バカとブスほど「プロフィール」を作れ
「バカとブスほど東大に行け!!」
マンガはもちろん、ドラマも大ヒットした「ドラゴン桜」のこのセリフを覚えていますか?
元暴走族の弁護士・桜木建二が、経営破綻状態の落ちこぼれ高校を立て直すために5年後に東大合格者100人を出す計画を考案。人生を諦めかけていた学生2名が個性あふれる教師と東大受験を目指すというストーリーでした。
「東大に入るなんて無理。やっぱりマンガでしょ」と思うかもしれませんが、何事もやり方次第。事実、マンガの影響で勉強との向き合い方を変え、東大に入った人も数多くいたそうです。
実は人生を劇的に変えるマンガのような話は、あなたにも起こります
それはプロフィールを作ることです。
私は大学卒業後、営業マンとして就職。
その後、どこにでもいる普通のサラリーマンとして30年過ごしてきました。
ただ少しだけ人と違うことをしました。
それは2008年に初めて自分のプロフィールを作ったということ。
これにより人生が大きく変化しました。
どこにでもいる普通のサラリーマンなのに、プロフィールを読んだ編集者から声がかかり、本の出版に成功(しかも9冊!)。
またこの実績を買われ、全国の大学や企業から講演・研修依頼が殺到。加えてテレビ・新聞・雑誌などのメディア露出は50回以上、リクナビネクストジャーナルなど大手ネットメディアの寄稿は100本を超えるようになりました。
たった1つのプロフィールが、私の人生を180度変えてくれたのです。
でも「実は優秀な人だったんでしょ?」ですって。ぜんぜん違います。
私はどちらかというと「完全な落ちこぼれ」、、、。
でもそれを逆に赤裸々にプロフィールで告白したため作家になれたのです。
そんな私だからあなたに伝えたい。
「バカとブスほどプロフィールを作れ」と。
でもまだ何だか信じられないですか?
そんな疑り深いあなたのために、次から私が作ったプロフィールを見ていきましょう。
私は15年間で4回、プロフィールを作り直し、その都度、大きく運命が変わっていきました。そのプロフィールの変遷とその時起こった出来事をお話しします。
●最初のプロフィール:就活の人
【プロフィールを作った時の背景】
別の記事で書きましたが、私はバブル崩壊後の就職氷河期に就活を行い、その時に苦い経験と逆に成功体験を見つけていました。その後、リーマンショックが起こり、世の中は再び就職氷河期に突入。優秀でまじめなのに就活に苦戦する学生の力になりたいと思い、自分の就活ノウハウを世の中に伝えるため初めてプロフィールを作りました。それがこれです。
【プロフィール】
愛知学院大学経営学部経営学科卒(現在の代ゼミ偏差値47)という学歴逆境にありながら「学歴なし、コネなし、資格なし、地方在住、貧乏」のマイナス要素を"逆に売り"にして、日経新聞の全国就職希望調査総合ラインキングベスト100位に常連で入る東証一部上場の大手広告会社に入社。入社後は営業として勤務し、持ち前のプレゼン力をより磨くため、飛び込み営業で鍛錬を重ね、独自の戦略とプレゼン論を開発。十数社の名だたる上場企業の新規扱いを獲得し、その売上高は総額10億円以上を達成。その手腕を買われ、母校の就職課や大手資格・就職予備校のWセミナーのマスコミ講座で就職セミナー講師を要請される。
【プロフィールが引き起こした出来事】
このプロフィールを持って30社の出版社にアプローチしたところ、3社の編集者から会いたいと言われ、実際に就活本の著者になりました。またその本がとても好評だったため、4年連続出版されました。さらに本を読んだ人から声がかかり、早稲田大学で講演したり、ラジオやフリーペーパーなど10社の取材を受けることになりました。
●2回目のプロフィール:スーパーサラリーマン
【プロフィールを作った時の背景】
