Logic Pro X の音声付きデスクトップキャプチャ動画をYoutube Live配信
0. はじめに
以前、Logic Pro X の音声付きキャプチャ動画をQuickTime Playerに録画のやり方をまとめました。
今回はYoutube Liveに配信をします。
動画版
以前の記事
1. 用意するもの
BlackHoleとLadioCastがないと音を聴きながらネット配信ができません。
・Logic Pro X
・BlackHole 仮想オーディオドライバー
・LadioCast 仮想ミキサー
・OBS ライブ配信ソフト
2. 準備
2-1. BlackHole インストール
2-2. LadioCast インストール
2-3. OBS インストール
2-1. BlackHole インストール
BlackHole 公式Githubにアクセスします(リンクをクリック)。
英語でビビるかもしれませんが、「Download Installer」をクリックします。
役に立ってお世話になったら寄付しましょう!
(でないとみなさんタダ働きなんです…)
インストーラー付きなので、苦労なくインストールできます。
※ インストール手順は割愛させてください。
Audio MIDI設定を開くと「BlackHole 16ch」という項目が増えています。
デスクトップアプリケーションではないのでアイコンやユーザインターフェースはありません(はじめびっくりしました)。
2-2. LadioCast インストール
LadioCast はApple公式なので、App Storeから入手&インストールしてください。
こちらもインストール手順は割愛させてください。
アイコン
起動するとこのようなユーザインターフェースになります。
設定は後ほど解説します。
2-3. OBS インストール
公式サイトにアクセスすると次のような画面になります。
macOS 10.13+をクリックしてください。
※ macOS Catalinaの場合、バージョン24以上をインストールしてください。2020年6月13日現在バージョン25が最新です。
アイコン
アプリを起動すると次のような画面になります。
設定は後ほど解説します。
3. 全体的なイメージ
BlackHoleもLadioCastもOBSも仮想的に接続しており、目に見えないので混乱する方もいらっしゃるかと思います(特に筆者)。
イメージは下記の通りです。
4. Logic Pro Xの設定
環境設定 → オーディオ をクリック
出力デバイスで「BlackHole 16ch」を選択
入力デバイスも「BlackHole 16ch」を選択
この状態でも、(おそらく)ネット配信はできますが、ライブ配信中に音がでません…
5. LadioCastの設定
デスクトップ撮影中に音を出すためにLadioCastを使います。
LadioCastを開きます。
入力1に「BlackHole 16ch」を設定
出力メインに「オーディオインターフェース」を設定
※試したみたらプチプチノイズ乗ります。バッファ増やしたのですが、大きな効果がなく…出音だけなので諦めましょう。
6. OBSの設定
6-1. macOS catalinaの初期設定
今回利用する「ウィンドウキャプチャ」という機能が、初期設定のままだと使えません。
心理的ハードルがあるかもしれませんが、ターミナルを開きます。
次をコピペしてください。
open /Applications/OBS.app/Contents/MacOS/OBS --args -picture
デフォルトでインストールされていれば問題なく開くはずです。
info: Using preferred locale 'ja-JP'
info: CPU Name: Intel(R) Core(TM) i5-9600K CPU @ 3.70GHz
info: CPU Speed: 3700MHz
info: Physical Cores: 6, Logical Cores: 6
info: Physical Memory: 8192MB Total
info: OS Name: Mac OS X (NSMACHOperatingSystem)
info: OS Version: Version 10.15.3 (Build 19D76)
info: Kernel Version: 19.3.0
info: hotkeys-cocoa: Using layout 'com.apple.keylayout.US'
info: Portable mode: false
...
途中でターミナルからのアクセス許可を求められるので「許可」します。
最後に、OBSが開きます。
続いて、システム環境設定を開き、「セキュリティとプライバシー」をクリックします。
「プライバシー」タブから画面収録を選択し、ターミナルにチェックを入れます。
ログインパスワードを求められるので入力します。
これでウィンドウキャプチャが使えます。
毎回コマンドラインから起動する必要があります。
6-2. シーンとソースの設定
シーンを登録します。シーンの「+」をクリックします。
名前は適当で構いません。
続いてソースの「+」をクリックし、「ウィンドウキャプチャ」を選択します。
「新規」と選択し、名前を入力します。
Logic Pro Xと表示されている項目を選択します。
アップになります…
「編集」→「変換」→「画面に合わせる」を選択します。
キーボードからcommnad + FでもOKです。
画面に合いました。
6-3. 音声設定
マイク音声 2で「BlackHole 16ch」を選択します。
「適用」をクリックします。
6-4. 映像出力
出力(スケーリング)解像度 1280 × 720
※ これ以上の値にすると、警告されます。
6-5. 出力設定
ビットレート 1000Kbps
→ ストリームのビットレートは 1000 Kbps を使用することをおすすめします。とYoutubeにいわれました。
キーフレーム間隔 (秒, 0=自動) 2
→ Youtube推奨とのことです。
「適用」をクリックします。
6-6. 配信設定
Youtubeのサイトにアクセスし、Youtubeの「エンコーダ配信」のページからストリームキーをコピーします。
ストリームキーにペーストします。
「適用」をクリックします。
これで配信の準備が整いました。
7. 配信
Logic Pro Xを再生します。
以下を確認してください。
7-1. OBS
画面が動いていることと、音声ミキサー マイク2のメーターが上がっていることを確認します。
配信開始をクリックすると、Youtube Studioに配信動画が映ります。
7-2. Youtube Studio
画面右上の「ライブ配信を開始」をクリックすると配信が始まります!
8. 録画済みの動画を配信
ソースから「メディアソース」を選択します。
ローカルファイルの「参照」をクリックし、ファイルを選択します。
あとは配信に合わせて「目アイコン」をクリックしてください。
これでミックス配信できるぞー
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