飛鳥のおとうと〜番外編〇〇は綾ちゃんの優しさには逆らわない

ﾋﾟｺﾝ

大学内のカフェで相変わらず蓮加達と〇〇は
話している

そんな中鳴る通知に〇〇は話の途中だか対応する

〇　ん？

確認すると？？からだ

〇〇は一瞬ほんの一瞬だが顔が青くなる

何とか表情を直すと話していた蓮加達に
伝える事にした

〇　ごめんれんちゃん達俺帰るわー

蓮　えっ？　何でよ〜今来たばっかじゃん

和　そうだぞ！

桜　〇〇しゃん帰るの？

〇　あーうん　ちょっと呼ばれちゃってさ

何とも歯切れが悪い〇〇
そんな〇〇に珍しく蓮加達は追求する

蓮　飛鳥さん？

〇　違う

和　えー誰なの？

桜　気になるなぁ〜

〇　れんちゃん達が知ってる人だよ
　　はぁ〜

蓮　その割には何か行きたくないっぽいけど？

〇　まあね

蓮　あっ　ああもしかして？

〇　そうあやちゃんです

蓮　あ〜ね♪

和　あやちゃん？　〇〇って彩と親しかったの？

桜　私聞いた事ないけど…

〇　いやいや違うって5期ちゃんの子じゃないの

蓮　ふふっ♪ 吉田の事だよ和ちゃん

和　えっ　吉田さんですか？

蓮　そうそう♪
　　〇〇って吉田の事苦手だもんね〜♪

〇　別に　に、苦手って訳じゃないし

蓮　うっそだ〜♪

〇　大体こうなったのれんちゃんも関係してるん
　　だからね！

蓮　あの時はごめんって〜♪

桜　何か知ってるんですか蓮加さん？

蓮　〇〇がこうなったの昔吉田の事2人して
　　イタズラして揶揄ったのが原因なんだよ♪

〇　あの時の綾ちゃんの怖さといったら
　　思い出したらイライラしてきた！
　　れんちゃんがふざけすぎるからだぞ！

蓮　はぁ〜！？　〇〇が最初吉田にイタズラ
　　しようっていったじゃんか！？

〇　言ったけどれんちゃんがいきなり割って
　　入ってくるからじゃんか

蓮　だって〇〇が吉田と仲良くしてて蓮加の事
　　忘れたからじゃんか！だから〇〇が悪いの！

〇　ぐぐぐっ！

和　もう〇〇も蓮加さんも落ち着いて下さい

桜　〇〇しゃん落ち着こう？桜の胸貸しますよ♪
　　ほら〜♡

〇　うん桜ー♪ってそうじゃないわー！

桜　えーん残念…

蓮　この変態〇〇！　鼻の下伸ばすな！

〇　見てた？伸ばしてないよね？

和　はぁ　もうほら〇〇行かなくていいの？
　　さっきから通知きてない？

〇　へっ？　げっ！綾ちゃんから通知がいっぱい
　　来てるんですけど！れんちゃん助けて！

蓮　知んないよーだ

和　ふふっ♪ 

桜　〇〇しゃん桜が助けてあげましょうか？

〇　ええ子や〜　桜今度デートする？
　　まぁ冗談だけどね

桜　えっ良いんですか？
　　ぜひぜひ〜♪

〇　あっ　い、いや違うから

蓮　あー〇〇の馬鹿！蓮加ともしろ！

和　この変態！

〇　酷い言われよう…

桜　えへへっ♪ 〇〇しゃん♡

？？　おっそいな〜

私吉田綾乃クリスティーは今も可愛いがってる
〇〇くんがくるのを待っている

吉　もう一回送るかな？

さっきから返信が付かないから5分に一回は
送っている

吉　ふふふっ　早く返信しないからだよね〜♪

ﾋﾟｺﾝ

〇　おいおいまたきたよ

〇〇はちょっとだけいやかなりの恐怖に
今置かれている

大体綾ちゃんがこういうメンヘラ系になった
のってれんちゃんのせいなんだけどね

そうあれはれんちゃんと仲良く遊んでいた時
だった

その頃の綾ちゃんは俺に対してほんと何しても
許してくれる女神みたいな人だったんだよね

〇〇がイタズラしても笑ってくれるし
落ち込んでいたら撫でてくれる優しい人
それがああなるのはやっぱりあの時だよな

〇　おーいれんちゃんこっちこっち〜♪

蓮　どしたの？

〇　今日も遊ぼ〜♪

蓮　いいけど何するの？

〇　ふふっーんあそこ見てよ♪

蓮　吉田じゃん

〇　甘えに行くからさ見ててよ♪

蓮　え〜　何だよ蓮加に甘えればいいじゃんか

〇　ん？いつもこうして遊んでんじゃん？

蓮　違うの！分かれよ！
　　もう〇〇は子供なんだからさ！

〇　何だよ〜１つしか変わんないくせに

蓮　もう！

〇　あっそういう事でれんちゃん行ってくるね〜

蓮　あっ　行っちゃった…  もう！

蓮加は〇〇の事が気になってしょうがない

何せ蓮加を救ってくれたから
ただそんな簡単な感情もどんどん大きくなって
いって今では大好きなのだ

ただ〇〇は子どもで
好きって言われたら自分も
好きだよって簡単に返すから調子がくるう
真っ直ぐ言ってくるんだもんなぁ

〇　綾ちゃん♪

