桜のおとうと〜〇〇としゃくちゃん

スタッフ　遠藤さんオールアップです！
　　　　　お疲れ様でしたー！

さ　お疲れ様です♪

ス　今日の遠藤さんは凄く良い表情でしたね♪
　　何か良い事ありました？

さ　いえいえ♪

ス　そうですか？

さ　はい　まあこれから起こるんですけど♪

何たって〇〇が私の事待っている

早く着替えて〇〇のに行かなくちゃ

さ　待っててね♪

さ　えっ？

桜　さくらさんの誕生日なんですけど
　　ウチのおとうとをお願いしてもいいですか？

さ　お願いっていうと？

桜　〇〇の事お願いできないかなぁ〜と♪

さ　それはつまりウチに〇〇を泊まらせても
　　良いって事なの？

桜　はい♪　ぜひぜひ♪

笑顔の桜ちゃんからまさかの一言

誕生日の日

〇〇が私の家に来たいとの事

お祝いを心待ちにしているらしい
本当に楽しみ♪

でもよく桜ちゃんが許してくれるね？

〇〇は皆から愛されてるけど
ある一定の距離感がある

それは桜ちゃんが徹底して守っているという事

それを犯すと
暫くの間は〇〇との
ふれあいの機会さえ
桜ちゃんは与えてくれなくなる

ふわふわした容姿からは
考えられないくらいに厳しい

そんな姿を同期の美緒ちゃんや弓木ちゃんで
目撃している

私も普段はメンバーに対して小言も言わないし
何でも許せるんだけど
そんな2人に〇〇の事で叱った事もある

どうしても〇〇の事は譲れない

それほどまでに〇〇の存在が
私のなかで大きくなったことが大きい

お泊まりができるなんてほんとにいいの？

桜　さくらさんは〇〇といても変な事しないと
　　確信してますしね♪
　　それに〇〇の方がさくらさんにべったり
　　ですもん♪

さ　えへへっ///

桜　…ほんとかわいいなぁ　
　　ズルいです

乃木坂でもトップクラスの天然物の
あざとさの持ち主だもん

矢久保さんやみーきゅんがデレデレに
なってるのよく見かける

本当歩いているだけで落としにくるの

この人は♪

さ　じゃあその日は私楽しみにしてるね♪

桜　はい〇〇と2人で楽しんでください♪

さ　もう桜ちゃんたら///

そんなこんなで今にいたる

現場では遠藤さくらから出ている幸せオーラに
当てられてデレるスタッフが多数現れたとか

事務所のいつもの部屋に入ると
小さい影が抱きついてきた

私はすぐに抱きしめかえす

〇　しゃくちゃんきた〜♪

さ　ふふっ♪
　　ごめんね待たせたかな？　

〇　ううん　えへへっ♪

本当は待っていてくれていたのは
すぐに分かる

こんなにも急いで私に抱きついてきたんだもん♪

この歳で気遣いができるなんて
いい子すぎるよ♪

さ　じゃあ　行こっか
　　〇〇はなにしたいかな？

〇　しゃくちゃんといっぱいあそぶにょ！
　　あちょは〜しゃくちゃんにあ〜んすりゅの♪

さ　　わぁ嬉しいなぁ♪

どのメンバーよりも圧倒的なスペイベだと思う

他のメンバーにいいのかと思うけども
内心かなり嬉しさの方が勝っている

それほどまでに〇〇との時間は貴重なのだ

帰ったらなにをしてあげようかな？

料理とか苦手だから
出前とるのは勘弁して欲しいけど

でもいつかは〇〇に手料理食べさせて
あげたりしたいなぁ

違う事で〇〇を楽しませてあげたいし
楽しむつもり

うん　今は楽しむだけだね♪

〇〇と繋いだ手の感触

ぷにぷにした手

柔らかいなぁ

皆本当にありがたく繋がなきゃダメだよ？

この幸せの時間はいつまでも
続いてはいかないんだから

私は一瞬一瞬を噛みしめる

これからは〇〇の周りの環境も
変わっていくだろう

それに私たちはいつかは乃木坂46を卒業する

だから会える時は　
〇〇との時間を大切にしなきゃいけない

さ　もうすぐ着くよ♪
　　家にはほとんどメンバー来た事ないんだよ？

〇　しょお？

さ　うんそれに泊まりは誰もかな〜
　　〇〇はいつでも大歓迎だよ♪

〇　しゃくちゃん　ありあと〜♪

さ　い〜え💕

向けられた笑顔に内心クラクラするけど
私は顔には出さない　

〇〇には優しいお姉さんでいたい

〇　しゃくちゃんはやくいこ〜♪

さ　..…もう〇〇の今後が心配だよ///

紅くなった頬は夕日のせいだもん

〇　ひろ〜い♪

さ　そうかな？

〇　うん♪

〇〇を初めて家にあげる

途端に部屋をかけまわる〇〇
やっぱりこういう所は子供だ

スッキリと整頓された部屋に〇〇の興味は
すぐになくなった

あまり〇〇にとって目新しいものはないからか
〇〇はすぐ私の所に戻ってくる

〇　しゃくちゃんなにすゆ〜？

