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子ども撮影をするのにどのようなレンズを使っているか(私のレンズラインナップについて)
子どもが誕生してから、おうち時間も相まって、自宅や近場で子ども撮影をすることも多くなってきました。
我が子の成長を、せっかくならいい写真で残したい。みなさんはどんなレンズを使ってお子様の写真を撮っているでしょうか。
この機会に子どもを撮影するにあたって、私が買ってよかったレンズ・またこれからほしいと思うレンズについてまとめておきます。
1.RICOH GRⅢ
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はい。レンズについて紹介するといいつつ、いきなりコンデジを挙げてしまいましたが、細かいことは気にしないでおきましょう。それくらい買ってよかったカメラです。
最強のスナップシューターと呼ばれているGRⅢ、もともとストリートスナップ写真が撮りたくて購入したカメラですが、実は子ども撮影とも相性バツグンです。
子どもが生まれたすぐ、新生児のときは特に、おうちの中でも、何気ない仕草やふとした笑顔、寝顔などカメラで撮りたい瞬間がたくさん。
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でも子育て中はただでさえ、子どものお世話で手がとられるのに、常に大きなレンズ交換式カメラを用意するのはなかなか難しいもの。
そんなときに、手元からスッと取り出せるレンズ一体型コンパクトサイズのGRⅢはとても便利です。
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GRⅢだと片手で子どもをあやしながら、もう片手で撮影することもできます。
あとは立会い出産時、子どもがまさに生まれた瞬間にもGRⅢを持っていきました。
気軽に分娩室に持っていけるAPS-Cセンサーサイズ以上のカメラはGRⅢ以外にないのではないでしょうか。(少し過言ですかね。)
2.50mmf1.8(単焦点)レンズ
次に紹介するレンズは、50mmf1.8の単焦点レンズです。
新生児・乳児期は、コンパクトなGRⅢがとてもいいのですが、GRⅢの弱点としてAFが少し遅い・弱いというのがあります。
特にハイハイ・つかまり歩きをし始める頃になると、動き回る子どもになかなかピントが合わくなることも多いです。
そこで最新のAF機能を備えた一眼レフカメラがあるととても便利です。
そしてフルサイズカメラのキットレンズとしてよくある24-70f4というようなズームレンズもいいですが、我が子をメインに撮るなら、ボケの大きな・f値の小さなレンズを使いたいところです。
私はNikonのZマウントユーザーですので、NIKKOR Z 50mm f/1.8 Sというレンズを使ってます。
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また50mmという焦点距離が特にいい理由も説明します。
我が子をメインに背景の大きくボケた写真を撮るなら、ポートレート写真でもよく使われる、85mmや135mmといった単焦点レンズの方がいいのではないかと思われるかもしれません。
確かにこういったレンズはより主題を強調した写真が撮れます。
ただ85mmや135mmで撮影しようと思うと、画面に被写体をおさめるには、被写体から大きく離れる必要があります。
普通のポートレート撮影ではそれでも問題ないですが、こと小さな子ども撮影にあたっては、子どもとの距離を取りすぎることは、子どもの安全上よくないです。パートナーのフォローがあれば状況はかわりますが、できる限り大人ふたりが対応できるようにしておく方が安心です。
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その点、子どもと離れすぎない距離感で、我が子を主題として強調できる、50mmの単焦点レンズがとてもよかったです。
3.望遠レンズ
最後に、私が今ほしいレンズを紹介します。
それは望遠レンズです。
子どもがもう少し大きくなると、子どもを撮影する大きなイベントとして幼稚園や保育園の運動会があります。
プライベートで子どもを撮影するなら、50mmで充分ですが、運動会となると、200から300mmくらいまである望遠レンズが必要です。
NikonのZマウントからは、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRや、NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sといった望遠ズームレンズがありますが、価格と重量と描写力の兼ね合いも考えて、また標準域のズームレンズはNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sを持っているので、望遠レンズも70-200mmf4通しの小三元レンズが自分的には今一番ほしいレンズです。
運動会のみならず、広い場所でボケ感と圧縮効果を活かした写真も綺麗に撮れそうです。
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ただここで一点問題が。
NikonのZからは望遠の小三元がまだ発売されていません。しかも、Nikonが発表しているZレンズの2022年までの発売予定ラインナップにも、望遠レンズの小三元はラインナップされていません。
子どもが運動会に出る頃までには何とか間に合ってほしいです。
もしそのタイミングでも発売されてなかったら、どのレンズにするか悩みどころです。
まとめ
ここまでカメラやレンズについてなんやかんや言いましたが、子どもを撮影するのに一番大切なことは、親子とも楽しんで、素敵な思い出を将来の自分や子どもに残すことだと思います。
これからもそのことを意識しながら、残したい場面をより綺麗に、より鮮明に残せる写真を撮っていければと思います。
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