【Race Report】RCS大島
大会名:2023全日本学生RSC11・12戦 大島サンセットパームライン・個人ロードTTラウンド&大島三原山ヒルクライムラウンド
開催日:2023年11月4-5日
開催地:東京都・大島サンセットパームライン / 御神火スカイライン
天候:晴れ
コンディション:ドライ
カテゴリー:クラス1
コース:TT 10.2km × 2Laps = 20.4km
HC 5.5km +2heat
リザルト:TT 3位🥉
HC 4位
-使用機材-
・TT
バイク:Giant Trinity Advanced Pro TT
・HC
バイク:Canyon Aeroad CFR
ホイール:DT Swiss ARC 1100 Dicut 50
タイヤ:Vittoria Corsa Pro 28c 4.0ber / 4.3ber
ウェア:Sunvolt S-Ride Proパフォーマンスセパレートワンピース
ボトル:Beka
伊豆大島で開催されたRCS大島に参戦。
人生初の離島での大会。同じ日本なのに少し不思議な感覚があった。
伊東からフェリーを使い大島に上陸。
自然豊かな場所で想像以上に山々で驚いた。観光感覚であったがレース当日入りしているので切り替えることに集中。
今回は1日目にTT、2日目にはHCとタイム種目がメイン。タイム種目の特にHCが苦手意識が強いので自分自身との勝負になると想定した。
TTのために今回はTTバイクをお借りしてロードと二台体制で参戦。フェリーでの輪行がキツかった笑。しかし先週までMTBに全集中注いでいたので乗り込むことができずポジションもぶっつけ本番。不安要素も多かったがTTならTTバイクで走った方が速いんじゃね?と思っていたので用意を進めてきた。
会場に到着後バイクやレースに向けての準備。
試走ができなかったのでコースレイアウトの確認を行った。その際に気づいたのだが意外とアップダウンあるくね。。ロードでも良いかなと考えたがせっかく苦労してTTバイクを持ってきたことですしTTバイクで走ることを決めた。
スタート1時間前からいつものようにアップを開始。
しかし、ここでお借りしているリアホイールのタイヤが大きく剥げていることに気づく。
アップどころではなく焦っているところ慶應さんに助けていただきギリギリでスタートに間に合った。
全くアップをできなかった状態でスタートを迎えた。
しかしスタートできなかった可能性もあったのでまずはホッとした。慶應大の皆さんありがとうございます。
スタートから折り返し地点まで追い風だったのとアップができなかった焦りで序盤からガンガン踏んでいった。久しぶりのTTバイクは速くて気持ち良かった。
序盤は良い感じに走れていたが、折り返し地点を通過して復路に入ると向かい風と登りに苦戦。特に登りは全く進む気配がない。。ダンシングの感覚が違和感あり、バイクもとても重く感じた。
下りに入っても思いのほか急勾配と急カーブで突っ込むことができずタイムロスすることが多かった。試走ができなかったことが裏目に感じた。
さらに慣れてないDHポジションでの全開疾走により腰痛を起こしてしまい中盤からは気持ち良く走ることができなかった。
後半はタレてしまいタイムを落してしまったが自分の走りに集中。最後まで追い込み走り切った。
結果は3位。
正直表象台圏外だと思っていたので驚いた。
自分ではあまり感覚が良くなかったが結果は悪くなかった。MTBでの好調を維持できているのかと実感できた。
準備不足+ぶっつけ本番状態でも集中して走れた。しっかり準備していたらもっと上の順位を狙えたと感じたので悔しさはあるが、良くない感覚の中でも表象台に乗ることができて良かった。
翌日はヒルクライムと苦手意識が強いが楽し苦ベストを尽くすためにも切り替えた。
2日目はHC。
実は人生初のヒルクライムレース。
ヒルクライムは今回自分にとっての山場。
自分との勝負になることは分かっていたのでどれだけ我慢できるかが鍵。
コースは5.5km。標高差503m。平均斜度9.2%。
本格的なヒルクライムになるだろうなと予想していた。
今回は2ヒート制で2回登ることになるという地獄。2回の合計タイムで順位が決まる。
アップを兼ねて少し試走をしたがすでに虚無状態。
序盤からめっちゃキツい。離島だからと甘く見ていたが恐ろしい登りが大島にはあった。しかしこんな場所でレースを走れるのも中々ない経験なのでこの地獄を楽しむことを意識した。
第1ヒート。
序盤からかなりの高出力が出ていたが余裕を持って身体は反応できていた。集団前方に位置取りをして動きに対応。あれ?意外と走れる?と感じていたが束の間。
中盤からのペースアップに対応できずズルズル後退。中間地点を過ぎてからはキツくて全くバイクを進ませることができなかった。
バラバラになりほぼ単独での走行になり前を追ったが追い付くことができなかった。永遠に続くような長い登りに果てそうになりながらゴールを目指した。
やっとの思いでゴール。
ゴールした時点で1分半くらいの差ができてしまい身体のすでにキツかった。あともう一回今のコースを登ると考えたら「絶望」としか感じられなかった。。
想像以上の登りに苦戦したが、事前に分かっていたことなので今後のために出し切ろうと決めた。時間的に20分なので大島で20分走できる貴重な機会と思って全力を尽くそう。
第2ヒート。
序盤から脚の感覚が重く第1ヒートからほどの余裕はなく高出力。初っ端から飛び出した後輩を先輩として見送り自分のことに集中。
中間地点手前で集団から千切れ自分との勝負スタート。単独となったが最後まで集中して追い込んだ。
ゴールまで淡々と踏み、最後はスプリントをして出し切った。
結果は合計タイムから4位。
今の自分にはキツすぎたレースだった。いつもは誤魔化しが効く登りの今回のような純粋なヒルクライムコースでは全く対応できなかった。勝負できるほどのクライム力をつけなければ。個人的には全力を尽くせたので最善できたかなと感じた。それにしてもキツかった。。
せっかく2本の登ったのに頂上からの景色は霧や雲であまり見えなかったことが残念。
連戦続きでかなり身体の疲弊を感じてきたが次回のレースがで一旦空くので来週のRCS群馬はリベンジできるように頑張ろう。
レース後はずっと楽しみにしていた伊豆大島名物の「べっこう丼」を食べることができた。是非大島に行く機会があれば食べてみてほしい一品。
レースも大島も楽しむことができた遠征になった。
引き続くレースに向けて切り替えよう。
沢山の応援ありがとうございました。
立命館大学自転車競技部
高本亮太
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