就活本を出したことにより、他にも自分のスキルを伝えたいと思うようになりました。具体的には「落ちこぼれのための逆転術」。ちょっとおバカな人(昔の自分)でも、やりかた次第で評価されることがあるという真実を社会人のスキル・マナーとして集約。その過程を赤裸々なプロフィールとして作成しました。
【プロフィール】※通常より長いロングバージョンを掲載します
1972年生まれ。「絶対に失敗しない気配りのツボ」を超具体化し、累計30億円以上稼ぐ、現役大手広告代理店の営業マン兼スーパー副部長。
高3秋の学力テストは430人中420位、四流大卒で高校・大学時代は友だちゼロ。
TOEICスコア235点ながら、倍率300倍をくぐりぬけ、東証一部上場の大手広告代理店に奇跡的に入社。新人時代は落ちこぼれのダメ社員。単純ミスで100万部の誤印刷をするなど大失敗の連続。社外から「空気が読めない広告費ドロボウ」、社内では居眠りばかりで「メトロノーム」と呼ばれる。プライベートでもまったくモテず、23歳まで童貞。やがて「今日もまた怒られる」と緊張しすぎて、うつ状態となり、半年間社会人をリタイアする。
休職中、「もう2度と失敗したくない」と決意。デキる社員の行動を2000時間観察し、夜の街に3000万円を投資して、独自の絶対に失敗しない気配り術を開発。見えない気配りの見える化に成功し、業界内で100万円(雑誌1ページ)でも上々といわれる中、業界平均の1000倍に当たる新規扱い10億円の売上を獲得。世界連合企業からも15億円のプロジェクトを獲得する。また、「KHA(こんなの はじめて ありがとう)理論」を駆使したところ、女性にも次々モテはじめ、5人同時に告白されるようになる。
いまや「新規飛び込み営業成功率」は72.6%。上場企業を含む10社以上の名だたる企業から獲得した金額は、累計30億円以上を誇り、社内外から「ぶっちぎってますね!」と言われている。著書に、『逆境を活かす! 就活面接「エモロジカル理論」』(実務教育出版)。
【プロフィールが引き起こした出来事】
ダイヤモンド社のエース編集者から声がかかり、のちに大ヒットとなる「落ちこぼれでも3秒で社内エースに変わる!『ぶっちぎり理論38』」という本が出版できました。この本は何度も増刷がかかり、中国・台湾でも翻訳出版されました。またその影響でTV・新聞・ラジオなど多数のメディアから取材が殺到。加えて東京・名古屋・大阪・岩手などの書店で講演会が開催されました。極めつけはその集大成として私の講演ビデオがTSUTAYAでレンタルされるまでになりました。
●3回目のプロフィール:気配りの人
【プロフィールを作った時の背景】
2回目のプロフィールは落ちこぼれの逆転術をテーマとして書きましたが、3回目は真面目路線に変更しました。と、言うのも自分では考えたこともなかったのですが、周りから「後田さんは気配りの人だよね」とすごく言われ始めたからです。そこで人に言われることを整理・強調する形でプロフィールをフォーマル化しました。
【プロフィール】
1972年生まれ。大手3大広告代理店に勤務し、「誰でも使える気配り術」を駆使する気配りのプロフェッショナル。
これまで応対したVIPは、東証一部上場社長、世界企業のCEO、政治家、医者、弁護士、大学教授、大物俳優・女優、ミリオンセラー作家、世界No.1クリエイターなど総勢3000名を超える。この特別丁寧に接しなければならない顧客との交流で磨かれたスキルと「東京・名古屋・大阪」の現場勤務で身につけたリアルな経験を組み合わせた、独自の「誰でも使える気配り術」に定評がある。このテクニックを新規営業に活用し、飛び込み営業成功率72.6%、累計30億円以上の商談にも成功。
著書に、中国・台湾でも翻訳された『<落ちこぼれでも3秒で社内エースに変わる!>ぶっちぎり理論38』(ダイヤモンド社)、『逆境を活かす! 就活面接「エモロジカル理論」』(実務教育出版)がある。また、現役会社員ならではの実体験に基づいた視点と経験を買われ、「シティリビング」「週刊プレイボーイ」「週刊SPA!」「BIGtomorrow」「東京スポーツ」など、多数のメディアから取材が殺到中。
