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Logic Pro X の音声付きデスクトップキャプチャ動画をYoutube Live配信

0. はじめに

以前、Logic Pro X の音声付きキャプチャ動画をQuickTime Playerに録画のやり方をまとめました。

今回はYoutube Liveに配信をします。


動画版


以前の記事

1. 用意するもの

BlackHoleとLadioCastがないと音を聴きながらネット配信ができません。

・Logic Pro X

BlackHole 仮想オーディオドライバー

LadioCast 仮想ミキサー 

OBS ライブ配信ソフト


2. 準備

2-1. BlackHole インストール

2-2. LadioCast インストール

2-3. OBS インストール


2-1. BlackHole インストール

BlackHole 公式Githubにアクセスします(リンクをクリック)。

英語でビビるかもしれませんが、「Download Installer」をクリックします。

役に立ってお世話になったら寄付しましょう!

(でないとみなさんタダ働きなんです…)

スクリーンショット 2020-06-13 16.55.54

インストーラー付きなので、苦労なくインストールできます。

※ インストール手順は割愛させてください。

Audio MIDI設定を開くと「BlackHole 16ch」という項目が増えています。

デスクトップアプリケーションではないのでアイコンやユーザインターフェースはありません(はじめびっくりしました)。

スクリーンショット 2020-06-13 16.56.58


2-2. LadioCast インストール

LadioCast はApple公式なので、App Storeから入手&インストールしてください。

こちらもインストール手順は割愛させてください。

アイコン

スクリーンショット 2020-06-13 17.02.28

起動するとこのようなユーザインターフェースになります。

スクリーンショット 2020-06-13 17.03.17

設定は後ほど解説します。


2-3. OBS インストール

公式サイトにアクセスすると次のような画面になります。

macOS 10.13+をクリックしてください。

スクリーンショット 2020-06-13 17.04.23

※ macOS Catalinaの場合、バージョン24以上をインストールしてください。2020年6月13日現在バージョン25が最新です。

アイコン

スクリーンショット 2020-06-13 17.07.36

アプリを起動すると次のような画面になります。

スクリーンショット 2020-06-13 17.09.25

設定は後ほど解説します。


3. 全体的なイメージ

BlackHoleもLadioCastもOBSも仮想的に接続しており、目に見えないので混乱する方もいらっしゃるかと思います(特に筆者)。

イメージは下記の通りです。

Logic Pro X ネット配信ルーティングイメージ


4. Logic Pro Xの設定

環境設定 → オーディオ をクリック

出力デバイスで「BlackHole 16ch」を選択

入力デバイスも「BlackHole 16ch」を選択

スクリーンショット 2020-06-13 17.25.36

この状態でも、(おそらく)ネット配信はできますが、ライブ配信中に音がでません…


5. LadioCastの設定

デスクトップ撮影中に音を出すためにLadioCastを使います。

LadioCastを開きます。

スクリーンショット 2020-06-13 17.29.09

入力1に「BlackHole 16ch」を設定

出力メインに「オーディオインターフェース」を設定

※試したみたらプチプチノイズ乗ります。バッファ増やしたのですが、大きな効果がなく…出音だけなので諦めましょう。


6. OBSの設定

6-1. macOS catalinaの初期設定

今回利用する「ウィンドウキャプチャ」という機能が、初期設定のままだと使えません。

心理的ハードルがあるかもしれませんが、ターミナルを開きます。


スクリーンショット 2020-06-13 17.36.23

次をコピペしてください。

open /Applications/OBS.app/Contents/MacOS/OBS --args -picture

デフォルトでインストールされていれば問題なく開くはずです。

info: Using preferred locale 'ja-JP'
info: CPU Name: Intel(R) Core(TM) i5-9600K CPU @ 3.70GHz
info: CPU Speed: 3700MHz
info: Physical Cores: 6, Logical Cores: 6
info: Physical Memory: 8192MB Total
info: OS Name: Mac OS X (NSMACHOperatingSystem)
info: OS Version: Version 10.15.3 (Build 19D76)
info: Kernel Version: 19.3.0
info: hotkeys-cocoa: Using layout 'com.apple.keylayout.US'
info: Portable mode: false

...

途中でターミナルからのアクセス許可を求められるので「許可」します。

最後に、OBSが開きます。

続いて、システム環境設定を開き、「セキュリティとプライバシー」をクリックします。

スクリーンショット 2020-06-13 17.45.05

「プライバシー」タブから画面収録を選択し、ターミナルにチェックを入れます。

ログインパスワードを求められるので入力します。

これでウィンドウキャプチャが使えます。

毎回コマンドラインから起動する必要があります。


6-2. シーンとソースの設定

シーンを登録します。シーンの「+」をクリックします。

名前は適当で構いません。

スクリーンショット 2020-06-13 17.09.25

続いてソースの「+」をクリックし、「ウィンドウキャプチャ」を選択します。

スクリーンショット 2020-06-13 17.53.43

「新規」と選択し、名前を入力します。

スクリーンショット 2020-06-13 17.54.57

Logic Pro Xと表示されている項目を選択します。

スクリーンショット 2020-06-13 17.56.31

アップになります…

スクリーンショット 2020-06-13 17.58.02

「編集」→「変換」→「画面に合わせる」を選択します。

キーボードからcommnad + FでもOKです。

スクリーンショット 2020-06-13 18.00.35

画面に合いました。

スクリーンショット 2020-06-13 18.03.48


6-3. 音声設定

マイク音声 2で「BlackHole 16ch」を選択します。

スクリーンショット 2020-06-13 18.04.44

「適用」をクリックします。


6-4. 映像出力

出力(スケーリング)解像度 1280 × 720

※ これ以上の値にすると、警告されます。

スクリーンショット 2020-06-13 21.22.19


6-5. 出力設定

ビットレート 1000Kbps 

→ ストリームのビットレートは 1000 Kbps を使用することをおすすめします。とYoutubeにいわれました。

キーフレーム間隔 (秒, 0=自動) 2

→ Youtube推奨とのことです。

スクリーンショット 2020-06-13 18.09.56

「適用」をクリックします。


6-6. 配信設定

Youtubeのサイトにアクセスし、Youtubeの「エンコーダ配信」のページからストリームキーをコピーします。

スクリーンショット 2020-06-13 18.13.16

ストリームキーにペーストします。

スクリーンショット 2020-06-13 18.14.49

「適用」をクリックします。

これで配信の準備が整いました。


7. 配信

Logic Pro Xを再生します。

以下を確認してください。

7-1. OBS

画面が動いていることと、音声ミキサー マイク2のメーターが上がっていることを確認します。

スクリーンショット 2020-06-13 18.18.53

配信開始をクリックすると、Youtube Studioに配信動画が映ります。


7-2. Youtube Studio

画面右上の「ライブ配信を開始」をクリックすると配信が始まります!

スクリーンショット 2020-06-13 20.47.21


8. 録画済みの動画を配信

ソースから「メディアソース」を選択します。

スクリーンショット 2020-06-13 21.53.04


ローカルファイルの「参照」をクリックし、ファイルを選択します。

スクリーンショット 2020-06-13 21.54.29


あとは配信に合わせて「目アイコン」をクリックしてください。

スクリーンショット 2020-06-13 21.57.04


これでミックス配信できるぞー

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