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音楽で振り返るもめんたりー・リリィ⑤
こんにちは、こじまです。「もめんたりー・リリィ」のサウンドトラックをの制作後記、今回は第5回になります。
→前回④
本放送も折り返しに入りました。せっせと書いていかないと放送終了までに追いつけなそうなのでペースアップして書いています!
ここまで来ると重複する曲も結構多く占めてきますから、初出を中心にどんどん書いていきます。既存曲でも、新しい視点が生まれたりしたら追記していきますね。それでは。
先のお話のネタバレはしませんが、①なら1話、②なら2話までを観てから読んでいただくのが良いかと思います。
時間表記は、アマプラ準拠です。
基本的にはタイトルは便宜上のもので、公式のものではありません。(OP/EDは除く)
5話全体について
個別掘り下げエピソードですが、しっとりとした4話と比べてドタバタが展開されます。音楽の特徴としては、総作曲数の関係でそこまでたくさんギャグテイストの曲をたくさん作っていなかったので、割と本来はシリアス場面の曲が使用されて、なぜそこでその曲が…w、というドタバタ感が形成されています。ギャグっぽい曲を作るのは好きなので、もっと作ればよかったか…?という気持ちと、なんか面白いから良っか…!という気持ちがあります。
それでは、曲ごとに見ていきましょう!
0:01~ ひなげしのテーマ
ノリが良く汎用性が高いので色んな場面で使われてる曲ですが、ひなげしとえりかの個別掘り下げ回なので、ひなげしのテーマとして使われてる色合いが強そうに思います。結構長尺でしたね。私はサントラの作曲では使われない事を承知で普通のアーティスト楽曲くらいの尺(3~4分)を書いてしまう事が多いのですが、長めに使っていただいてる場面に出会うととても得した気分になります。
3:36~ れんげのテーマ たくさん手に入りました!
ただのひいきですが好きな曲なので使用されているのを発見すると嬉しくなりますね。
4:35~ ギルティダーク クワイア
予約していなかったので手に入れなかったソフト…!!! 断 罪 !!とあやめがトリップしている裏で流れてるクワイア。曲というよりSEに近いですが、音響側で的確になんということだ!!感のあるやつを用意していただいてハマっているので楽しくなってしまいます。
実はあやめには場面とかの都合で厨二病感ある曲をつくってあげられなかったので、そういう要素が一瞬ですが漂ってきつつ馬鹿馬鹿しさもあるこの部分はとても気に入っています。
8:18~ えりか full ふたりに勝負してもらうとかどうでしょう!
ひなげしとえりかの個別掘り下げ回なので、えりかのテーマとして使われてる色合いが強そうに思います。えりかのお姉ちゃん性にフォーカスした、優雅めでポジティブなイメージで作曲をしましたが、だいぶ脳筋寄りなのは予想外でした。表層と内面にギャップもありそうだったり、癖強くて面白いキャラですよね。今個別曲を書く事になったら、もっと癖強いのを書きそうな気がします。
9:50~ ラット
当初はラットくんの曲として書いたものですが、ひなげしのキャラ性の関係でしばしば携帯ゲームをするシーンが出てくるので、ピコピコ音で構成されたこの曲は使い勝手が良いですよね。実際は今どきは携帯ゲームでもあまりピコピコ音はしないものが多いと思うのですが、シーンをイメージさせるものとしてはわかりやすいです。でもゲーム=ピコピコ音、ってファミコン・ゲームボーイより後の世代に認識としてあるのでしょうかね…?
10:54~ 次は短距離走ね!
一気呵成に攻撃をしかけるシーンの曲…ですが、えりかの謎の勢いが伝わってきます。
11:53~ この流れの3回勝負なら…
ティルフィングがパワーアップして敵を圧倒するシーンの曲…ですが、えりかの謎の勢いが伝わってきます。
18:30~ オルゴール風の曲
しんみりとした中にも、雨降って地固まる的なものごとが良い方向に向かう雰囲気や、暖かいやさしさを表現しました。
テクニカルな事を言うと、こういったシンプルで音数の少ない曲は割と場面によって色んな解釈をできたりするので、音数多めでビートも入った曲が多い本作ですが、こういった曲がある事で色んな場面に対応したり、緩急を付けたりしやすくなります。
本話も全体的にドタバタでしたが、最後はそれらを通してさざんかとえりかのわだかまりを解消するに至りましたね。だいぶ急カーブでしたが、この曲がまとめてくれました。
20:27~ ゆりのテーマ
どんどん行くよ!が信条のゆりのテーマですが、ゆりの様々を引き継いで目的に向かう事にしたチームMMYのBGMとして、丁度良いのかもしれませんね。アッパーな雰囲気から曲がストップ、あなたは人間ですか…?で緊張感をもたせてED…と本話の引き締めとして機能しています。
今回は以上となります。
ではでは、また⑥でお会いしましょう。