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Morris F-25
Morris F-25との出会い その1
1990年代の後半、もしくは2000年頃の夏休み、母の実家に転がっていた叔父が学生の頃に使っていたであろう放置されていたアコースティックギターを譲り受けた(いや、勝手に持って行った)。
それがMorris F-25(1974年製)であった。
自分にとっての初めてのギターで、中学の3年間このギターで簡単なコードを独学で覚えた。はじめは1弦がどっちか、6弦がどっちかもわからず、Cを逆に覚えようとしていた。
ちなみに最初に覚えた曲はネットにコードが載っていた藤井フミヤのTrue Loveだったと思う。Fが弾けず、Dm7で代用していた。
Morris F-25との出会い その2
時は過ぎ、2024年。自分はジャンクコーナーに居た。
普段アコギはMartinのD-2Rというドレッドノートを弾いているが、
家で弾くには少し大きいな・・・と思っていた。
そこで出会ったのがMorris F-25(1974年製)であった。
ジャンクでケースなし。セール中だし、クーポン利用すれば4000円しないくらい。フレットは低い、弦高は高い、バックは白濁しているけど、弾けないわけじゃない。
バインディングも巻かれているし、ピックガードもべっ甲だし、
かっこいい、それに、この値段。
ちょうど50年かー、ビンテージだな!なんて思いながら、
記念に購入し、ビニール袋に入れて持って帰るという雑な扱いをした。
家に帰って気が付いた。あれ、もしかして・・・
数日後、実家に戻り、クローゼットに閉まっている叔父からもらったMorrisを確認した。こちらもF-25だった。しかも、同じ1974年製。
こちらはさらに弦高が高く、ネックにひびも入っているので、弾くのは正直厳しい。でも同じモデルだ!と驚いた。
仕様の違いについて
驚きは仕様の違いである。
叔父のものはバインディングは巻かれておらず、ビックガードは黒。
一方、ジャンクは綺麗なバインディングに、べっ甲のピックガード。
同じ仕様なのに、ジャンクのほうが上位モデルっぽい気がする・・・
F-25ということは当時は2.5万だったのだろうか。
モリダイラの工場以外にもOEM生産で複数工場で作られていたということだが、自分の手元にある2本はともにモリダイラ工場生産のよう。
同じモデルなのにデザインがここまで違うとなると、正式なモデル名は異なるのだろうか・・・ジャパンビンテージに詳しい方がいらっしゃったらコメントいただけると幸いです。
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音について
ジャンクの方ですが、
Instagramに軽い演奏動画を載せています。
下手くそですいません。