「体験談」自分がD判定から地方国立大に現役合格した勉強法 パート1
今までの記事で学歴がなくてもという話をしてきました。
しかしながら、学歴はあったほうが楽ですし便利です。
もうすぐ新年度が始まる時期なので、私が実践していた勉強法を紹介したいと思います。少しでも参考になれば幸いです。
長くなったので、パート1と2に分けて、掲載します。
私の場合
私は中学時代は500点満点で420点くらい。県内のナンバー2の公立校に落ちて、私立の進学校に行きました。(この時点で地方出身とわかりますね)
しかし、高校で勉強を頑張ることがなく、成績は落ちていき、高2終了時点でのセンター模試は以下の結果でした。
国語:150点(200点満点)
数学1A:45点(100点満点)
数学2B:25点(100点満点)
英語:80点(200点満点)
社会:70点(日本史)、70点(政治経済)
理科:60点(地学)
中学はすごかったという自慢ではなく、典型的な中学まではしっかり基礎固めできてたけど、高校で躓いて、あれよあれよというパターンでした。
家庭事情から国公立行くしかなかったの、数学からは逃げられないため、ここから全方位で勉強することになります。
国語の勉強法
国語に関しては、私はあまり勉強しなくても大丈夫だったので参考になることは少ないのですが、基本的に古文と漢文は英語と一緒で、文法や単語を覚えるしかありません。
現代文に関しては、苦手な方は国語の先生に勉強法を聞くのが一番近道です。
もし、親御さんや小学生、中学生の方が見ていたら、アドバイスできることは小説や新書を300冊読むことをおすすめします。
最近、多読法という勉強法が一般的になってきましたが、とりあえず読む、あきたら辞める、つまらないと思ったら辞める、辞めたら次の本を読む、というものです。私も小学生から高校までで300冊程度読みましたが、文章力を鍛えることができました。
注意点は、嫌々読まない、読ませない、です。読書が嫌いになったら、国語力は圧倒的に低下しますので…。
数学の勉強法
さて、数学です。苦手な方多いですよね。数学は勇気をもって戻ることが大切です。大学受験で数学が必要な方、特に文系で国立受験する場合は必要なことが多いですよね。
中学の時にテストで80点以下だった方は、中学の数学から戻る必要があります。復習がてら、中学一年の数学の問題集からやり直してみましょう。わかってなかったところを再確認すると同時に、さくさく解けて楽しいとも思います。
勉強をする上で、この「問題が簡単に解ける」という感覚を定期的に感じることはすごく大切になります。
中学の時に80点以上取れていた方は、高校で躓いています。なので、その場合はチャートを使いましょう。
数学チャートは一般的な数学参考書、問題集です。私も使ってました。
このチャート、難易度が色分けされており、
白<黄<青<赤
になってます。
国立受験には青、東大などの最難関大には赤を勉強するよう、学校や予備校では言われます。
しかし、いま数学の点数が取れてない方は、まず白から始めましょう!
