
【Q&A】公務員として働いているのですが、年々モチベーションが下がり、職場での人間関係や将来性にも不安を感じています…どうしたら良いでしょうか?
「毎日淡々と仕事をこなしているけど、モチベーションがどんどん下がっていく。このままでいいのかな…。」
「公務員を辞めたら後悔するんじゃないかって不安もある。でも、このままここにいるのも怖い…。」
【年々モチベーションが下がってしまってて...】
— 星野 良太|公務員の転職サポート (@ryota1208coach) April 6, 2024
消防士、警察官で転職や起業に悩んでいる人だけではなく、多くの公務員が抱えている問題でもあると思うんだけど
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✅結論:未来がないなら、未来を変えるために行動して
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今の仕事に対して
・将来性がない
・モチベーションがない…
このような悩みを、きっと " あなたも " 一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
今回は、この悩みを分解して解決策をお伝えします。


【結論:未来がないなら、未来を変えるために行動!】
消防士、警察官から転職などのキャリア選択に悩んでいる人だけではなく、結構多くの公務員が抱えている問題でもあると思うんだけど、この問題の解決法法としては、次のような手順を取ることがおすすめです。
手順1:どんなことに対してモチベーションが下がるのかを明確にする
手順2:内発的動機か外発的動機かを考える
手順3:内発的解決可能か外発的動機解決可能かを考える
手順4:キャリアの選択肢どの未来が欲しいのかを選択する
手順5:選択肢た未来の方向性に向かって行動を開始する
僕自身も、実際に消防士として勤務をしながら、2年目を迎えた時に同じような感覚を感じたこあとがあって、その理由が
・僕自身のキャリア選択が、他の職員の不祥事によって変更されたこと
・訓練後にシャワーを浴びれず、常に汗疹ができてしまったこと
・消防士としてのスキルと知識はついたが、社会人としての成長が感じられなかった
・働くメンバーの変更や配置転換が多く、人間関係の環境に不満があった
など
このようなことがあったことから、
将来性が見込むことが難しい
仕事へのモチベーションが徐々に低下していく
と感じるようになりました。
ここからは、僕の経験と上記で示した手順をもとに解説をしていきます。
手順1:どんなことに対してモチベーションが下がるのかを明確にする
僕自身が感じていた、「モチベーションが下がる事柄」をもう1度あげると、以下のような内容でした。
・僕自身のキャリア選択が、他の職員の不祥事によって変更されたこと
・訓練後にシャワーを浴びれず、常に汗疹ができてしまったこと
・消防士としてのスキルと知識はついたが、社会人としての成長が感じられなかった
・働くメンバーの変更や配置転換が多く、人間関係の環境に不満があった
など
このように、仕事へのモチベーションが下がってしまっている人にとっては、モチベーションが下がってしまっている要因となる事柄が必ずあります。
それが、職場環境、家庭環境、人間関係、自己成長、などなど1人ひとり違った悩みを持っているので、今漠然と悩んでいる方に関しては、どのようなことに対してモチベーションが下がる要因となっているのかを明確にしてみることがおすすめです。
主に、以下のような領域で探してみると良いかと思います。
キャリア(仕事の満足度や目標)
経済・財政(収入や待遇)
健康(身体的・精神的な健康)
人間関係(職場の人間関係)
自己成長(学びや挑戦の機会)
家庭・プライベート(家庭環境や私生活)
社会貢献(意義や使命感)
レジャー・趣味(楽しみの欠如)
環境(職場環境や働き方)
手順2:内発的動機か外発的動機かを考える
人間が抱える悩みを大きくわけると、その悩みが「内発的動機」なのか、「外発的動機」によるものなのかということに大別することができます。
「内発的動機」
内発的動機によるモチベーション低下は、自分の内面的な満足感や意義を感じられなくなったときに起こります。公務員の仕事では、「自己成長の実感が薄れる」「人間関係の質が低下する」「仕事の意義を見失う」「漠然としたキャリアへの不安」などが代表的な原因です。
