【今シーズン初戦】第32回日本パラ陸上競技選手権に出場してきました！

3月20日～3月21日に行われた、第32回日本パラ陸上競技選手権に今シーズン初戦として、パラ2戦目として出場してきました。

その振り返りを載せておきます。

今回は20日にT13 400 ｍ、21日にT13 走り幅跳びに出場してきました。

試合前の調子としてはいい形で力もついてきて、順調にスピードも上がってきていました。そんな中での今回の試合の目標はがっつり記録を狙うというよりは、実際の試合を通して自分の今の技術がどれだけ定着しているかのいわば現状確認が主でした。
と言いつつも、アジア記録が条件次第では十分狙えたので少し意識はしていました。それとパラ界に自分の存在を少しでも広めれたらなと考えていました。

400m

結果から言うと、50秒24　日本新記録でした。

日本新記録と言っても僕の自己ベストから考えると更新は間違いないので正直大したことはありません。今回の400mの目標は49秒台、アジア記録更新だったので、記録を見ると少し残念でした。

内容としては、前半250m地点までのオーバーペースにより、ラスト100m完全に足が止まりました。
ほんまにきつかった、コケるかと思いました

アップの段階から少し感覚にずれがあり、調子は万全とは言えませんでしたがそれが相まって気持ちはかなり落ち着いていました。今年の冬はレース全体のペースメイクを重視した練習を行ってきましたが、僕のいつものレース展開は、前半上手く加速に乗れず後半追い上げることが多かったことと初戦で体がこわばっていることを考え、前半から攻めたレース展開をしようと考えていました。実際レース中はそこまでオーバーペースだとは感じませんでしたが、この冬でのスプリント力の向上により知らず知らずのうちにスピードが出てしまっていたんだと思います。

今回の内容は失敗ではありますが、今まで前半突っ込めずに終わっていた展開から、違う引き出しを見つけることができました。あとはペースを身に付けるだけです。今回の感じでこのタイムならアジア記録更新も全く問題がないと感じたので、初戦ということもありそういった意味では大成功だと考えています。

走り幅跳び

記録は6m59　日本新記録でした。

幅跳びも400ｍ同様、日本記録更新は僕にとっては訳ないので記録的には満足のいくものではありません。
ただ、この日は大雨強風で試合をするには最悪のコンディションでした。その条件なら仕方ないなという感じです。

なので、技術的な振り返りはほとんどありません。その代わりに天候が悪いは一発勝負ということを感じました。時間がたつにつれ気温はどんどん下がり良いパフォーマンスができなくなっていきます。したがって、一番体があったまっている一本目で勝負を決めなくてはならないということです。実際今回も数センチファールしてしまいましたがそこそこの跳躍はできていました。それを感じれたことは大きかったかなと考えています。

初めてのインタビュー

幅跳びの競技後に初めて取材陣に囲まれてインタビューされました。初めての経験だったので驚きましたが、人前に出るようなことに対しては苦手意識はないので緊張はしませんでした。僕の今回の試合での目標の一つ、自分の存在を広めるということについて少し達成されたかなと考え素直にうれしかったです。
こういった場を増やしていくことは、影響力のある人間になるために重要になってくると考えているので、そのためにももっと結果を出してやろうと思いました。

今回の試合で4種目の日本記録保持者となりましたが、僕の目指すところは世界大会での金メダルであり僕の敵は海の向こうにいる見えないライバルたちです。その時が来るまでしっかりとやるべきことをやり自分の価値をもっともっと高めていきます。

次の試合は4月末に行われるジャパンパラ

僕はまだまだこんなもんじゃありません‼️