Treasure 2022で学生にFBしたこと
ひさびさの投稿です。前回が年始だったので実に半年以上ぶり。
Treasureとは
様々なところで語られていますが、人事のさとみん( @satomin35y )が書いた以下の記事が参考になります。
また、今年参加した学生、サポーターたち、運営のみなさんが #carta_treasure というハッシュタグでTreasureの状況や感想などをつぶやいていますのでそちらも参考に。
どういう役割で関わったか
後半のチーム開発において、シニアサポーターという立場で関わりました。以下の「お助けマン」に該当する役割です。
今回は5名のフリーサポーターと、わたしを含め6名のシニアサポーターが遊撃隊を務めました。
具体的には、学生たちがアイデア講義を元にサービス・アプリケーションのアーキテクチャを考え、それに対する「設計FB」を行い、定期的に顔を出して困りごとを解消するくらいの簡単なお仕事…の「はず」でした。
しかし開発期間数日のわりに、なかなか攻めたアーキテクチャだったので、わたしは1チームに対してほぼベタ付きで学生たちの開発をサポートしました。設計やライブラリの仕様の質問、実装相談、レビューなどなどです。
サービス自体は一言でいうと「単純なCRUDで収まらないサービス」でした。この辺りの苦労話は一緒のチームだった学生たちが書いてくれる…はず…。
結果どうだったか
なんと嬉しいことに、チームとして以下の2つの賞を受賞することができました🏆🏆
💡アイデア賞💡
💪ベストチャレンジ賞💪
これは素直に嬉しかった!チームサポーター、フリーサポーター、人事サポーターみんなで喜びを分かち合いました。
そして最終日の打ち上げでは夜遅くまでajitingを楽しみました!!!(もちろんオンラインです)
学生たちへのFB
ここからが本題。
最終日の打ち上げの中で、シニアサポーターから担当チームへFBする時間がありました。わたしはプロダクトや作ったコードはほとんど把握していたので、そちらのFBは他のサポーターや講師に任せ、実際にチームで仕事をするときにはどういうことに気をつけながら開発を進めるか、という観点で以下のような話をしました。
※当日はお酒も入って饒舌になってしまっていたと思うので、若干言葉を整理して書いています。そして全て自分たちを棚に上げて書いています。
issueの話
最初は粒度は荒くてもいい、それを実現するにはどんなことをどういうステップで進めていくかを書き出し、共通の認識を作り上げること。そのステップが見えていないと、メンバを巻き込んで仕事をすることはできない。
わりとdescriptionを書かないissue、書いてあっても具体的にどうするかがわからないissueが多かったため、お手すきになったメンバが声を上げてサポートに回るシーンが多かった(これ自体は非常に良いこと)。
まず書き出してみる。これを初手でやるように心がけてほしい。
安易に画面を複製しない
今回は時間的制約がある中、かつまだ画面が完成していないときに複製をしてしまったので、新旧どちらの画面でも開発の手が入ってしまい、混乱を生んでしまい、最終成果物が、MVPとして成立してはいるものの、当初想定するところまで実現できなかった。
画面を複製(hoge2みたいな)していいケースは以下のようなケース。
A/Bテストをしたいとき = 微妙な違いを検証したい
リプレースが決まっているとき = 前の画面は捨てる決定をしている
完成してない画面を複製しちゃダメ、絶対。
開発環境の話
開発終盤、ローカルの環境で開発がしづらい/できない場面が増えてきたと思う。いかにデバッグをしやすい状態に整えるか。
何を環境変数や設定値にしておくべきか、というのはある程度「勘所」も必要になる。また、それらを整える作業を適切なタイミングで適切にやる、というのも開発をしながらだとなかなか後回しにしてしまいがち。
なのでこの意識を常に持っておいてほしい。一人での開発でも、複数人でやる開発でも。
おまけ: 学生たちからのFB
打ち上げ内で、学生同士がそれぞれに対してFBを送り合う時間があったのですが、嬉しいことに学生たちから以下のようなFBコメントをもらえました。一人ひとり伝えてくれて、涙がちょちょ切れました。こういう熱い空間/時間を共有できるのがTreasureです。
最後に
実はTreasureは、旧VOYAGE GROUP時代にも声をかけてもらったものの、当時は同じ開発チームのメンバが複数人参加するということもあり、参加を断ってしまっていたのでした。
しかし今回初めて参加して、その熱量を実際に肌で感じることができました。これは学生だったら絶対に参加したいイベントだと思います。なぜならこの歳になって参加しても熱くなってしまったんだから…🔥🔥🔥
なので、来年も参加できるように色々調整しておこうと思いました。来年Treasureに申し込もうと思っている学生のみなさん、また興味はあるけどいろいろ検討中の学生のみなさん、われわれCARTAエンジニアと一緒に熱くなりましょう!