4 months intensive course Day12

マイズナー4 months intensive course 12日目。

今日も作業と準備のワークを。

前回作業をやった人は準備を、準備をやった人は作業を行った。

今日もおもしろい瞬間がたくさんあった。

どの組にも「真実」が確かにあったように思う。

マイズナーテクニックの中の「準備」と「作業」の段階で大切になるのは、自分を使うことなんだと個人的には思う。

特に「作業」のワークにおいては、自分を突き動かすものや必死にさせるもの、心を動かすものを使って、自分が今その作業をする必然的な状況を作らなければいけない。

それは自分自身を知っていく過程でもあるし、とても興味深いところだなと感じる。


思えば、このマイズナーテクニックの過程は私がいた養成所のカリキュラムにとても似ている。

1年目はまず自分を紐解いていく。

2年目は役を知り、造ることを学ぶ。

そして3年目には作品を創る。

今ここで行なっている「作業」と「準備」は
自分を紐解いている最中なんだと思う。

自分の中にどんなスイッチがあるのか。
どういうものが自分を動かしてワークするのか。
それを考えて、探して、とにかく試し続ける。

今の段階では一先ずそんな風に考えている。

この「私自身の状況設定」→「役の状況設定」を生きていく、という順番がとても大切なんじゃないかなと感じてる。

「役」というものを被らず、まず自分自身の状況を使いながら、自分の生身の心体で「与えられた状況を真実に生きる」ことを体感して、学んでいく。
そしてその体感したものを使って、役の与えられた状況に身を投じていくのだと思う。

今は自分の中の宝を掘っていく過程にいる。
そしてその宝物を使って、「真実に生きる」ことを訓練している。

より衝動的に。より正直に。よりありのままに。

そしてより自由に、その場にいられるように。

何回も行うワークなので今日はひとまずここまで。

小比類巻諒介

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