「外発的動機」
外発的動機によるモチベーション低下は、外部からの報酬や評価が期待通りに得られないことで起こりがちになります。公務員の場合、「人事評価の不公平感」「昇進や給与の停滞」「同僚の不祥事による悪影響」「人事配置における不満」などが原因になります。
内発的動機の場合には、あなた自身が変わることによって全て変えていくことができますが、外発的動機の場合には、一定数の時間経過や不可抗力によるものが含まれている場合がありますので、短期的に考えるとなかなか難しい課題になっている場合が多くなります。
モチベーションが低下している要因が理解できた段階で、「内発的動機」「外発的動機」に分けて物事を考えてみると、その後の方向性が理解しやすくなってくると思います。
手順3:内発的解決可能か外発的解決可能かを考える
手順2で明確にすることができた「内発的動機」「外発的動機」について、次は「内発的解決が可能か」「外発的に解決可能か」を考えてみることがおすすめです。
実際に具体例を挙げて、これらの内容を説明していきます。
「内発的動機」
1.自己成長の実感が薄れる
→自ら目標を設定し、職場での業務に関連する資格やスキルアップの勉強を始める。また、現在の仕事に対する自己成長を求めていないのであれば、外部機関のオンラインスクールなどを利用して、新しいスキルや知識を身につけることができる。
2.人間関係の質が低下する
→自ら苦手な人への挨拶やコミュニケーションを増やし、新しい関係構築を行う。しかし、現職の中で新しい関係構築を望んでおらず、仕事に対する熱量の違いなどを感じている場合には、環境を一変することが望ましい。
3.仕事の意義を見失う
→「どのように、社会や周りの人たちに影響していきたいのか」などの仕事をすることの目的を明確にする。もしも、その目的が現職とミスマッチしているのであれば、キャリアチェンジを考える。
4.漠然としたキャリアへの不安
→「5年後、どうなっていたいか」を具体的に考え、それを基に逆算して必要なスキルや経験をリストアップする。もしも、現職での未来が見えないのであれば、キャリアチェンジの検討も考えて、キャリアカウンセラーや利害関係がなく、水平的に物事を考えることができる相談相手を見つける。
「外発的解決可能」
1.給与や報酬の限界
→ 公務員としての給与体系は制度で定められており、自分の力だけでは変えることが難しいと考えられる。もちろん、昇任試験を受けることで報酬を上げることはできるが、現状の延長線上にはなるので、先が見えている可能性が高い。
2.異動の頻度や配属先のミスマッチ
→ 異動や配属は組織の都合で決まるため、完全な自己解決は難しい。ただし、異動希望を上司に相談するなどの行動は可能。(※消防職や警察職などの場合には充足人数の問題もあるので、難しい場合もある)
3.規定やルールの制約
→ 公務員特有の厳しい規定は個人の行動では変えられない。ただし、規定内で工夫して柔軟に動ける余地を探すことはできる。
物事を自責思考で捉えようとすれば、基本的には全てのことが自責思考になると思いますが、現職に勤めながらだと現実的に難しいことも中には存在しますので、現職以外へのキャリア設計をすることで解決をすることが可能となります。
手順4:キャリアの選択肢どの未来が欲しいのかを選択する
ここまでの内容をもとにして今後の未来に対するキャリア設計と選択肢を考えていくと、多くの公務員にとって、キャリアの選択肢はこのように大別することが可能となります。
【キャリアの選択肢】
1:現職の公務員を続ける
2:転職をして、キャリアチェンジの方向性で動く
3:起業、フリーランスなどの方向性で未来を作る
主にキャリアの選択肢としては、キャリア選択のタイミングや期間を除いてこのような3つの選択肢に大別が可能となります。
また、ここまでの内容を元にして、この3つのうちどの選択が最もあなた自身にマッチしているのかを考え、選択しましょう。
以下に、それぞれを選択した際の未来像について簡単に記載していきますので、あなたのキャリア選択の参考にしてみてください。
1:現職の公務員を続ける」
1.働き方を見直す
役職や部署の異動を検討
資格取得やスキルアップを目指す
ワークライフバランスを改善
2.現職での専門性を高める
防災計画や教育業務など、特定分野での専門化
公務員としての知識を活かして地域貢献
3.ボランティアや地域活動に参加
防災訓練の指導や青少年育成活動
NPOや地域自治会での活動
4.創作活動を通じた自己表現
