思考を鍛えることは○○力を鍛えること(古賀史健さんの書評を書くよ)
釣りタイトル失礼。
結論
自分の思考を鍛えることは文章力を鍛えること
だと、思いました。こちらを読んだ感想👇
この本には、いい文章を書くためのメソッドが盛り沢山でした。
個人的な体験として、文章を全く書けない人で仕事ができる人を見たことがありません。
いい文章を書く人は優秀な人であるならば、優秀になるために、いい文章を書くための方法を記憶に残すために、ここにピックアップしておきます。
https://twitter.com/genbaneko_bot
良い文章を書くには読む側としてシビアになること
なぜ、あなたの文章がつまらないのか
~中略~
小手先の表現テクニックを学ぶより先に、まずは「読者としての自分」を鍛えていこう。本を、映画を、人を、世界を常に読む人であろう。あなたの原稿がつまらないとしたら、それは「書き手としてのあなた」が悪いのではなく、「読者としてのあなた」が甘いのだ。
もしくは、ジョディー・ジャクソンの
「You are what you read.」
あなたの思考は、あなたが、これまでなにを読んできたかでしかない。
ですよね。
読み手として、細部に甘い人は、書き手としても爪が甘くなります。
プログラムのコードレビューでも同じですね。
理解の解像度が普段から甘い人は、爪の甘いシステムしか作れないと思います。
読む側としてシビアになることができなければ、自分で良い文章を書けるわけがありません。いい文章を書くためには「何がダメなのか」を言語化できないとダメだと思います。
優秀な人は主張をする
次に印象に残った内容は
論理的であるとは、論が理にかなっているということである
「論が理にかなっている」
論とは?理とは何でしょうか?
論とは主張です。「私はこう思う」という主観。
理とは理屈です。誰の目から見ても明らかな客観的な事実の積み上げ。
論理という言葉をきちんと確認すると、論理とは自分の主観らしいです。
主観に対してどれだけ理屈を重ねていけるかが大事らしいです。
たしかに、私の周りでも、ゴリゴリの主観評価に対しても、それなりの理屈をコネる人がいます。
これも、論が理にかなっているということなのですかね。
優秀じゃない人は時系列で話す
論理的な文章の基本構造は、最初に主張を述べ、次に理由を述べて、最後に事実を述べるというものです。
翻って
優秀じゃない人は、最初に主張から言うことができません。
「こういうことがあって、あんなことが起きて、だけど途中こうなって、結果こうなりました」と、時系列で話してしまいがちです。
「結局、何が言いたいの?」と、率直に言われればラッキーですが
伝わってないことにも気づかず、お釈迦ポンです。
優秀じゃない人の話し方の具体的な直し方
口頭でも、文章でも冒頭に
結論
を言うだけです。まず、これを言ってしまいましょう。
自ずと、結論を言わざる終えなくなります。
文章では
「報告」「共有」「相談」「依頼」
をつけるといいと思います。
主張にもテストコードを
最後はこちら
最良の反対意見を探す
という話です。
本書は「取材、執筆、推敲」についての本なので、人に取材をしているときに反対意見を探しましょう、ということが書かれています。
何かを主張する際にも「この内容を誰かに否定されるとしたら、それはどんな意見だろう?」と考えて探すと、主張は精度はより高まるそうです。
何かの正しさを補強するには、逆にその主張の否定を探すと客観性が高まるそうです。
科学の世界で言う「反証可能性」ってやつですね。
(理系大学生なら、耳タコかもしれません)
まとめ
## 自分の思考を鍛えることは文章力を鍛えること
その方法
- 良い文章を書くには読む側としてシビアになること
- 論理的な文章の基本構造は、主張→理由→事実
- いい主張を述べたいなら、最良の反対意見を探すこと
感想文でした👇
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