Coupe de Japon MTB やわたはま国際
大会:Coupu de Japon やわたはま国際MTBレース 2022 XCO+UCI Junior Race
日時:2022年5月22日
会場:愛媛県・八幡浜市民スポーツパーク
天候:晴れ
カテゴリー:男子U23
コース:4.30km×6Laps=25.80km
リザルト:DNF
使用機材
バイク:Canyon Exceed CF SLX 9.0 Pro Race
ホイール:DT Swiss XRC 1200 Spline 30
タイヤ:Maxxis Recon Race F/29×22.5 R/29×2.35 1.4ber
サスペンション:Fox 32 Step Cast Factory Fit4 Remote Forks
コンポ:Sram Xo1 Eagle
ウェア:Sunvolt S-Ride スタンダードセパレートワンピース
国内で行われるUCIレースとなったやわたはま国際レース。今回は国内レース初のUCI-HCクラスのレースで貴重なUCIポイントを大量獲得できるレースとして気合いも入っていた。マウンテンバイクレースを通して調子も上がってきた。課題の中盤のタレの対策を行なってきて練習の成果を発揮する舞台としてこれほどの大会はなかった。
今回のレースは前日のXCCがなかったので、前日試走は念入りに行うことができた。昨年の全日本選手権のコースと変わりはなかったが、ドロップオフが深めに掘られており気をつけなければ落車の危険性があった。試走で走った感じは全く問題なく、UCIコースとしては普通の難易度だった。だが、試走時点で落車が多く発生しレースでは使用されなくなった。今年の全日本選手権はオリンピックコースの修善寺だが、このコースで使用不可となるレベルだと修善寺のコースでレースができるのだろうか。レースどころかコースのレベルが高すぎてレースにならないと感じた。せめてエリートとジュニアのレースでは解禁してほしかった。
試走でステムの調整を行い、去年と同じポジションに戻した。今シーズン入る前にポジションを変えたが菖蒲谷、朽木を通して合わないと感じ元に戻した。やはりこのポジションがしっくりきた。
入念に試走できたのは久々だった。身体の調子も良く翌日のレースが楽しみで仕方なかった。昨年の全日本選手権はこのコースで苦渋を味わった。今年のU23の全日本選手権で優勝するためにもここで勝って勢いをつけることが大切だと思いレースに挑んだ。
レース当日は5月なのに夏を感じさせるほどの気温だった。レース前に暑さにやられるといけないのでブース内でリラックスしていた。今回のタイヤはRECON RACEを選択。ASPEN愛好者だが、最近の練習でRECON RACEの良さが分かってきた。日本の土質ならRECON RACEの方が個人的に良い気がした。ノブが低いのにグリップも申し分ない。何より試走時にASPENと比べて今回はRECON RACEの方が速い気がしたからだ。
アップは今回は軽めに。いつも強度が少し高すぎると思い今回は軽めに行ったが、身体もしっかりと動いておりいい感じだった。スタートは1列目。集中できておりあとはレースで勝つのみだった。
スタートはクリートキャッチに手間取ってしまい遅れてしまったが、もともとスタートはガツガツ行かないことを考えており、登り後のストレートでペースを上げ上位でシングルトラックに入る予定だった。スタート直後のアスファルトの登りに入りトルクを掛けた時一気に力が空回りした。チェーンが切れたのだ。始めはチェーンが落ちたと思ったが、完全に切れていた。
乗れるところは乗り、登りは押してフィードまで向かった。しかし、スタートからフィードまでが遠くてかなりの時間がかかる。行けるところまではいこうと思った。なんとかフィードまで走ったが、その時既に先頭は2周目にこのままだと80%カットは目に見えていた。さらに朽木の時にスペアのチェーンを使ってしまっていて、新しく買ったスペアのチェーンが間に合っていなかった。このままレースを走っても選手の邪魔になるのでここでレースを降りた。
機材トラブルでレースを終えてしまうことは実力で負けるよりも悔しいし勿体ないことをしてしまった。準備不足だったのも自分の問題だった。チェーンが間に合わなかったのは事前にわかっていたことだし綺麗に走る必要があったが、レースの強度では耐えられなかった。遠くまでの遠征費を出して下さっている両親やサポートして下さるマネージャー達に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。機材トラブルは不運ではなく、自分の整備不良なのでこれからは失敗しないようにしていくことをここに誓う。
次のマウンテンバイクのレースは全日本選手権だ。まだ未定であるがCJ一里野に出るかもしれない。もし全日本選手権なら今年の目標の大会だ。実力以前に機材トラブルだけはしないように完璧な状態で挑みたい。自転車競技は機材スポーツであり、自分自身が強くても機材がダメだったら結果が出ない。機材のこともちゃんと勉強してトラブルのないように試みていきたい。そして、全日本選手権で勝つために準備は怠らないつもりだ。今年こそ頂に立つために全力で努力していく。
不甲斐ないレースでしたが、応援・サポートありがとうございました。
p.s. 最近の趣味はサウナです。レース前に整うと調子が爆上がりする気がする。ちなみに外気浴で寝るのが一番好き。
立命館大学 高本亮太