【Race Report】UCI C3 Coupe du Japon くまもと吉無田国際
大会名:UCI C3 Coupe du Japon くまもと吉無田国際
開催日:2023年10月14-15日
開催地:熊本県・吉無田高原 緑の村
天候:晴れ
コンディション:ドライ
カテゴリー:男子エリート
コース:XCC 1.12km × 5Laps = 5.60km
XCO 3.45km × 7Laps = 24.15km
リザルト:XCC 11位
XCO 6位
-使用機材-
ホイール:DT Swiss XRC 1200 Spline 30
ドロッパーポスト:DT Swiss D 232 One
バイク:Canyon Lux World Cup CFR
タイヤ:Maxxis Recon Race 29×2.25 1.3ber
グリップ:Ergon GXR Team
ウェア:Sunvolt S-Ride Proパフォーマンスセパレートワンピース
グローブ:Sunvolt S-Ride エアログローブ
ボトル:Beka
3ヶ月前の全日本選手権ぶりのMTBレース。
全日本後MTBをメンテナンスに出していたのとロードレース、トラックと別競技へ集中していたのと色々重なりMTBに跨ったのは本当に久々に感じた。
暫くMTB乗っていなかったため不安要素もあったが、楽しみが大きく勝っていた。オフロードを走りたくてウズウズしていた。
先週のJBCF全日本トラック後体調を崩してしまい、この1週間練習ができず回復に専念。
MTBの高強度対策を何一つできず、ましてや久々のMTBレースだったので走れるか?
今できることを最大限に。そして楽しむことを忘れないように気持ちをもった。
会場は熊本県吉無田高原。
九州までとても遠いが普段行けないようなところでレースを走れることはCJの魅力の一つだと感じる。
吉無田は昨年初めて走ったが個人的に相性が良いコースだと思う。テクニカルなセクションが少ないのでMTBのリハビリにはちょうどいいコースなのでありがたい。
試走では2つの意味で身体を慣らすべく入念に行った。昨年に比べカットされてるところがあり全体的にショートになっていた。
スタート後の登りが長いが試走ペースで5分もかからなかったので時間的には短かったが体感は長く感じた。
ドライコンディションと登りでの転がり抵抗を考慮してタイヤはMaxxis のリーコンレースに。タイヤ幅も2.25と細くして登りでのアドバンテージを得られる構成に。
下りの安定感は薄れてしまうが転がりは最高に良かった。決戦仕様も決まり周回を重ねMTBに身体を慣らしていった。
-XCC-
試走後は明日のスタートグリッドを決めるXCC。
体調によってはDNSにしようと決めていたが試走した感じ良くなっていたので刺激を入れる為の目的に出走することに。
決して無理はしないことを念頭において走った。
試走後すぐにスタートだった為アップは行わず、ギリギリまで試走して身体を慣らしていた。
スタートは1列目を確保。
久々のMTBレースの感覚で楽しみだった。
序盤からハイスピードでレーススタート。
4.5番手について先頭に食いついていったが久々の高強度に身体がきつかった。2周目早々に息が荒れ荒れ。
3周目に入り先頭集団からドロップ。
やっぱり身体が追いつかなかったので無理せず自分のペースでゴールを目指すことに。
そこからは順位を落としていったが11位でゴール。周回数も少なかったため無事に完走。
予想していた通り高強度に耐えれなかったが前日のXCCに参戦しといて良かったと感じた。
XCCでしっかりと刺激を入れることができたので本戦のXCOに向けて切り替えた。
XCCは上手く走れなかったがXCOに向けての不安は特に感じなかった。明日に向けてしっかり回復して全力で走るだけ。
-XCO-
翌日、XCCの疲れを感じながら起床。
久々のオフロードは思っている以上に身体にダメージを残していたが朝はゆっくりできていたのでストレッチやマッサージでほぐしてスッキリ。
天気も良くて最高のレース日和となった。
いつも通りアップを済ませレースへ。
集中できているのを自覚できていた。
スタートは2列目。
スタートして前方に行きたかったが出遅れる。しかし焦らず最初の登りへ。
全体のスピードが遅く感じたのと先行していた副島選手に追いつくために一気に2位へジャンプアップ。余裕を持って走れていた(この時までは)。
2周目に入り高強度に耐えきれず一気にペースダウン。2位から12位へとポジションダウンしてしまい身体もオーバーヒートしていた。
2周目早々身体が動かなくなったため精神的にもキツかったが、落ち着いて自分を取り戻すことに。ここからはしっかり回復させてから自分のペースで追い上げることにフォーカス。
3周目から身体も落ち着きを取り戻し呼吸も安定してきた。前とは絶望な差ができていたが一つ一つ前選手を目標として走った。
すると自分でもビックリするくらい追い上げれることができた。
ラップタイムも大幅に上げることができ次々に順位を上げていくことに。自分のペースを強く保ちつつ集中力を切らさないことを意識。心拍も安定して高出力を出せていけた。
その後も確実に順位を上げていきあっという間に最終周回に。最後まで諦めず必死で走った。
ラストの登りでは3位圏内の選手まで捉えることができていたが追いつくことができず6位でゴールとなった。
序盤の大タレが痛かったが中盤からの追い上げは自分でも驚いた。中盤から追い上げたレースは今回が初めてではないか?いつもとは違う走りに本人が困惑。
表彰台には乗れなかったが諦めず修正できたことは成長を感じられた。
全体的に修正することができれば結果はついてくるのではないかと感じる。ちゃんと調整して乗り込めばどんどん良くなっていけると思う。
それと自転車競技は気持ちが重要ということを改めて感じた。気持ちを強く持てば最後まで結果は分からないのだから。
久々のMTBレースはやはりとても楽しかった。
フルサスにも慣れてきたのを実感できたのでもっと楽しくなるはず。
今週末には伊豆でJapan MTB Cupに参戦予定。オリンピックコースで国内で最も難関であり楽しいコース。
体調も回復したのでしっかり調整して優勝を目指す。
引き続きMTBが続くので結果を求めて良い走りをお見せできるように頑張ります。
沢山の応援、サポートありがとうございました。
立命館大学自転車競技部
高本亮太