リーグ戦残り3試合。首位と勝点差「4」
先日のアウェイ、岡山湯郷Belle戦(5-0勝利)を持って、リーグは夏季中断期間へと入りました。
ここまで15試合を戦って、9勝3敗3分。残り3試合で、3位に位置付けています。
トップチームにコロナ陽性者が続出し、最終的には活動停止にまで至った4月の2連敗をはじめ、アウェイ静岡での力負け、ロスタイムに追い付かれた2試合など、悔しい結果もたくさんありますが、それでも、残り3試合で首位との直接対決も残している状況で、まだ十分に優勝を狙える位置にいることは、選手、スタッフが自分たちの力で掴みとった、確かな結果だと思います。
何より、リーグ序盤に目立っていた、新加入・幸嶋選手のスピードや高さ、そして濱本選手の個人技による得点だけでなく、サイドからの連携、ペナ角を繋いだ折り返し、裏への抜け出しなどの多様な崩しの形が生まれ、それに伴って得点者も多様になってきたことは、チームが積み重ねの上に成長している証でしょう。
ここから9月25日のリーグ再開までの2ヶ月間、チームとしてのゴール、試合の中でのゴール、そして選手たちのサッカー人生におけるゴールの達成を共に目指し、今一度、「大和一丸」となれるように取り組んでいきます。
リーグ再開日となる9月25日は、首位のJFAアカデミー福島が相手です。
所属する選手は高校生や中学生が主体ですが、日本の将来を担うようなタレントばかりで、どれだけ冷静にみても強敵です。
強敵ではあるのですが、レベルの高い個人技術や戦略的狙いのある相手だからこそ、同じように、主体性と意図を持って観ている人もプレーしている選手も楽しいサッカーを展開しようとする大和シルフィードとは、間違いなく好ゲームになることが予想されます。
バガボンドで描かれる誇り高き剣豪同士の死闘のように、先日のアウェイの90分を観ていても、たった90分の中で両チームの選手が互いの良さを引き出しあい、それぞれがすごいスピードで試合中に成長し合っているのがとてもよく伝わってきました。
チームにとっては困難な試合ですが、サッカーを観る立場からすると、間違いなく面白い試合になるはずです。
もちろん、カテゴリー上は、我々の上にはなでしこリーグ1部があり、WEリーグがあり、日本代表戦があります。世界を見渡せば、9万人を集めたカンプノウで女子のクラシコがあり、8万人を集めたユーロ決勝があります。
でも、カテゴリーもタイトルも会場も、関係ないです。
何を馬鹿なことを言っているんだと思われるかもしれませんが、
9月25日は、今の日本で「一番面白い女子サッカー」の試合にきっとなります。
ずっと大和シルフィードを応援してくれている人、
今年から、5/28日産スタジアムの試合から、大和シルフィードを知ってくれた人、
9/25に初めて来てくれる人。
ファン、サポーターも、パートナー企業の皆さんも、ホームタウンの皆さんも、
この日は、大和なでしこスタジアムにぜひお越しください。
たくさんの方に、試合以外でも良い時間を過ごして頂けるように、
キッチンカー、イベントなど、
これまでにはない規模での企画の準備を進めながらお待ちしております。
一緒に勝ちましょう!
(プロの女子サッカークラブって、どうやってつくればいいんだろう。)
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