桜のおとうと9
なんでこんな事になったんだろう?
さくらは困った顔をしている
それはさっきから〇〇くんがわたしを見つめて
いるから
桜ちゃんが急に仕事が入って
たまたま空きがあった私
困ってるメンバーがいるならと先輩として
助けなきゃって思ったんだけど
もともと人見知りな私には荷が重かった
最初のころは1人おもちゃで遊んでいたんだけど 飽きたのかさっきから〇〇くんにみられている
私は
気づかないふりをしながら本を読み続けていた
ペラペラ
ジーー
ペラ、
ジーーー
見られることに耐えられなくなってしまい
居心地の悪さに声をかける
さ えっと〇〇くん?
ど、どうしたの?
見つめ続けられることに慣れない。
〇 ねぇ おねちゃもなまえしゃくら?
さ えっそうだよ さくらっていうんだ
〇 へぇ〜ねえちゃといっちょ♪
子供だからだろうか
疑問に思ったことを聞いてくる
〇〇くんは駆け引きなんかない素直に興味ある
ことを聞きにきたらしい
同じ名前だからっていう簡単な理由で
さ ふふっそうだよ♪私もさくら
さくらって呼んでいいんだよ?
お姉ちゃんといっしょの名前だから私は
名前で呼んでいいから///
自分にとってはどう考えても名前の方が特別感がある桜ちゃんにはお姉ちゃんとして
私には名前で特別をもらおうかなっ///
〇 じゃあしゃくちゃんね!
さ そうだね///しゃくちゃんだよ〇〇くん
〇 や〜!〇〇ってよんで〜。
さ えっいいのかな?
どうやら〇〇は呼び捨てで呼んでほしいみたいだ
さ えっどうして?
〇 どちても!
しゃくちゃんによんでほしいにょ♪
さ わかったよ/// 〇〇💕
ほんとドキッとさせるのうまいなぁ
あの笑顔でいわれて落ちなかったメンバーいるのかな?
でもあんまりこういう事になれないで欲しいかな
ライバルがふえるからねw
さ ふふっ何かして欲しいことある?
〇 うーんとね いしょにそしょばにいていい?
上目使いの〇〇
ほらまた///こういうこという
これは桜ちゃんの英才教育の賜物なのだろう
子どものクセに女性のあつかいがうますぎる
部屋にいるのが2人っきりの状態でこんなこという
さ ねぇ〇〇はいつもそんなこというの?
やっぱり誰でもいうのかな?って思うのは
変なのかな?
ひとまず〇〇のこのタラシの性格はいただけない
私は私で〇〇を立派な紳士ある男性にしなきゃ
固くさくらはおもう
〇 いわな〜い♪しゅきなひとにだけ〜♪
さ ほんとに?じゃあさくのこと好きなのかな?
〇 うん♪しゃくちゃん すき〜♪
さ ふふっ//// よし〇〇隣においで💕
〇 はぁ〜い♪
隣に座りに来た〇〇の場所をあける
スポッとおさまる〇〇
どうしてもくっつく形となる
嬉しいな
こんなにあったかくなるなんて思ってなかった
どうしても一人の空間にいる事が好きな私は
休む時はひとりになりたいって思ってしまう。
メンバーといっしょに騒ぐのはきらいじゃない
むしろ好きだけどたまに何も考えずに本に集中
したいときだってある
自分のモチベーションが不安定になるとなにも考えたくない
今日はそんな日だと思っていたけど
〇 〜♪
横でうれしそうにくっついてる〇〇に心が
安定するのを感じる
何よりそんな事考えなくてもほっこりする
さ 〇〇💕ありがとうね
そんな時間は過ぎるのが早い
コンコン
さ はーい どうぞ
ガチャ
桜 失礼します あっさくらさん
戻りました〇〇は大丈夫でしたか?
桜ちゃんが戻ってきた 入ってきた〇〇は
姉の桜ちゃんへと抱きついた
〇 ねえちゃ〜♪
桜 〇〇💕 いい子にしてたかな?
〇 うん♪
2人の空間が出来上がる
流石家族 あの空気感は私にはだせない
ちょっと悲しくて顔に出ていたのだろう
それに気がついた桜は〇〇に
桜 ほら〇〇 さくらさんにお礼言わないと
言われた〇〇はさくらのもとにやってきた
ギュッ
抱きつきお礼をいう
〇 しゃくちゃん きょうはありあと!
またあしょんでね!
それだけだけど今はそれだけで十分
また〇〇を会える
その事実だけでいい
また会ったとき一緒に遊ぼうと
さ うん またね〇〇💕
〇〇を抱きしめながら頭を撫で離れた
桜ちゃんがやってきて
ささやく
桜 今日はありがとうございました
〇〇からかなり信頼されたんですね♪
また近いうちに会ってやってください♪
まぁ私の方が愛されてますんで💕
負けませんよ♪
〇 しゃくちゃん じゃあね〜♪
桜は微笑みながらそんな言葉を残し〇〇をつれて
部屋をでていった
部屋に1人残された私
さ 私も負けないから////
誰にも聞かれない小さい声で誓うさくらでした
つづく
さくちゃんは〇〇にきにいられてるんですw