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RCS 飯山ラウンド

大会:RCS第1戦 第11回菜の花飯山ラウンド

日時:2022年4月30日,5月1日

会場:長野県・長峰スポーツ公園針湖池外周道路

天候:30/晴れ 1/雨

カテゴリー:クラス1

コース:1周1,1km

リザルト:ポイントレース14位 ロードレース4位



使用機材

バイク:Lapierre Xelius SL Ultimate Disc FDJ

ホイール:DT Swiss ARC 1100 Dicut db 50

コンポ:Shimano Dura-ace R9100 × Ultegra R8070

タイヤ:Continental Grand Prix TL

ウェア:Sunvolt S-Ride スタンダードセパレートワンピース / S-Ride クロスワンピース



学連レースの開幕戦となるRCS飯山菜の花ラウンド。近年学連のレベルは全体的に上がってきていると感じる。今年は始めからクラス1のレースを走れるので学連最高峰のレースを走れることが楽しみだった。そして、その中でもリーダージャージを狙える可能性があるので狙っていきたいと考えていた。

今回のレースは2日間あり、1日目はポイントレース形式。2日目はロードレース形式で行われた。ポイントレースは5分ごとの周回着順で1位~3位までポイントが与えられ、ポイントを多く獲得した選手の勝ちとなる。そして、ゴールポイントは得点が倍となり、1位~5位までがポイントを獲得できる。ロードレースは一般的な最後の着順を競うルールだ。

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1日目はポイントレース。クラス1は出走が14人と少なめだが、クラス1の選手はみんな速いので全員を警戒する必要がある。45分+5周回のレースとなっており、スタートして20分間後から5分単位でポイントルール適用となる。クラス1では全6周回のポイントとなった。

天候は晴れ。今大会は両日怪しい天気の予報だっただけに片日でも天候が回復しただけよかった。会場となった長峰スポーツ公園。私は出場していなかったが、2020年シクロクロス全日本選手権のコースとなった場所であり、高校時の部活動の合宿で訪れた場所で親近感を感じていた。

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クラス1の出走人数は14人。他のクラスに比べ少ないが、クラス1のレベルになれば誰が勝つか分からない。全員をマークするのは厳しいので予めマークする選手を決めていた。空気圧はF5.4ber、R5.6berにセッティング。コースを試走した際に少し路面が荒れていたのでもう少し落としておきたかったが、感覚的にいつもより少し少なめにしといた。

スタートしてからはポイント周回まで落ち着いてレースが進んだ。最初のポイントは取りに行くと決めていたのでポイント周回が近づくに連れて、位置取りを意識して展開した。

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1回目のポイント。集団でのスプリントとなることが分かっていたので前に行こうと最終コーナーでギアを掛けたらチェーンが外れた。幸いにもすぐに修正できたが、ポイントには絡めなかった。集団にもいち早く戻ることができたが、このポイントを境に逃げができることとなった。

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次のポイントからは逃げがポイントを奪っていく形となっていた。逃げはポイントを取るごとに変わっていたので、4回目のポイントを取るために逃げを試みた。元々前の逃げがあったが中々追いつかず、さらにポイントギリギリで日大の選手に捲られてしまいポイントを取ることができなかった。

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その後はポイントを取る動きすら出来なかった。最後のポイントを取るためのゴールスプリントも参加すらできずポイントを取ることができずゴールした。結果14位。ポイントを取ることができなかったのは自分だけだった。

反省すべき点は多々あるが、明日のロードレース形式に集中した。個人的にはポイントレースよりもロードレースの方が圧倒的に走れることは去年から分かっていたことであるので、くよくよせずに次戦のレースに意識をシフトした。

ポイントレースは苦手意識が強いが、それにしてもこの1日目は走れてなさすぎると感じた。大きな原因として集中力不足だと自分で考えた。菖蒲谷のレースでも感じていたが、集中力が欠けている時が多かったと思う。力不足にしろ、レースに集中して挑むこと、勝つ意識を持ってレースに挑むこと、この2つを重点的に意識して2日目のロードレースに挑んだ。