執筆や出版活動(エッセイやノウハウ本など)
公務員経験を元にした講演活動
5.組織の課題解決に挑戦
職場環境改善プロジェクトの提案・実行
チーム内コミュニケーションを活性化するリーダー役
6.長期的なライフプランを設計
50代以降のキャリア目標を描く
早期退職(FIRE)を目指し資産形成を進める
2:転職をして、キャリアチェンジの方向性で動く
1.公務員スキルを活かした転職
防災関連企業やコンサルタント職への転職
医療・救急関連職(救命講師、医療機器メーカーなど)
教育分野への転職(講師や研修インストラクター)
2.異業種への挑戦
IT業界(未経験歓迎のエンジニア、バックオフィス職)
営業職・販売職で人と接する能力を活かす
3.段階的なキャリアチェンジ
公的団体やNPOへの転職をステップ1とする
関連性の高い分野に移行してから異業種へ挑戦
4.モチベーション低下の原因に応じた転職
人間関係のストレス → 少人数チームやリモートワーク職場へ
単調な業務への飽き → 変化が多い職種やクリエイティブ業界へ
待遇への不満 → 外資系や成果主義の企業へ
5.長期的な目標に基づく転職
資産形成を並行しながら早期退職を視野に入れる
50代以降に公務員経験を活かした講師やコンサルタント職へシフト
3:起業、フリーランスなどの方向性で未来を作る
1.経験を活かした事業を作る
防災教育プログラム開発者、トレーニング指導者、キャリアコーチング講師
2.新しいスキルを身につけて事業を作る
ITスキルを活かしたオンライン講師、デザインやマーケティング分野のフリーランス、アプリ開発者
3.市場ニーズを基に事業を作る
ニッチ市場向けの製品開発者、コミュニティイベント企画者、オンラインショップ運営者
4.趣味や情熱を形にする事業を作る
ハンドメイド作家、スポーツ指導者、クリエイター(動画編集やイラスト作成)
5.公務員経験を基にした専門的なサービスを提供する
防災コンサルタント、行政書士、社会保険労務士、地域政策アドバイザー
6.既存のビジネスモデルを活用する
フランチャイズ経営者、パートナーシップ型事業者、オンラインプラットフォームの運営者
手順5:選択肢た未来の方向性に向かって行動を開始する
これで、ようやく今後のキャリア選択における方向性が決まってくるようになります。
もちろん、これを短期間で行う人もいれば、中長期的に考えて行動を起こす人もいますので、どちらが良いということを明言することが難しくなりますが、1つだけ確実に言えることがあります。
「キャリアの選択肢は、若い頃の経験がある人は年をとっても広がるが、経験の浅い人にとっては年を取るほどキャリアの選択肢が狭くなる。」
これは、現状の日本国内における転職市場を見てみると明らかで、20代であれば未経験職種も多くの業界で人材獲得を狙っていますが、30代以降になるとその選択幅が狭くなっていきますので、無理やり広げようとすると起業やフリーランス(個人事業主含む)といった業態を選択している人が多くなっていきます。
このことを踏まえると、早めにキャリア選択の方向性を固めて動き出した方が経験値を稼ぐこともできますし、早期のキャリアチェンジを狙うのであれば、転職市場としても欲しい人材であるということができますので、キャリア選択の方向性だけでも明確にしておくことが将来への不安を軽減することにつながっていくのではないかと、僕は思っています。
(※あくまでも個人的意見なので、全員に同じことが一致するわけではありません。)
最後に
人が実際に多くいるのは知っているんだけど、そこを感じているのに見て見ぬ振りをしたら、やっぱり未来は変わらないことの方が多いと思います。
だから、僕はコーチとしてこれが嫌なら「そのままで大丈夫!」なんてだいぶ無責任なことは言えないと思っていて、
もっと将来に対してワクワクしたい
モチベーション高く仕事もしたい
もっと成長を感じたい
とかって思っているなら、その未来掴むために行動を起こしてみてほしいなって願っています。
「一度きりの人生だからこそ、" あなたらしく " 充実した選択をしていきましょう!」
もっと深く知りたい方へ
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「この記事を読んで、少しでもキャリアや転職について考えてみたくなった方へ。」
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