飛鳥のおとうと〜番外編遥香のピュアさにいじめたくなる〇〇

今日は久しぶりに半休を取ることができる

朝早くからあるメンバーに付き添い
大学の課題も溜まりやる事いっぱいの〇〇には
眠気の誘いが近づいて来ていた

でもいっておくけどまだ大学生の
アルバイトだからね

一応大学が主軸だからね

何でこんなにバイト風情が色々とメンバーの
フォローしなきゃいけないのさ
ってこの前キャプテンの梅に言ってみたけど

梅　はぁ？　
　　あんたに拒否権とかある訳ないでしょ

〇　へっ？

梅　飛鳥さんからはこき使ってメンバーに
　　色目使わないようにヘロヘロにしろって
　　言われてるんだからね

〇　な、何だとー！あの馬鹿姉は！
　　今日の晩ご飯はレトルトだな　
　　あーはっはっは♪

梅　はぁ…こいつは

飛　へっくし！　誰か噂してんだな〜
　　もしかして〇〇か♪ いひひっ♪

ここにいない姉の制裁はささやかな物だった

？？　ふふっ　〇〇くんったら♪

〇　おう　お疲れ〜遥香

遥　うん♪

〇　どうしたのさそんな嬉しそうな顔してさ？

遥　さぁ？なんでだろうね♪

〇　え〜教えろよ？　俺と遥香の仲じゃんか〜♪

遥　えっ///？

〇　おいおい俺は今遥香の専属だよ〜？
　　えっ　何か違うの？

遥　あっ　…そっちね

〇　？　そうだろ〜♪

梅　…ほんと鈍感な奴　皆苦労するはずだね

〇　何か今梅にすごく馬鹿にされたような感じ
　　したんですけど〜！

梅　ふん！　ﾊﾞｼｯ

〇 　痛った！
　　な、殴ったな！親父にもぶたれた事……あっ　
　　あったわ〜

梅　コイツは本当にイラつく！

遥　ふふっ♪ 

〇〇くんはこうして会うといつも私を
和ませてくれる

まあ真面目にしてる時の方が少ないのは
こういう性格だそうで
何故か背中がかゆくなるって前叫んでいたの

ふふっ♪ あれにはビックリしたなぁ♪

〇　遥香〜　俺はもう今日帰るからさ　
　　あとは他のスタッフの人にでも頼ってくれ
　　じゃあ梅帰るわー

梅　はいはいお疲れ様〜

遥　〇〇くんまたね

〇　おう♪

いつもの挨拶をかわす
二つ返事で返すこの感じは私のお気に入り
こういう普通の感じが私にはあっている

けどそれすら満足できないぐらいに
なってきたのはやはりというかメンバーの
〇〇くんへのアピールが凄すぎるからだ

蓮加さん筆頭に和ちゃんに桜ちゃん
大学組はそれはもう仲がいい
気づいたら4人で話しているのをみる
あの空間には入っていけないよね

他の子も何かとぐいぐいいっているけど
驚いたのはさくが見た事ないぐらい
デレていた事

もう恋する乙女って感じで控えめに袖なんか
握って離れないし
それを〇〇くんは真っ赤にしてさ

これはやばいよね？

遥　〇〇くん…

梅　かっきー？

遥　あっはい

梅　〇〇の事でしょ？　私もね思う事はあるけど
　　なかなか行動には移せていないの

遥　〇〇くんって本当自分の事になると
　　鈍感ですもんね？

梅　そうそうアイツは昔っから誰かれ構わず
　　優しくってさ自分の事後回しでやるから
　　だからかな皆アイツの事気になるんだよね〜

遥　美波さんも〇〇くんの事…

梅　うん大好きかな　ﾆｺｯ

遥　…あぁ強いな〜

梅　かっきーだってそうでしょ？

遥　はい！〇〇くんには感謝してもしきれない
　　ぐらいに助けてもらってますし
　　そ、それに一目惚れですし///！

梅　ほんとあいつはファンにやられるかもね

遥　ふふっ♪ ただでさえ飛鳥さんがお姉さん
　　なんですもん

梅　そうそこなのよ　アイツと一緒になると
　　もれなく飛鳥さんがついてくるしね

遥　そうですよね

2人　ははははっ　…はぁー

〇　はぁ〜　あー眠い
　　ったく　学生なのにさなにこの会社
　　労働基準おかしいだろ！
　　拘束時間長すぎてこのままあの世に
　　ダイブする所じゃんか！