さ　どうしようかな？

まだ夜ご飯までは時間がある

いつもは会うと
〇〇が抱きついている事が多い

会話という会話はない

だけどそれでも成立する

私にとって大切な空間

さ　うーん本読んであげようか？

〇　や

お気に召さない〇〇

否定されたけど笑顔の〇〇にはもう　
何をしたいのか決まってるみたい

〇　しゃくちゃんのこともっとしりたいの〜

さ　私のこと？

〇　うん♪

さ　うーん　じゃあ何話そうかな？

もともと人と喋る事が苦手な私だった

変わりたい

変わらなければならない
そんな時見かけたオーディション　

合格した時の事はあまり覚えていないけど

その頃の話を〇〇に聞かせてあげた

〇〇はそれを嬉しそうに聞いてくれる

その様子を見て私は喋りたくなってしまう　

4期生は私にとって大事な存在だ

先輩さん達や後輩ちゃん達も大事だけど

言葉では語りきれないぐらい大切って思うのは
同期であるかっきー達だけ

だからもしかっきー達が
困ってたら何だってしてやりたいし
助けてやりたい

それぐらい絆が深いと思っている

今のこの場所あるのは
私が自分自身で
あの日変えたいと行動した結果だと思っている

それに色んな努力をして来た結果
あの日私は〇〇と幸運にも会う事もできた

そこに運を持ってこれたのは大きい

桜ちゃんがあの日連れて来たから？

その時たまたま空いていた私がいたから？

偶然って言われるかもしれない

確率的には大分レアだと思うけど
私は
〇〇と出会えたこの運命を偶然だとは思わない　

必然的に
神様がくれたものだと思っている

さ　いつか〇〇と会う為に運を貯めといた結果
　　今があるんだよ〇〇♪

〇　しょお？

さ　そうなの♪

もう少ししたらご飯も届くだろう

〇〇とのごはんにニコニコがとまらない

ほっぺた膨らませて食べているところの
可愛さは異常だ

あっ　ご飯粒がついている💕

さ　そんなに慌てなくてもいいんだよ？

〇　あむあむ　おいち〜♪

さ　ほらついてるよ？

〇　しゃくちゃんありあと〜♪

さ　うん♪

そう言いながらもまだまだほっぺにつける〇〇
心の中でにやけるしかない

さ　ふふっ♪ またついてた　
　　
ﾊﾟｸｯ

そして私はまた
ほっぺについたご飯を口に含むんだ♪

〇　しゃくちゃん　ねむねむ〜

さ　ほら〇〇おいで

〇　ん〜

どうやら〇〇は活動限界が近づいている

まああんなにお風呂ではしゃいじゃったらね///

またひとつ皆に自慢できる事が増えたけど
秘密にしておこうかな💕

眠むそうな〇〇を眺める　

胸に顔を埋められた
私にも普通に来てくれる
嬉しいな///

〇〇は奈央ちゃんみたいな
大きな胸が好きってのは知っているけど
それは男の子だから仕方ない

本当に〇〇は可愛いんだけど

将来の事として考えると女たらしに
ならないか心配している

ふと考えてしまう

さ　..…いつまで〇〇の成長見守れるのかな

そう遠くない未来〇〇と離れる時が来るだろう

その先は会えるのかどうかも分からない

ただ言える事は〇〇の幸せを願っていく事だけだ

胸の中で
すやすや眠る〇〇に言葉をかける

さ　〇〇今日はありがとう♪
　　いい夢見てね♪

私は目を閉じた

〇〇と過ごす最高の誕生日はもう終わる

もうちょっとで日付が変わりそ.…

〇　しゃくちゃ..…   じゅっといっしょよ〜

聞こえてきた〇〇の寝言に
私は嬉しくて泣きそうになる

さ　うん　一緒だよ〇〇♪

桜　さくらさんお疲れ様です〜♪

さ　お疲れ様ー♪

桜　嬉しい事ありました？

さ　うん♪

桜　いい花咲かせてますね〜♪

未来は分からない

だけど

さ　桜ちゃん

桜　はい？　どうされましたか？

さ　あのね　もっと〇〇と思い出作りたい
　　協力してくれる？

桜　..…簡単に〇〇は渡しませんよ？

さ　覚悟できてるもん♪

桜　..…もう可愛いすぎますよ〜♪
　　断れないじゃないですか〜♪

そうは言ったが桜の口元は笑っている

〇〇との出会いを素晴らしいものにして欲しいと遠藤さくらを桜は応援するのだった

そんな誕生日のひととき

おわり

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お待たせしました
なかなか難しかったですけど
なんとか形になったと思います
あとはさっちゃんとやんちゃん…
１０月のうちに書き上げて出したいですね〜
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