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全日本学生個人ロード レースレポート

大会:第37回 全日本学生選手権個人ロードレース大会

日時:2022年6月12日

会場:長野県・奥木曽湖周回コース

天候:晴れ

カテゴリー:個人ロードレース 男子

コース:9km × 17Laps + 1km = 154km

リザルト:29位



使用機材

バイク:Specialized Allez Sprint

ホイール:Campagnolo Bora Ultra 50

タイヤ:F Continental Competition / R Panaracer Race A Evo 4  6.8ber

コンポ:Shimano Dura-ace 9100 × Ultegra R8000

ウェア:Sunvolt S-Ride Proパフォーマンスセパレートワンピース

グローブ:Sunvolt S-Ride エアログローブ

ボトル:Beka



全日本レベルの大会の一つであり、全日本選手権ロードレース、インカレの前哨戦ともなる全学個人ロードレース。これからの大会のために現在の実力を知るためには絶好の機会だった。先週の全日本学生TTは思うような結果は得られなかったので得意なロードレースでのリベンジに燃えていた。

1周9kmの流れるようなコースレイアウト。道幅も狭くテクニカルなコースで集団前方で展開しないと後方はインターバルがかかり、後ろほどキツくなることが予想された。落車や中切れの可能性も大いにあるのでどちらにしろ集団前方で走るのが良いと感じた。1箇所1分ほどの登りがあるだけであとは緩やかなアップダウン。しかし、登りが少ない分その場所でのアタックは厳しくなると思った。フィードが登りの場所であり補給中にアタックされたら精神的にもキツくなるコースだと感じた。ゴールの場所だけ周回コースとは別の場所にあり、最後1kmほどの今コース1番斜度のある登りだ。最後の最後でキツい勝負所があるので気持ちと残りの脚が重要だと思ったた。

久々の150km強のレース。最近レースが多く、100km以上の練習ができていなかったので体力面が心配だったが、補給を意識して水分不足やエネルギー不足に陥らないようにしようと考えていた。前夜のチームミーティング中にレースへの緊張を感じた。最近はリラックスしてるせいか緊張を感じることが少なくなっていたが、レース前日から緊張するほど今回のレースには気合が入っていた。緊張することは悪くない、むしろ自分にとってはレースに集中できる一つの武器だと思うので緊張してたことは良いことだ。最近ではリラックスしすぎてレースに集中できていなかったのだと思う。大きな大会が始まる前に気づけたのは良かった。

8:00スタートと朝が早かったが、自分のペースでアップや準備ができた。今回は距離が長いのでアップも20分ほど軽めに脚を回しただけにした。スタートも前の方を確保できてレースに向けての集中も高かった。

スタートから前半はペースがかなり遅かった。ゆっくり過ぎるほどのローペースだったが、5周ほどして登りでアタックがかかり一気にペースが上がった。先頭にいたので対応できたが、このアタックをきっかけにレースが始まったと感じた。その後8名ほどの逃げができたが、レース序盤ということも考えて見逃した。1分から2分半ほどの離れたが集団がコントロールして後ほど捕まえることになる。

立命館大学から3人の出走。レース序盤にメカトラなどでDNFを強いられ早々に1人になってしまったが、やるべきことは変わらないのでレースに集中した。チームとしても走れてきたのでこれからのレースが個人だけでなく、チーム単位で走れそうなので楽しみだ。

レース序盤はメイン集団のローテーションに加わり、落車や中切れの対策として先頭にいた。このコースは流れるので先頭でローテを回す方が後ろで休むよりも楽だと思う。補給にも意識していたが、アタックを恐れたり、集中の真ん中にいたりで中々思ったような補給を取ることができなかった。

スタートして40kmほどしてサドル根本のネジが動いてしまいサドルの角度が変化していくようになってしまった。ピットで直してもらおうとしたが、集団から離れてしまうこともあるのでそのままでレースを走った。レース前にちゃんとネジを締めただけに緩んでしまったことがかなりキツかった。幸いにもシッティングで踏ん張った時にサドルの角度が変わってしまうのであまり考えずレースに集中した。

中盤から登りがかなりキツく感じた。頂上付近では毎回離されるようになった。体重が落ちてきていたが、パワーも出ていないわけではなかったのでついていけるはずがついていけなかった。登り直後の下りで離れた差を積めることを毎周繰り返すようになった。登りで遅れるようになってしまってから集団の中ほどにいるようになってしまい、中々前に行くことができなかった。補給不足ではなかったと思うが、身体が欲しい時に取れなかったのが終盤にかけてダメージがきてしまったと思う。

所々逃げができていたが終盤にかけてメイン集団1つとなった。上手く粘り運良く前方でラスト周回に入ったが、登りで千切れてしまった。脚がいっぱいいっぱいで踏むことができなくなった。その後4人ほどで回したが、ゴールの登りで力尽きやっとの思いで29位でゴールした。




先頭から3分遅れでゴール。正直思ったよりも差が開いていなかった。千切れた登りもそこまでペースも速くなかったので気持ちを切らさず残っていたらもう少し結果も良かったと思う。だが、去年よりも順位は低いし登りが登れなくなっていることが悔しい。補給も大事だったが、レース後に監督とマネージャー達の今後の改善としてできることを話し合えたので次は大丈夫だと思う。

競技時間の長いロードレースの過酷さを改めて実感できた。今回も負けてしまったが、次回の大会に向けてやるべきことを明確にできたのは良かった。最近はインターバルしかできていなかったが、今週は久々にレースがないのでロングライドに行き、長距離耐性を付けようと思う。2週間後には今年の全日本選手権ロードレースがある。ロードレースでの1番の目標大会なのでできることを行い調整してレースに挑みたい。

応援、サポートありがとうございました。

高本亮太

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