ずるいね

好き、会いたい、声聴きたいとか伝えたいことはシンプルなのに、その文字を送ることに躊躇して、下書きに戻しては、募りゆく下書きに消耗する日々。

会いたい時に会えるルールを、寂しい時に声が聴けるルールを君が制定してくれればいいのに。君のことなんてなかったことにしたいのに、些細なことでまた好きに戻り、些細なことで嫌いになったりする。

会えない日々がもどかしくて、会ってる時間はあっという間で、寂しさは愛を募らせるって言葉を考えた人には何か賞をあげたいし、その事実に気付きたくなかったってのが本音だよ

君の都合に振り回され、私の都合はお構いなし。断ればもう会えないかもという恐怖に駆られ、会ってる時にも、もう会えないかもという恐怖に駆られてるからどちらにせよ君次第なんだよって。

会いたい、会いたくない、やっぱり会いたい。言いたい、言えない、やっぱり言わない。運命の人に会えたと思っては、ただの1人に成り下る。

私の魅力に触れさせて、私なしじゃ生きられないと思わせたいのに、魅力を伝えるどころか、君の魅力にずぶずぶ溺れていくからやっぱり君はずるいねって思わされる。下書きに募る思いにただ思いを馳せるこんな私は、実に滑稽だと思いませんか？