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10分でわかる!第3文型(SVO)における英語・日本語の違い!

皆さん、こんにちは。
外資コンサル 藤崎かわづです。
前回、『なぜ日本人は英語ができないのか?』という記事を投稿し、その中で日本人が英語ができない要因の1つは『英語と日本語の対比の構造化まで落とし込まれておらず、英語フォーカスで英語を教えている』ということをお伝えしました。

幸いにも十数名の方に記事を拝読いただきましたので、英語Tips 第2弾として、第3文型(SVO)を基に、英語・日本語の違いを対比構造まで落とし込んで解説していきたいと思います!
(読者の皆様、ありがとうございます)

そもそも日本語の特徴とは?

そもそも我々が日々使っている日本語の特徴を考えたことがありますか?
英語を学習する上で、我々の母語である日本語の特徴を知ることは、英語との対比構造を捉えるためにも、とても重要です。

日本語は、(S)OVが基本である

そもそも日本語の大きな特徴は、

  • S(主語)の省略が許容される

  • O(目的語)がV(動詞)より先に来る

  • O(目的語)がほとんど意識されていない

の3つです。
例えば、教室でペンを落とした時、隣の席の友達にペンを拾ってほしい場合は、皆さんは何気なく、
『ペン取って』
と言っているはずです。

でも実際、正しい日本語(NHKのアナウンサーが使う日本語)は、
『あなたは(私が落とした)ペン"を"取ってください』
となり、特に日本語においては”を”をつけることで初めて目的語が目的語として意識されます。
※(私が落とした)はペンの詳細説明=英語でもthis penとなるので考慮しない

すなわち、
『ペン取って』
という日本語は、
・S(主語)が省略されている
➡言い換えると、S(主語)の省略が許容されている
・O(目的語)がV(動詞)より先に来る
・O(目的語)がほとんど意識されていない
となります。


第3文型における英語・日本語の違い

まずは英語の第3文型についておさらいしましょう。

英語はSVOの第3文型が基本

そもそも、なぜ第3文型を中心にしているのかというと、英語のどの文型もS+Vは基本であり、またV(動詞)は他動詞がそのほとんどを占めることから、結果的にSVOの第3文型が英語を学ぶ上での中心に据えるのが、結果的に英語の構文理解の最短ルートになります。

第3文型というのは、皆さんおなじみの
『I have a pen.』
という英語構文であり、V(動詞)は他動詞となります。
ここで重要なポイントは、第3文型は必ず他動詞を使う、ということです。

第3文型は、
・他動詞を使い、他動詞の後には必ずO(目的語)が来る
・SVOという順番となり、SもVもOも省略できない
ということをまず押さえてください。

英語と日本語の対比構造の胆は、
❶ 【英語】必ずS(主語)が必要 ⇔ 【日本語】S(主語)は省略可
❷ 【英語】Sの後はV(動詞)+O(目的語)が来る ⇔ 【日本語】Sの後はO(目的語)+V(動詞)が来る
❸ 【英語】明確に目的語を意識している ⇔ 【日本語】 目的語が意識されていない
ということの3つ  

この❶~❸を認識しただけでも、英語スキルは飛躍的に上昇します。
例えば、次の日本語を英訳してみてください。

(教室に忘れ物をしたとき、友達に向かって)
『ちょっとペン取ってくるから、先に次の教室に行ってて!』

これをすぐに英訳できた人はどれぐらいいるでしょうか?
おそらく、英語が苦手な方は、あれ上手く英訳できねーぞとなったはずです。

ここで、先述の❶~❸の英語・日本語の構造を思い出して、まずは日本語を英語の構造に当てはめて、組み替えてください。
そうすると、
『(私は)取る、ペンを。なので、(あなたは)教室に行ってください、私が行くより先に』
となります。

ではこの日本語を英訳してみてください。
意外と簡単に、
I get my pen, so you go to the classroom before I do.
と書けませんか?
(※)説明の簡略化のために、時制は現在形にしています

このように、英語・日本語の構造の違いを意識しただけでも、英語の書き方がなんとなくわかってきたのではないでしょうか?

以上、第3文型における英語・日本語の構造の違いを説明しましたが、もし不明点・疑問点があればお気軽にコメントください!

最後まで読んでくれた皆様、Special Thanks!
それではそれでは、Bye ケロッ~🐸


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