4 months intensive course Day11
マイズナー 4 months intensive course 11日目。
1週間のお休みをはさみ、今日からモジュール2へ。
なんだか1週間がとても長く感じた。
改めて、週に2回同じメンバーで演技を探究し続けられる場があるのは、とてもありがたいことだなと思った。
今日はなんと、お話だけで午前が終わった…!
約2時間…!
でも、すごく実のある時間だったなあ。
ある作品を通じて、俳優の基礎や技術とは何なのか、マイズナーテクニックは作品作りにどう活かせるのか、私たちは何のためにこのテクニックを勉強するのか、そんなことをみんなでたくさん話した。
私たちは俳優でありプレイヤーであるからこそ、「面白かった」「つまらなかった」で済ませる批評家になるのではなく、なぜその高みに行けるのか、自分だったらどうするかを考えないといけないのだと思う。
作品を観る解像度の水準が高くなると、きっとそれは自分の演技にも生かされていくのだと思う。
そして、自分の演技の水準が高くなると、その分だけ他の方の作品を観る解像度ももっと細かくなって、きっとおもしろくなっていくのだと思う。
そんなスパイラルが起きたら、きっと今よりももっと演劇が楽しくなるんだろうな。
今ももちろん楽しいんだけど、もっともっと人の心を惹きつけられる演技を探求したい、そんなことを今日感じた。
【作業と準備】
今日から1ヶ月間このワークに取り掛かる。
マイズナーテクニック第2段階目の【アクティビティ】と【感情準備】にあたる。
ただし、このクラスでは【independent activity(独立した作業)】【準備】としている。
アクティビティでは、手先を使った細かい作業をする。計算したり頭を使ったりせず、出来るだけ細かい単純な作業を各々準備して持ってくる。
それに加えて、その作業を今やらなければいけない理由といつまでにやらなければいけないのかを考えてこなければいけない。
なぜ今やるのか。なぜ後ではだめなのか。
終わらなかったらどうなるのか。
終わったら何があるのか。
時間は長すぎても短すぎてもだめで、
集中すればなんとか終わる分量・時間で持ってこなければいけない。
1週間のお休みの間に "vulnerability"(脆弱性/脆さ/影響を受けやすい)についての参考動画を壮悟さんから頂いた。
このアクティビティと準備の段階では、より自分の脆さや弱さを曝け出すことにチャレンジすることになるのだと思う。
持ってくる作業、準備の質次第では自分の未知の窓を開け放して、使える反応の幅もきっと増やせるのだと思う。
たくさん考えて、たくさんの良い準備を。
そして、たくさんの失敗を喜べる時間にしたい。
小比類巻諒介
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