私も学校の教師は、青チャートを勉強しろと言い、周りも使ってたので買ってみました。
この青チャート、当時の私にはわからなすぎました(笑)
なので、勇気をもって、友人の誰も使っていなかった、白から始めたんですね。そして、3年の夏には黄色を勉強し、結果的には青チャートはほとんど使いませんでした。
その結果どうなったかというと。
数学1A:45点 → 72点(試験本番)
数学2B:25点 → 64点(試験本番)
地方国立は共通試験で7割取りたいので、なんとか最低限まで到達できました。
共通試験は、易しい問題3割、普通の問題4割、難しい問題3割で構成されています。なので、白や黄色チャートで、基本と標準の内容をしっかり押さえれば、理論上は試験で7割取ることができます。
数学は基本的な公式や理論を覚えないと点数は取れないので、むやみやたらに難易度の高い参考書を使ったり、過去問をひたすら解くより、こっちのほうが効果は高いです。
一か月くらい白チャートやると、明らかに解ける問題は少しずつ増えていきました。おすすめです
英語の勉強法
さて、英語ですね。
私は中学までは英語好きだったのですが、高校で嫌いになりました。先生が嫌な人だったのもありますし、最初で躓いてしまったのもあります。
私の時は、リーディング中心だったので、いまと状況は違いますが、当時の勉強法はいまでも通用するので紹介します。
それに加えて、いまもTOEICの勉強を続けているので、最新の勉強法も加えておすすめしていきますね。
当時の話
高校3年になったときの英語は、先述の通り、200点満点で80点。偏差値は42くらいだったと思います。
数学は春から始めていたのですが、英語は担当教員が嫌いだったのもあり、なかなか相談もできず、結果的に夏休みが終わるまでなにもしませんでした。
ここでまずいと思い、意を決して教科担任ではない英語の先生に相談すると、「秋から英単語を覚えても間に合わない。中文問題集をひたすらやりな」というものでした。
今は売ってないみたいですが、長文より短い英語の文章がひたすら掲載されているものでした。
これを毎日読んで、知らない単語を何度か口に出して、ノートに1回だけ書くということをやったんですね。そうすると試験結果は以下の通りになりました。
英語:80点 → 135点(試験本番)
これも今でいう多読法を実践していたのです。
さて、今では英語はリーディング100点、リスニング100点と、リスニングの比率が高くなっています。
これはTOEICと、同じ配分なので、TOEIC対策の勉強法が役に立ちます。
①単語を覚える
単語を覚えないと、聴くことも読むこともできません。
その上で大事なのは、いま自分がどれくらい必要な単語を覚えているのかを知ることです。なので、まずは共通試験の予想問題集や過去問を解いてみましょう。ここで、長文がある程度、読めるか確認してください。
読める場合は、既にしっかり勉強している証拠なので、②に移ります。
読めない場合
この場合は圧倒的に単語力が足りてません。この場合は、多読法と単語記憶を並行して行うとよいです。
簡単な長文を集めた参考書、問題集があるので、それをまずは読んでみましょう。わからない単語があっても、飛ばしながら、まずは文章を最後まで読む(このとき、意味がわけわからなくてもいいです)
読み終わったら、わからなかった単語の意味を調べる。
次の日は、また次の長文を読んで、同じことを繰り返します。
そのうえで、単語帳も読みましょう。こちらもノートなどに書かなくて大丈夫です。それよりも1回声に出しながら、ひたすら読んでいきましょう。(通学中などなら、心の中で声に出すだけでも効果ありです)
一日100単語を、1回声に出して読みましょう。音声データがあるなら聴きながらのほうが効果がありますし、リスニング対策にもなります。
単語帳は何でもよいです。学校で指定されたものを既にお持ちだと思うので、それをひたすら何回も繰り返し読みましょう。
②速読力を上げる
いまの共通試験から、速読力もさらに必要になりました。
速読力を上げるには、ひたすら文章を読んで、英語を理解する力を鍛えないといけません。
基本的には①と同じで、多読です。
ただ、読む文章は試験と同程度の長文でないと意味がありません。
1,簡単な長文問題集を使う
2,簡単なのがサクサク読めるようになったら、予想問題集や過去問を使う。
3,さらに難関大を目指すなら、英語の小説などを読む
速読力を上げるには、じっくり読んではいけません。わからない単語が出るたびに、いちいち辞書で確認していたら、効果が出づらいです。
あえて、わからない単語が出ても読み進めて、前後の文脈や会話などで推測する癖をつけましょう。
③音慣れする
ここまで行った英単語を覚えたり、多読、速読をすることもリスニング力の向上につながります。これは最新の英語学習研究でも定説になっています。
しかし、その上で音慣れをしないといけません。
そのためには、こちらもひたすら聴く必要があります。
こちらもリスニング対策の音声や、過去問、予想問題集など、実際に出る音声を聴きましょう。
よくリスニング対策で映画を使うとか、いろんな意見がありますが、受験英語、受験リスニング対策なら、実際に出る音声を使ったほうがいいです。
映画やニュースには、受験で出てこない単語や表現が多く使われています。
実践的な英語を覚えることは、受験には必要ありません。仮に、海外で働きたい、ネイティブと話せるようにしたいなら、大学に入ってから覚えればいいんです。大学にはそのための授業や、外国人の講師、留学支援など、勉強法をたくさん用意してくれています。
さて、以上です。
社会と理科は次回の記事で書きたいと思います。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。