【プロフィールが引き起こした出来事】
「気配りの専門家」というフォーマルな見せ方をしたためか、ファッション雑誌のUOMOやJ-WAVEなどのおしゃれ系メディアからも声がかかるようになりました。またこの頃からWEBメディアが大きく台頭。私自身もリクナビネクストジャーナルなど数多くのWEBメディアで100本近い記事を書くことになりました。
●4回目のプロフィール:タイパ気くばりの人
【プロフィールを作った時の背景】
最初のプロフィールを作ってから、早10数年。時代が求めることが随分と変わったと感じました。そこでこれまでのプロフィールと自分のやりたいことを再整理。その結果、「タイムパフォーマンス抜群の気くばり(略してタイパ気くばり)の人」というプロフィールに変更しました。
【プロフィール】
大手広告会社に約30年間営業職として勤務し、誰でも使える「タイムパフォーマンス抜群の気くばり(略してタイパ気くばり)」を駆使する気くばりのプロフェッショナル。
これまで応対したVIPは、世界企業のCEO、東証上場会社の社長、政治家、医者、弁護士、大学教授、大物俳優、ミリオンセラー作家、世界No.1クリエイターなど総勢3,000名を超える。この特別丁寧に接しなければならない顧客との交流で磨かれた上質なスキルと、「東京・名古屋・大阪」のビジネス三大都市で、実際に住んで身につけた約30年のリアルな経験をぎゅっと凝縮(ぎょうしゅく)させた誰でも使える「タイパ気くばり」に定評がある。
……のだが、元は母子家庭で生まれ育ち、差別と迫害の幼少期を過ごした自他ともに認める「落ちこぼれ」。
学力は高3秋のテストで430人中420位を記録。ギリギリ入れた三流大学を卒業後、奇跡的に広告会社に入社するも、単純ミスで100万部の誤印刷をするなどのありえない失敗を連発。よかれと思ったことがすべて裏目に出て、そのストレスでうつ病になり、半年間社会人をリタイア。そんなどん底から抜け出すために、行動が裏目に出る理由を解明すべく古今東西の気づかいの方法を2,000時間以上研究した結果、誰でも使える「タイパ気くばり」の開発に成功。飛び込み営業成功率72.6%、累計30億円以上の商談を獲得する。できない自分だったからこそ身につけることができた「仕事のおもてなし」を得意分野とする。
主な著書は、中国・台湾でも翻訳出版された『<落ちこぼれでも3秒で社内エースに変わる!>ぶっちぎり理論38』、『気配りの正解』(ともにダイヤモンド社)、『失敗を最大のチャンスに変えるリカバリーの技術』(明日香出版社)、『逆境を活かす! 就活面接「エモロジカル理論」』(実務教育出版)、『1秒内定面接術』(インプレス)など多数。これらの実績を買われ全国の大学や企業から講演・研修依頼が殺到。テレビ・新聞・雑誌などのメディア露出は50回以上、リクナビネクストジャーナルなど大手ネットメディアの寄稿は100本を超える。ミッションは、「世界からコミュニケーションの悩みをなくすこと」。
【プロフィールが引き起こした出来事】
このプロフィールを読んだ編集者と意気投合。2024年の春に10冊目の本が出版されることになりました。
●プロフィールを作れば誰でも人生が変わる
いかがでしたか?
冒頭で「バカとブスほどプロフィールを作れ」と言いましたが、そのバカとブスとはまさに私のことなのです(笑)。
私はプロフィールを作ったことで、自分のバカでブスな人生が180度変わりました。これは誰にでも起こる奇跡です。
でも重要なのは正しくプロフィールを作ること。
プロフィールの作り方にも正しいやり方と間違ったやり方の2つが存在します。
その内容に関してはまた次回お話ししたいと思います。
プロフィールはあなたの人生を本当に大きく変えてくれます。
ぜひ楽しみにしてください。
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