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幸せのプロ集団が、僕を幸せにしてくれた。

みなさんこんにちは。
はじめましての方は、はじめまして。
増田椋太(ますだりょうた)といいます。
普段は制作会社でWebディレクターをしながら、
副業で「ラブグラフ」という会社にてカメラマン(通称:ラブグラファー)活動を行なっています。

ラブグラフは「幸せな瞬間を、もっと世界に。」をビジョンに掲げ、
カップルやご家族のデートやお出かけに同行し、楽しい時間を写真に残していくという出張撮影サービスをメインで行なっている会社です。
他にも、写真の楽しさを伝える写真教室「ラブグラフアカデミー」や、法人向けの出張撮影サービス「ヒストリ」といったサービスも展開しています。(気になる方は、リンクより詳細をご覧ください。)

さて、そんな環境で撮影をしてきた増田の人生初のnote投稿、それがまさかの「卒業報告」となりました。
(後輩からは「noteの無駄使い」と言われる始末)

僕はこの度7月末をもって、約4年半にわたって活動してきたラブグラフを卒業する運びとなりました。
※卒業の理由はシンプルに「転職先が副業NGだから」ですので、ネガティブな感情は全くないことを先に述べておきます。笑

突然の報告をするに至ったこのnoteでは、僕がこれまで過ごしてきた時間や、今の素直な気持ちを綴ってみました。
お時間があるときに、一度読んでいただけると嬉しいです。

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1.出会いと、2つの想い

まずは、僕とラブグラフの出会いから。

きっかけは、友人から誘ってもらったラブグラフアカデミーというカメラ講座でした。
カメラを持っていたにもかかわらず、当時の僕は写真のほとんどをオートで撮影するくらいの初心者でした。
「せっかく買ったんだからもっとうまくなりたいぁ」
と考えていた矢先でのお誘いだったので、
「ラブグラフ?よくわかんないけど、使い方を教えてもらえるなら参加してみよっかなぁ」
くらいのノリで参加していました。

そこで出会った先輩ラブグラファーの人柄や考え方、楽しそうな雰囲気に触れたとき、「写真を通して人の幸せを形にするって、すてきな取り組みだな」と素直に感じました。
講座が終わってからも熱は冷めず、SNSでラブグラフのことを調べたり、サイトを眺めてるうちにどんどんファンになっていきました。

サービスを利用された方々の体験談や公開されている写真を見ているうちに、「こんな写真が撮れるって素敵だなぁ」から、「僕も同じように、誰かが幸せだと感じている時間を形にしたい!」と考えが変わるようになってきました。

ただ、そんなふわっとしたきっかけだけで僕はラブグラファーを目指したわけではありません。
もう2つ、僕を後押ししてくれた想いがありました。

少し時間が遡りますが、僕は写真に対して
「楽しかった思い出」と
「長く付きまとっている後悔」の2つを抱えていました。

楽しかった思い出、というのは学生時代に取り組んでいた「よさこい踊り」というサークル活動が関係しています。

お祭りや地域のイベントで踊っている時、いろんなカメラマンが、笑顔で活動する僕たちの姿を写真に収めて下さいました。
自分たちが「幸せだ!」と心から感じている瞬間が形に残っていることがとても嬉しく、後輩たちにも同じように喜んでもらえたら、という想いでカメラデビューを果たしたことを今でも覚えています。
よさこいとラブグラフは全く別物ですが、「幸せ」という共通の感情があります。だからこそ、風景や景色ではなく「人の幸せ」に焦点をあてたこの環境に強い憧れを抱くことができました。

もう一つは、弟の死が関係しています。
(急に暗い話になってすみません。)

2つ下の弟は、僕が大学4年のころ交通事故で亡くなりました。
弟との写真を今でも時々見返すのですが、高校や大学生の頃になると、写真がすごく少なくなるんです。思春期あるあるなのかな。
「もっと弟との写真を増やしたかった、なんで残せなかったんだ」という後悔は、今でも残り続けています。
家族って普段顔を合わせているからこそ、何気ない瞬間に撮る写真ってどんどん少なくなりますよね。
僕は大学生になるタイミングで実家を出たので、尚更、この後悔が大きかったんだと思います。

もし自分がラブグラファーになることができたら、関わるご家族やカップルたちには、僕の写真を通して、写真を残していくことの楽しさや大切さを感じてほしい。そんな想いを体現したかったんです。

そして僕は、出会いと2つの想いを胸にラブグラフの門をたたき、今日に至ります。

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(撮影を支えてくれたアイテムたち。見返すと、みんなボロボロになってました。)

