【日本共産党】とは
結成:1922年
日本で最も古い政党の一つ。
資本主義への反対、平和主義、労働者の権利擁護を重視。
理念
平和主義: 戦争反対と平和の追求。憲法9条改正に反対し戦争の放棄主張。
労働者の権利: 最低賃金の引上げ、労働条件の改善、非正規労働者の待遇改善。
民主主義の拡大: 特定の権力や資本が国民の生活を支配することを防ぎ、政治が市民の声に基づいて運営されることを重視。
反資本主義: 資本主義が人々の格差や不平等を拡大するとして社会主義経済を提唱。
環境保護: 資本主義経済の成長至上主義が環境破壊を促進すると批判し、持続可能な社会を目指すためのエコロジー政策を提唱。
国際連帯と平等: 国際協力や、発展途上国の支援を主張。軍事力ではなく外交による対話を強調しています。
主な政策
1. 憲法9条の擁護
憲法9条を守り、戦争放棄堅持を強く主張。
自衛隊の廃止を最終目標。
日米安保条約の廃止を目指し独立した外交政策を展開。
2. 消費税の廃止
大企業や富裕層への課税を強化。
消費税は低所得者層に負担が大きいと主張し廃止の提案。
3. 社会保障の充実
年金、医療、介護、子育て支援など誰もが安心して生活できる社会作り。
介護など福祉労働者の待遇改善に重点。
4. 労働者の権利保護
最低賃金の全国一律化とその大幅な引き上げ。
非正規雇用の是正や、同一労働同一賃金の実現を目指す。
労働時間規制の強化や職場環境の改善。
5. 環境保護
再生可能エネルギーの普及や原子力発電からの脱却。
6. 教育の無償化
幼稚園から大学までの教育費を無償化する政策を提案。
7. ジェンダー平等と多様性の推進
男女平等やLGBTQ+の権利を守るための法整備を進める。
女性の社会進出や家庭内暴力(DV)対策の強化を提案。
8. 地方分権と自治体の強化
中央政府の権限を地方に移譲し、地方がより自主的に政策を展開できるよう提案。
9. 住民主体の政治改革
政治資金の透明性を高め、大企業や団体からの政治献金を禁止提案。
選挙制度改革や直接民主制の強化を提案。
歴史
1922年、社会主義・共産主義思想に基づき、資本主義に反対し労働者の権利を守るために結成。戦前は、治安維持法などによって弾圧、多くの党員が逮捕・投獄され、党の活動は厳しく制限された。戦後、合法化され正式に活動を再開し、労働運動や農民運動を通じて急速に勢力を拡大。その後、グループ分裂や路線転換などが起きる。現在は、平和主義、反原発、格差是正などの政策を掲げる。
現在の状況
2024年1月、初の女性が委員長に就任。
自民党政権の長期支配を終わらせることを目指し、特に軍事同盟や日本の主権を脅かす政策に反対。
引き続き憲法9条の平和主義を強く支持し、自衛隊の廃止を目指す。
平和主義、社会的平等、民主改革を推進し、特に若年層に支持基盤を広げる。