まだ暗い朝からの撮影に今更ながら頭にくる

〇　…ひとまず帰って寝るか…
　　ってあれ？　荷物もってきてねー！

急いでもと来た道を戻ると遥香は
まだそこに残っていた

〇　んー？　あいつ何してんだ？

ぽけーっとしているのか何なのか顔紅くして
悶えている
ただその様子は可愛いのなんのその

〇　…からかうか？

何故か分からないけど頭がまわってない〇〇は
意味なく遥香を揶揄おうと決心する

なんて意味が分からないんだろうか
賀喜遥香は〇〇の被害を被る為に
いるのかもしれない

〇　遥香〜♪

遥　え、えっ！？　〇〇くんなんでいるの？

〇　忘れ物取りにきただけだよ〜
　　それよりさ何1人で悶えてるのさ

遥　え？　い、いやあ何でもないよ///！

〇〇くんとの未来を考えてたなんて
口が裂けても言えない

〇　えーっ気になるじゃんか〜♪
　　顔紅くして熱でもでたんじゃないか？

そういって顔を近づける

遥　あっ///！？

〇　あれ？もっと熱くなったね〜♪
　　ほれほれどうしたのか言ってみ〜？

遥　うう///

〇　はははっ　な、何か遥香見てると途端に
　　いじめたくなってきたー！

頭がまわらず変な方向にいっている〇〇
遥香は〇〇に揶揄われ紅くなりすぎて
何も言い返せないでいる

〇　ほら〜遥香何でなのさ〜？あれれ〜？
　　俺の事か〜？

遥　ううっ///

〇　もしかして〜すき〜？やき！何つって♪
　　はははははっ………げっ梅！？

梅　アンタよくもまあ大事な後輩を
　　いじめてくれたよね？　〇〇分かってる？

〇　い、いや違うんです！梅澤さん
　　ほんの出来心っていうかなんていうのか

梅　ほうほう？　それで？

〇　何ていうか　その〜遥香がかわいくって
　　いじめてみたりなんかして
　　あははははっ …………調子に乗りました
　　すみません

梅　はぁ何でこうコイツは余計な事するかね〜
　　かっきー大丈夫？

遥　…

梅　かっきー？

遥　ま、〇〇くんが可愛いって///

梅　あぁ〜ほら〇〇かっきーは純粋なんだからさ
　　知らないよ？

〇　は、はい！

梅　とりあえず飛鳥さんにチクっとくからね
　　いやあんたは奈々未さんの方がいいか

〇　！？　そ、それだけはやめてー！

梅　やめて下さいでしょ？

〇　やめて下さい美波様！
　　何でもしますからー！
　　何なら身体で払いますー！

梅　何馬鹿な事いってんの///！
　　ったく今回は助けてあげるけど
　　貸し一回ね次はないから

〇　はい！ありがとうございます！

梅　なんでこんなやつが好きなんだろ　ﾎﾞｿｯ

〇　へっ？

梅　何でもないよ　ほらかっきーの意識戻すよ

〇　どうやって？

梅　知らないよそんなのアンタが考えなよ

〇　うーん　どうするかね？

なんかデヘデヘしてる遥香
仕方ない姉ちゃんにしてる事をするか

〇　おーいごめん遥香失礼するよ〜

梅　はっ？　

遥　へっ？　え、えっ///！？

〇　おっ戻った？

遥　ち、ちょっと〇〇くん恥ずかしい///！

梅　何でそういう事になるの！？

そう言って〇〇が遥香にしたのはいわゆる
お姫様抱っこだった

〇　だって姉ちゃんいつもこうしてやると
　　戻るんだもん

梅　な、なんて羨ましい飛鳥さんたらほんとさ

〇　ごめんな〜遥香　降ろすぞ〜

遥　あっちょっと待って！

〇　へっ？

遥　も、もう少しこのままがいいな///
　　〇〇くんお願いしてもいい///？

〇　あっうん///

遥　えへへっ♪

至近距離から好意を向けられた〇〇は
遥香の
笑顔に落ちるのだった

梅　…………ﾋﾟｯ  もしもし奈々未さんですか？
　　〇〇がかっきーにイタズラして困ってます

〇　おいー！梅何いってんだー！

おわり

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