51、健康である事への感謝

中島涼太です。

手や足が動くこと、言葉が話せること、耳が聞こえること、五体満足で健康で生きていること、が当たり前ではないと感じた出来事です。

私の叔父は10年前まで五体満足で社会人野球をやっているスポーツマンでした。
しかし、勤務中の不慮の事故で頸椎を損傷し、体のほとんどが動かないという状態になりました。

私は当時高校3年生で叔父の事故を知らされてから、対面ができたのは約1ヶ月後でした。
叔父の体は全身が腫れ上がり、何本もの管が体に通されていました。

一緒に遊んで貰っていた頃とは、全く違う叔父の姿に言葉がでず、とてもショックを受けたのを覚えています。

叔父は恵まれた家庭環境で育ったというよりは、かなり苦労をして生きてきた人でした。
ただそんな中でも腐らず、工業高校を卒業後、地元の企業に就職をした後、仕事をしながら夜間大学に通い卒業をしました。
多いとは言えない給料の中から、誰かに頼る事なく、自分に投資をし本当に努力をしてきた人です。

あれから10年が経ちました。
当時の事故を振り返り、人や会社のせいにしている叔父の姿を一度も見た事がありません。
常にポジティブで、起きてしまった事は仕方がない、と明るく生きている姿にとても力を貰います。

手や足が動くこと、言葉が話せること、耳が聞こえること、五体満足で健康で生きていること、は当たり前ではない。

何とかなる、まさか自分が動けなくなるなんて事はない、そんな事はない。
現状と向き合い、自分と周りの人を守れるだけの力を早くつけます。

身を持って大事な事を伝えてくださった叔父さんを思って、今日も健康で生きている事に感謝をしやり切ります。

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