したweb招待状の機能に含まれていたものです。
ご祝儀袋やきれいなお札をいただける、という慣例の大切さや美しさを理解しつつも、参列者の負担にならない方法を模索した結果、電子決済の導入に至りました。
ただしご祝儀を直接持参されたい方もいらっしゃるだろうと考え、当日も受け取れるオペレーションも準備させていただきました。
<3ヶ月前〜>当日に向けての準備
引き出物
結婚式にご参列いただける方々に贈る引き出物。カタログギフトやバウムクーヘン・・・魅力的な選択肢がたくさんある中でしたが選ぶものにもきちんと意味を込めたかったので、両家の祖母が住んでいる場所に縁がある食べ物や入浴剤を引き出物にしました。
※食べ物はこちらを利用させていただきました。
※入浴剤はこちらから注文しました。
写真パネル
僕たちは写真の会社で出会い、縁が結ばれました。
そんな僕たちだからこそ、多くの節目をカタチにという想いから、婚約〜両家顔合わせ〜入籍に至るまで、考えうる全てのシーンで大好きなLovegrapherたちに写真を撮ってもらいました。
そんな大切な写真たちを披露する空間をどうしても設けたく、写真展のようなブースを設置しました。(式場ではパネル等の什器をお借りすることができなかったので、什器レンタル会社を調べて発注しました)
写真を撮ってくれた人たちに連絡をとり、タイトルをつけてもらったのも良い思い出です。結果としてイメージそのままの展示空間ができたので、とても満足です!
※黒パネル(パーテーション)はこちらでレンタルしました。
※写真パネルはこちらで発注しました。
両親の服装
両家両親の服装についても配慮と連携が必要です。
僕の両親は福岡、妻のご両親は大阪に住んでいるので、それぞれが自宅から足を運びやすい衣装屋さんを探しました。
・お金の負担や送付場所などの連携
・両家母親の着物の柄が、万が一にも被らないように注意
・もちろん両家父親の服についても、違いが出るよう確認 / 確認
このようなポイントを押さえれば大丈夫だと思います。
BGM
コンセプトに沿う音楽は?という観点で探していくと良いと思います。
(加えて、歌詞付きの曲は意識をそっちに持っていかれるかな?という観点から僕たちは採用しませんでした)結果、僕たちはファイナルファンタジーやキングダムハーツのサントラを採用しました。
申請関連については複雑なので式場としっかり連携し、余裕を持って準備しましょう。CDによっては届くまでに時間がかかる、もしくは廃盤になっていて手に入らない、または式場では使えない・・・なんてこともありえます。
僕たちの場合はSpotifyでプレイリストを作り、音源CDを購入しました。
毎日のように聴き込んで「この曲は〇分〇秒からがこのシーンに合ってそう」という会話をしながらギリギリまで台本に合わせて組み立てていきました。
※プレイリストはこちら
オープニングムービー
おとぎ話のような世界観をどうやって皆様に伝えていくか。
考えた結果「アニメーションを用意できたらいい感じに世界観が醸成されるんじゃね?」となったので、AIを駆使して妻が作成してくれました。Midjourneyで画像を生成し、その画像をもとにKaiberで映像化したそうです。(すごい)
両親へのプレゼント
どんなプレゼントを贈ったら家に飾ってもらえるか?
毎日のように見たり、触れてもらえたりしてもらえるのか?
という観点で考えた結果、ウェイトベアを選びました。
自己紹介BOOKに書きたいから〜といったそれとない会話で両親から出生時間や重さを聞き、準備。(家に届いた時、自分たちの当時の重さを感じて胸が熱くなりました)
※ウェイトベアはこちらで注文しました。
参列者紹介BOOK
よくイメージに浮かぶBOOKは、自己紹介や席次表を載せて作るものが多いのではないかと思います。
もちろん僕たちもそういった情報を載せつつ、さらに一歩、冒頭でも述べたように日頃の感謝を伝える方法はないか?を模索した結果、私たち夫婦から皆さんの素敵なところを紹介するBOOKを準備しよう!という考えに至りました。
たとえば席札などに新郎新婦からの直筆メッセージが添えられているケースが多いと思います。もちろんその形もそれぞれへの想いがなければできないことです。
ですが僕たちは、自分たちにとって大切な人たちが、同じ日・同じ空間で肩を並べる。そこで新しい出会いやつながりも生まれてほしいな、という気持ちも抱いていました。
こんなに素敵な友人が今日来てくれているんだ!と、みんなに伝わるように発信したかったんです。そこで他己紹介のページを設けて、参列者全員の紹介を行ないました。結果として唯一無二の素敵なBOOKができたと思っています。
(こだわりが強く、入稿デッド4分前に納品できたのは肝が冷えました。妻のおかげでしかなかったです。本当にありがとうございました。)
※BOOKはこちらに入稿、印刷を行ないました。
おわりに
準備も当日も自分が主役の気持ちで
結婚式は考えること、調べること、決めることだらけで、一見すると大変そうだと感じる要素で溢れています。
そして妻が主役!と世間では言われていますが、同じくらい、夫も主役になれるイベントでもあるんです。むしろ長い長い人生の中で、自分が主役になる日はこの日だけなんじゃないか?とさえ思えます。
妻や両家両親やご参列者のため、結婚式準備に向き合った時間が大きければ大きいほど、当日いただける拍手に胸を打たれるんだと思います。
僕は結婚式をやって本当に良かったな、と今でも感じています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
https://www.instagram.com/ririri___art/
よければインスタグラムのフォローもよろしくお願いします。
Photo by chihiro