2日目。前日と打って変わり天候は雨。午前中のレースは曇りでなんとか自分のレースまでもっててほしいと思ったが、願い叶わず。他の選手とも条件は同じなので課題であるレースに集中することに意識していた。雨となると路面も滑りやすくなるので空気圧は昨日より少し下げ、両タイヤ共5.3berとした。

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この日は集中する環境を作るために準備運動やストレッチは一人の場所で行った。最近できていなかったことだ。音楽もガンガンにして自分だけの世界を創った。アップの際もチームメイトやマネに気を使わないようにして頂き、自分のことに集中できた。

今回の出走は16人。昨日のレースでクラス2から昇格した2名を加えてレースがスタート。昇格した2名のうち1名は、我らが期待の新星松井丈治。立命館大学もクラス1が2人となり、自分としては同じレースに同じジャージが走ることは新鮮且つ嬉しく感じた。

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スタートして直後は路面からの雨水で身体を冷やしてしまいそうで寒かった。だが、1周を終える頃には身体も慣れていて雨にも対応できていた。スタートしてからは逃げができる動きが頻繁にあったが決定的な逃げは決まらなかった。前日のレースでこのコースは逃げが非常に有利なコースだということが分かった。作戦としては逃げ切り優勝。自分からも仕かけて行く気でいた。

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今レースは中間スプリント賞があり、ポイントレースではないが中間スプリントを取ることができたら何らかの景品が貰える。他のクラスではジャムや生ハムが景品して出されていたので狙えるのであれば狙っていこうとした。

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そして、何回目か分からないがスプリントに参加して中間スプリント賞を獲得。その勢いでそのまま逃げを決めようとした。少ししてたから追走が追いつき人数が8名ほどだったので、このメンバーで逃げることができると思った。前半動いていたが、脚には余裕がまだまだあったので積極的にレースを展開した。この時点で前日のレースよりも遥かに自分の走りができていると感じていた。前日で刺激が入ったせいかあるいは集中力か。コーナーのスピードも前日に比べだいぶ遅く感じた。雨で滑りやすくなっているのは分かるが、MTBをしている自分にとっては自分からコーナーに突っ込む方が速かった。MTBのアドバンテージを雨のロードレースで発揮できるのは本当に強みだ。

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逃げ集団がレースが進行していく間にメイン集団となった。この集団の中に朝日大学が3人揃えていたので朝日大学がメインとなりレースが展開していくこととなった。そこからも逃げが試みられたが最後の局面まで決まらなかった。最終周回中盤に埋もれてしまっていたので、ゴール反対側のところで脚を使って前に上がった。最終コーナー手前で前に行こうとしたが、先頭交代で変わった選手にラインを塞がれてしまいその隙に立教のアユが上手いこと抜いていった。ゴールスプリントで出遅れてしまったが今回はしっかりと最後まで持つことができたが4位でゴールとなった。

最後のミスが悔やまれるが、ゴールスプリントは追いつくどころか離されていたので万全な位置でのスプリントでも敵わなかっただろう。だが、前日と比べだいぶ修正できたレースだと実感した。ちゃんと自分で脚を使って、レース展開を考え、動きを実行したことに意味はあると思う。アユがゴールスプリントが強いことは分かっていたことであったからこそ逃げ切りができなかったのは反省点だ。あと普通にスプリント力不足。集団でのゴールではどんなに逃げが強くても最終的には圧倒的なパワーがものを言う。スプリント練習も心がけて取り入れようと思った。

この2日間を通して、勝つことができなかったが、自分の悪かったところを次のレースで改善できたところは良かった。2日目のロードレースはちゃんと脚が動いた。やはり集中力は大事だと改めて実感した。レース前のルーティンとしてこのアップ方法はこれからも取り入れていきたい。あとはポイントレースとスプリント力。ポイントレースはまだまだ苦手意識が高いが、トラックの練習で経験を積んでいきたい。スプリント力も同じだ。久々の大会で2日間で良い経験ができた。次に向けて頑張っていきたい。

沢山の応援、サポートありがとうございました。

p.s. 中間スプリント賞の景品がジャムでも生ハムでもなくボトルでした、、、。友人の毎週の走行距離を聞いてもっと練習しないといけないなと思ったのは秘密🤫🤫

立命館大学自転車競技部 高本亮太

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