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【Race Report】全日本選手権ロードレース

大会名:第91回 全日本自転車競技選手権大会 ロードレース

日時:2023年6月24日

会場:静岡県・日本サイクルスポーツセンター  8.0kmコース

天候:晴れ

コースコンディション:ドライ

カテゴリー:MU23

コース:8.0km × 14Laps = 112.0km

リザルト:DNF



-使用機材-

ホイール:DT Swiss ARC 1100 Dicut 50

株式会社マルイ様より


バイク:Canyon Aeroad CFR


ウェア:Sunvolt S-Ride Pro パフォーマンスセパレートワンピース


グローブ:Sunvolt S-Ride エアログローブ



ボトル:Beka


タイヤ:Vittoria Corsa Pro 28c    4.5ber / 4.8ber





今シーズン2種目の全日本選手権。
全日本トラックに引き続き日本サイクルスポーツセンターで全日本ロードが開催された。前半戦は今大会を目標として計画していたが、体調を崩したりと中々思うような練習ができてない状態で挑んだ3回目の挑戦となった。

前回の全学ロードから2週間。久々のレースがない週を挟んだのでロングを走ったり耐久走を行えて良い練習ができた。ロードレースとなると100km以上のレースを走ることとなるので常日頃から対応できるような長距離の耐性をつけておく必要があると前回の大会から感じた。2週間という短い期間だったができるだけのことはやれた。身体の調子も徐々に上がっていることを実感できていたのであとはレースに集中するだけ。

いかにも速そうなルックス🙆

前日に会場入り。今回のコースは修善寺の5kmサーキットを3km延長させたTOJ修善寺の8kmコース。参戦するアンダーカテゴリーは112kmだが獲得標高は3000mを越すほどのタフなレースレイアウトなのでサバイバルなレースになると予想した。登れない選手が圧倒的に不利なコースなので登れるようにと準備してきた。日本1強い選手を決めるのには相応しいコースだと思った。平坦基調のレースもしてほしいなと思ったり。試走をしてみてのコースの印象は登りか下りしかないめちゃキツコース。下りもコーナーが急で気をつけなければ落車する危険性があるので登りで力尽きての進入は避けなければと感じた。ホイールはDT Swiss のARC 50。下りの速度感が速く且つ上りでもハイト50ミリだと感じないほどの軽量性でハードな修善寺でも最高の走りができると確信した。下りで休息できるエアロ性能と登りでの回転力は大きなアドバンテージになると感じた。コースの感覚を身体に染み込ませるように3周ほど試走して終了。


今回も前回と同様8:00レーススタートなので朝は早かったが今まで以上に身体が軽く感じ調子も良いと思った。寝起きも良くレースを走る準備は万端だった。アップもいつも通り行いスタートラインへ。

レースプランとしては前半のアタック合戦で飛び抜けた集団が逃げ切る可能性があるコースなので集団前方で待機しつつ有力選手に動きを合わせる予定と考えていた。気温が暑くなることも予想していたので補給も意識した。全日本は本来誰もが1位を目指している大会でありもちろん私も同じだが、現実的には練習も不足している状態の中なので厳しいことは分かっていた。だからこそ目標は完走すること。もしゴールを狙えるようであれば全力で狙いに行く算段。

📷yuki_asato
集団前方での位置取り

後方からスタートを切ったがコース幅が広く、見渡しが良いので問題なく進んだ。スタートからはスローペースでレースが進んだので比較的集団も落ち着いていた。身体の感覚も非常に良いと感じていたので大人しく予定通り待機することに。単独でのアタックは何回か発生したが特に決まる様子はなかった。下りは落車しないように気をつけて慎重に走ることを意識した。

📷kazutaka.Inoue
下りはハイスピードで展開

ペースも一定で進んで捕食もしっかりと補給できており気持ち的も余裕があった中盤からのペースアップが濃厚になるとふんだので来る時に対応すべく我慢の時間だった。時間が経過していくどこに気温も上がり掛水をして身体を冷やしていた。しかし、8周目の秀峰亭後のコース1番の登りで急に身体に力が入らない。予兆のない疲労が一気にきて脚も回らなくなった。あれ?なんで??と急に身体が動かなくなってしまいポジションも後方へ追いやられた。その後集団のペースが上がり必死にくらいついた。

📷ta_do
集団からドロップし単独へ。悔しい。

下りはDT Swissの圧倒的な巡行性に助けられて休みつつ追い上げることができた。何とか下りで追いつくことができ下りで回復を試みたが切り返しの登りで集団からドロップ。単独になってからはどれだけ走れるか諦めたいで踏んだ。しかし脚が攣りそうになってペースアップを図れなかった。悔しい気持ちと急に身体の動きが制限されたような感覚に不思議に思いつつ走ったが6周を残してDNFとなった。



結局レースはその後ペースアップにより集団は崩壊して予想通りのサバイバルレースになった。今の状態だとペースアップに反応することは厳しかっただろう。しかし前半は身体が軽くて自然的な感覚があった。間違いなくここ最近で1番調子は良かったはず。今までのレースでも経験したことがなかった急激な疲労感と脱力感については集中力が若干弱まってきたところだったので原因はそこだったのかも知れない。振り返ると思い当たる節は集中力の印象が強い。もともとが練習不足である中身体が悲鳴を上げていたことは遅かれ早かれ分かっていたことであるから。けどやはり悔しい気持ちが大きい。集中してトレーニングを積んできたがもっと煮詰められることがあったはずだから悔しい。沢山の方からサポートをしてもらっている中でレースができているこの環境にもっと感謝してレースを走る覚悟が必要だと思う。私だけが戦っているわけではないので履き違えないように普段から意識していきたい。

📷spacevision
強くなるために必要なものは何か。


3度目の挑戦も失敗に終わったが今大会で得られたことは大きかった。短い期間の中でこれほど調子をここ1番だと感じることができるまで持ってくることができた。そして今の現状を把握できたので、ロードレースは夏のインカレに向けて頑張りたい。全日本は獲ることができなかったがインカレというチャンスは残っているので入念に準備していこう。大会ごとに調子が戻ってきていることを実感できている。引き続き続く全日本学生トラック、全日本選手権MTBと大きな大会が連戦するので切り替える。週ごとに乗るバイクが変わっていくがそれも今の環境がとても充実しているので楽しみつつ勝ちを狙っていきたい。

来年はアンダーカテゴリーラスト。最後のチャンスを掴むために一年間頑張ります。

沢山の応援、サポートありがとうございました。

立命館大学自転車競技部
高本亮太

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