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2.「完璧」なんて無かった撮影たち

撮影は、とにかく試行錯誤の連続でした。
ラブグラフに元々からの知り合いがいるわけではないし、何より、今みたいにデビュー前からオンラインレッスン等で手厚い指導やサポートが行なわれていなかった時代です。
何を、どうやって、そもそも正解が分からない。
僕のスタートは結構やばい状態でした。笑
(そんな孤軍奮闘が約1年くらい続いていた事実に、今でもぞっとしています。)

でもそんな環境だったからこそ、「どういうアクションが撮影の付加価値になるのか」をずっと考える続けることができたんだと思います。
身近に頼れる人がいなかったので付加価値を模索する時間ができたし、今の撮影スタイルを確立することができました。
(すぐに人を頼っちゃう甘々な性格なので、本当にありがたかったです。)

あるときは手紙を書いたり
あるときは撮影地の由来や由緒・花言葉を紹介したり
ありときはサプライズを仕掛けたり

その時そのときのゲスト(=お客様)に合わせた取り組みを全力で行なってきました。
そしてそんな全力を支えてくれたものがあります。
それは撮影ごとの自己フィードバックです。
自慢じゃないですが、僕は今までに撮影した約200組をすべて記録に残しています。
→天気・場所・撮影人数・成功したアクション・できなかったアクションなどが記録の主な内容です。

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(100組くらい書き溜めた当時、誤ってデータ飛ばした疑惑が出たこともあったんです。あの時はめちゃくちゃ焦ったな...復旧できてよかった。)

今回このnoteを書くにあたって、改めてすべての記録を見返してみましたが、1回も「完璧な撮影」なんてありませんでした。

どの撮影にも全力で向き合い、期待値以上の体験が提供できたと思います。
ですが、記録を取り続けたからこそ「もっとこういう取り組みや提案ができたんじゃないか」という悔しさは毎回生まれました。その悔しさを生まないように次回の撮影に臨んだら、また別の場所で悔しさが生まれる...そのくり返しでした。

そんな中でも何度もご指名や、プライベートで仲良くしてくださる方々にも出会うことができました。
ご飯に行ったり、ご自宅に招いてくださったり、休日一緒にのんびり過ごしたり。撮影以外でも「人生に寄り添う」ことができてうれしかったですし、「あの時ラブグラフを申し込んで良かった、増田さんに撮ってもらった写真を今でも家に飾っています。」
と言っていただけたときは、人目も気にせず泣いたこともありました。

その延長線上で、2018年度に「Lovegraph Best Fun賞」という大変名誉ある賞に選ばれたことは、今でも僕の誇りです。

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(この時の受賞コメント、まじで長かったよね。皆、本当ごめん。泣)

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3.関西エリアのみんなに、僕は支えられた

撮影以外にも、さまざまな取り組みに携わってきました。
一番思い入れのある活動は、なんといっても関西エリアのエリアマネージャーを務めたことです。
気付けば2018~2020年の約3年、エリマネとしてラブグラファーと本社の橋渡しをしていました。
主な活動は、
・エリア内イベントの企画
・撮影地情報の整理
・とにかく新人に声をかける(ナンパじゃないよ!)
・食事会を開催しまくる
です。笑
前述のとおり、僕がラブグラフに入ったときは今ほどしっかりした体制はできておらず、超寂しい思いをしていました。(もっと自分から交流しに行けよ!という感想も一理ある)
なので、交流不足で似たような不安を抱く人を同じエリア内で生みたくなかった、という気持ちが強く、自ら手を挙げてエリマネになりました。

いろんな取り組みが功を奏したのか、次第に交流の輪が広まり、今では先輩たちが後輩や新人に声を掛け合ったり食事に行ったり、イベントごとに和気あいあいと一枚岩になっている姿を見ることができて本当に幸せです。

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(幹事を務めた関西の忘年会。皆のおかげで、良い締めくくりを迎えることができました。)※2019年撮影

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(エリマネとして最後に携わったLg Meetの集合写真。解散前に虹が出てきて良かった~!)※2019年撮影

また、エリマネ以外にも印象深い活動が2つあります。
それは、アカデミーとオンラインレッスンの講師を経験できたことです。

アカデミー講師については冒頭でも書きましたが、僕がラブグラフに興味や関心を持つきっかけとなったカメラ講座を指しています。
きっかけを与えてくれた環境で講師やアシスタントをすることができて幸せでしたし、そんなアカデミーがきっかけで、ラブグラファーを目指してくれる子たちにもたくさん出会うことができました。

