35歳になった。人生の80%を生きた
今日で35歳になった。
人生100年時代、まだ半分も生きていないと思っていたが
実は私は既に人生の80%を生きているようだ
世の中にはジャネーの法則というものがある
幼少時は日が長く感じられていつまでも遊んでられた
今はどんどん日が早くすぎていく
あれだ
時間というのは実際には二つに分けることが出来る
絶対時間 誰にでも同じように与えられている(1日は24時間だし、1分は60秒だし、という時間)
体感時間(相対時間) それぞれが体感する際に差分が起きるもの
体感時間は過去に過ごした時間の量によって変化をしていく、というものがジャネーの法則の大枠である
具体的には0歳の赤ん坊が過ごす体感時間1年は
「その年に過ごした時間(1年)」/「今迄過ごした時間(1年)」
なので1だが
1歳が2歳になるときの体感時間1年は
「その年に過ごした時間(1年)」/「今迄に過ごした時間(2年)」
なので0.5になる
同様に
2→3歳 0.33
3→4歳 0.25
4→5歳 0.20
と当該年一年辺りの体感時間はどんどん短くなっていく
(こんな感じ)
人生100年時代と言われている中、これを実際に100歳迄やっていくと下記の様になる
ここまでは単年当たりの体感時間だが、これを仮に100年迄生きる、とした時に積み上げていくと下記の様になる
人生100歳迄生きるとしたときに積み上げの最大は5.19、グラフを見てもらうとわかる通り半分の2.5辺りを超すのは実は既に7歳の時の事である
(実際にはジャネーの法則には0-3歳時の記憶はほぼ抜けているから最初の体感時間が1になるのは4歳辺りから、という話もある)
仮に100歳迄生きるとしたときに、
10歳で56%
20歳で69%
30歳で77%
40歳で82%
50歳で87%
60歳で90%
を人生の中で既に過ごしている
そうなると、え、もう80%も生きちゃったの、20%しかないの?みたいな話になってくるが、あくまでこれは人生100年生きた後に相対的にわかる事
体感時間(相対時間)の考え方は「過去と比較をした時に」作られるものなのだが、これを「未来と比較」すると今の時間がこれからの人生の中で同じ時間の中でも今日が一番長く感じる、という事
何歳になっても
【若い時の体感時間>それ以降の体感時間】
なことに変わりはない
仮に0~100歳まで生きた時に10代で体感する時間は
20代で感じる時間の1.7倍
30代で感じる時間の2.5倍
40代で感じる時間の3.1倍
の長さにもなる
「今」は圧倒的な価値がある
何回も言うが、何歳になっても
【若い時の体感時間>それ以降の体感時間】
なのである
『何事をやるにも「遅すぎる」なんてことはない』っていうのはまさにそういう事。
時間の質が違う
若くたって年を食っていたって、この時間の質の概念が分かっていなければ
『自分はまだまだ20歳、人生80年生きるとしてもまだ4分の3も人生ある!』
『時間は誰にでも平等に与えられている』
みたいな話に捕らわれたまま、人生を終える可能性もあるという事
特に子供と一緒に過ごしていると同じ1時間でも
娘からしてみれば永遠に続く1時間
vs
私からしてみれば一瞬で終わる1時間
なのである。
私にとっての一瞬は彼らにとってはとても意義があるものなのだ
「明日」は今日よりもさらに短い
「今日」を有意義に『体感』したい
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