吉　おお〇〇くん♪ 

〇　へへっ♪ 

吉　何か嬉しい事あったのかな？

〇　うん♪綾ちゃん見つけちゃった♪

吉　えーっ　そんな嬉しい事いってくれるの？

〇　うん　へへっ♪

吉　可愛いなぁ♪

ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

〇　おぉ　あやちゃんの撫で撫でいいね〜♪
　　〇〇好きだね♪

吉　そっかそっか♪ じゃあ撫で回そうかな〜♪
　　どうかな？

〇　わぁ丁度いい〜♪

吉　ふふふっ♪
　　〇〇くんってもしかして私の事好きなの？

〇　あったり前じゃん　あやちゃん優しいもん

吉　そっかありがとうね♪

〇　うん！

それを見ていた蓮加は
だんだんとイライラしてきた
言いようのない心の中にある感情

蓮　なに〇〇のやつデレデレしちゃってさ！
　　もう知んないもん！

蓮加は今もっとも機嫌が悪い

好きな人をみすみす吉田へと奪われたのだ
だけども2人はそんな蓮加に気づかない

蓮　むぅ〜〇〇！

〇　ん？　あっれんちゃん居たの忘れてた

蓮　何だとー！

〇　ごめんごめんって♪

吉　あれ？蓮加じゃん
　　どうしたの？

蓮　吉田！〇〇はね蓮加のなの！
　　だから取っちゃ駄目だからね！

吉　ふーんそうなんだ♪

〇　あやちゃん違うよ
　　〇〇はね誰のものでもなのさ〜

吉　そうだよね〜〇〇くんは物とか違うもんね♪

〇　うん♪

蓮　むきぃー！

吉　あぁごめんね蓮加
　　いま〇〇くんと話しているからさ

蓮　吉田に〇〇渡さないもん！

〇　れんちゃんどうしたの？

蓮　む〜〇〇！　ｷﾞﾕｯ

〇　おっとれんちゃんなんとビックリ大胆だね！

蓮　うるさいほら///  ﾁｭｯ

〇　あ〜
　　ほっぺでもチューしちゃ駄目だよ？

蓮　いいじゃん♪

イタズラが成功したみたいな笑顔をする
だけど今回はそんな光景を見ていた人がいたのだ

吉　ちょっと蓮加

蓮　何よ？

吉　〇〇くんにそんな事したら駄目だよ？
　　蓮加でも怒るよ？

蓮　ふん！知らないもん

〇　まあまあ　綾ちゃん

吉　〇〇くんはちょっとだけ黙っとこうね

〇　う、うん　僕大人しくしとくよ

吉　うん偉いぞ〜♪

蓮　えっ？〇〇？

〇　れんちゃん逆らっちゃだめだよ
　　こういつのはさだいた…

吉　〇〇くん？　ﾆｺｯ

〇　ひゃいなんでしょうか！

吉　お姉さんはそんな風に考えてる〇〇くん
　　見たくないんだけどな〜

〇　分かります分かりました！

蓮　ちょっと〇〇！

〇　僕は何も見てません
　　れんちゃんなんか知りません

蓮　おいー！

吉　ふふっ♪  
　　蓮加〇〇くんの事汚すのはやめてね？

蓮　はぁ！？　汚すってなんか蓮加が汚いみたい
　　じゃん

吉　ふふっ♪ 〇〇くんはね純粋無垢なんだよ？
　　このサラサラな髪も整った顔もね
　　私に向けてくる笑顔は汚しちゃいけないの
　　分かった？

蓮　えっ何か怖いんだけど…

吉　聞いてた？蓮加分かった？

蓮　あっはい

〇　れ、れんちゃんが落ちちゃった

蓮　ま、〇〇ごめん

吉　ふふふっ♪ 大丈夫〇〇くん
　　これからも見守ってるからね♪

〇　う、うん　

この日から綾ちゃんがちょっとだけ重い人だと
思った〇〇でした

〇　ｿﾞｸｯ　うわっなんか鳥肌たってきた

思い出すだけで寒くなる
普段はいい人なんだけどなぁ

〇　ヤバい早く行かないと面倒くさくなる

？？　〇〇く〜ん♪

〇　へっ？　綾ちゃん！？
　　なんでこんな所にいるの？

吉　えっ？　迎えにきたんだけど？

〇　いやいや場所全然違うよ

吉　うん連絡なかったからさ1回送信する度に
　　想いが溢れてね〜
　　来ちゃった♪

〇　そ、そうなんだ

吉　うん

〇　それで俺に用事ってなにさ？

吉　うん〇〇くんと久しぶりにゲームとか
　　したいなぁって思ってて

〇　そうなんだ

吉　だからねあのね良かったらさ
　　これ買ってきたから一緒にどうかなーって

本当綾ちゃんはこういう時は途端にあの
純粋な感じになるから放っておけないんだよね

不安そうに見ていてさ
だからかそんな綾ちゃんにかける言葉は
決まっている

〇　はいはい付き合いますよーだ♪

吉　ほんと！？　ありがとう〇〇くん♪

〇　はいはい♪

吉　うん♪

ニコッと微笑む綾ちゃんに敵わない〇〇でした

おわり

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