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(教科書を使って、恐らくF値の見極め方について教えているところですね。)

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(アカデミー終わりには、受講生たちと一緒に記念写真を撮ってました。)

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(これまで支えてくれた後輩たちが作ってくれたメッセージボードは、僕の宝物です。)※2019年撮影

もう一つのオンラインレッスンの講師、というのは実際にラブグラファーになりたい方々に向けた教育システムでの講師を指しています。

生徒が撮影した写真に対し、ラブグラファーになるためには、今、何が足りていないのか。どうすれば伸びるのかを技術・知識・マインドの面で丁寧に指導してきました。
この環境では一時期チーフトレーナーとして携わっており、生徒たちがラブグラファーとしてデビューするための的確な方法を夜な夜な話し合う、なんて日もありました。
合格を伝えた生徒たちが画面越しに流していた涙は、今でも忘れることができません。

撮影以外にも、こんなにたくさんの環境やチャンスを手にすることができたのは、僕にとって大きな財産になりました。
そして、そんな色濃い時間の多くを共に過ごしてくれた関西エリアのラブグラファー達には、感謝の気持ちでいっぱいです。

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(コロナ禍で中々会えないみんなの為に何かできることはないかな、と思い、1日限定で社内オンラインイベントを企画したこともありました。この時は全国から100名近く参加してくれて、楽しい息抜きを提供できたな~)

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4.ありがとう、ラブグラフ。

さて。冒頭でも書きましたが、転職先では副業ができないため、これからの写真活動は「趣味」に戻ります。

「趣味の延長」という言葉だけでは片付けられないほど、ラブグラフで過ごしたこれまでの時間は、僕にとってとても大きな存在です。だからこそ、卒業したときにどれほどの喪失感が襲ってくるのか想像したくありません。

大切な仲間に出会えて良かった。
いろんな幸せを形にできて良かった。
写真を撮る環境が、ラブグラフで良かった。


悪かったことなんて1つもなくて、どの出会いも、どの瞬間も、「良かった〜!」と胸を張って言うことができます。

間違いなく、ラブグラフは、僕の第2の青春でした。

これからも、ラブグラフはどんどん成長していきます。
「幸せを形にするプロ集団」として、磨き上げた素敵な体験を世界中に広めてくれると信じています。

日々成長していくラブグラフからこのタイミングで離れなければならない状況は本当に本当に辛いです。正直離れたくない。
(このnoteを書いているとき、何度も泣いてしまって執筆が止まりました。)

でも、始まりや出会いがあれば、終わりや別れは必ずやってきます。
終わりや別れから避けることができたら、どんなに楽なんだろう。

「椋太は良い写真を撮ってる」と応援してくれた、お父さん、お母さん。
「あんまり抱え込まないで、相談してよ」と支えてくれた、友人たち。
きっかけと勇気を与え続けてくれた、大切な弟。

本当に恵まれた環境だったからこそ、僕は無事、走り抜けることができました。

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(撮影中に撮ってもらった、一番のお気に入り写真。道に迷ったとき、何度もこの写真を見返して原点に立ち返ることができました。)

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5.これからのこと

今後は、とある広告代理店で働きます。
今までとは比べ物にならないスケールでの仕事にめちゃくちゃビビっていますが、手に入れたチャンスを無駄にしないよう、これまでの経験をしっかり活かし、謹厳実直で臨みます。
そして、いつか仕事の延長線上でラブグラフと関われる日を夢見て進み続けます。
そんな増田を、心の中で応援していただけると幸いです。

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(後輩の、柴田将馬くんが撮影してくれました。しょま、ありがとう~!盛れた!!笑)

冒頭でも書きましたが、ラブグラフの卒業は「7月末」です。
それまでは今まで通り、ご依頼をいただければ真摯に撮影と向き合っていきます。
※撮影は土日祝に限ります。ご了承ください...!
※撮影のご依頼はこちら

もし撮影をご希望の方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
ラブグラフのみんなも、できるだけスケジュールを合わせるので気軽にご飯でも行きましょう!

長くなってしまったし、駄文かもしれないnoteを最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
大切な思い出が詰まったラブグラフが、この先もずっとずっと幸せを形にできますように。
これからも活動を続ける友人・先輩・後輩たちが、さらに周囲を幸せにできますように。
またどこかで、皆さんとお会いできる日が来ますように。

ばいばい。

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