4 months intensive course Day10
マイズナー 4 months intensive course 10日目。
そしてモジュール1も最終日。
あっという間の1ヶ月だった。
腰を据えてじっくりとマイズナーテクニックを学び直す時間にもなったし、沢山の新たな発見もできた時間だった。
本当に充実した喜びに満ちた期間だった。
モジュール1最終日の今日も変わらず、ラウンドロビンをやってから、ノックアットザドアをやった。
前回の記事で書いた「コール」のこと、3モーメントのこと、「今相手どう?」ということ、それらを頭の片隅におきながらトライしてみた。
うん。なんだか良い感じがした。気がする。
もちろん、やっている最中はこれらのことは忘れてしまっているんだけど、始める前に明確に意識したから、ラウンドロビンもノックアットザドアも相手と良い繋がりができた。
やはり、観察したものを言葉にする姿勢、これは自分にとって良い方向に働くのかもしれないと思った。
この感覚、インプットとアウトプットの関係に近いなと思う。
私は本を読むのが好きなんだけど、誰かにその本の良さを伝えるために読む行為と、自分がその本を楽しむために読む行為、同じ「読む」という行為でもインプットの質が自然と変わってくる。
「誰かにその本の良さを伝えるために読む」は、言葉にするという具体的な行為が前提にある。noteに書く。SNSに載せる。人に話す。
こういった具体的なアウトプットを予め設けておくと、漫然と見たり聞いたりということはせず、何かないかとアンテナを張るようになるのだと思う。
研修所時代、同期内で本のプレゼン会を1ヶ月に1度行っていた。(この会はなぜかマイズナーの講師の方が提案したものだった。)
みんなの前で読んだ本のプレゼンを1分間で行うのだが、そのプレゼンで心動かされた人の本をその月に読んで、次回感想のお手紙を渡すというとても素敵な会だった。(授業外でやってたので、シーンスタディなどで忙しい時期は中々楽しむことが出来ず、今思うと勿体無かったなあと振り返る。)
同期の人に、1分間でその本のおもしろさを具体的に伝えなければいけない。
どういうところに心動かされて、どういうところがこの本の面白いところなのか。
また反対にどんなところがイマイチで、どこが気に食わなかったのか。
最終的に人前でそれらを言葉にしなければいけないので、読書する際、自然とアンテナを張って本の中にある「何か」を探していた。
私はこういう読書体験も好きだし、もちろん1人で味わう読書も好きだ。
ただ、「アウトプット」を設けるかどうかで物の見方や集中の仕方がずいぶん変わるのだな感じる。
この会は、俳優として様々な文体に慣れて欲しいということや、俳優が物語るということ、どうしたら人を惹きつけられるのか、とか、講師なりの意図がきっとあったのかもしれない。
その部分が成長したかどうかはとても微妙なことだけど、少なくとも修了した今でも本を読むときは、誰かに何かを伝えることを頭の片隅におきながら読む癖がある。
そういう意味でも、その会はとてもよかったのだなと改めて振り返った。
話がとても脱線した。
何が言いたかったのかというと、相手の事実をコールするという具体的なアウトプットをしっかりと意識すると、相手へのアンテナが強く張り、その瞬間の事実を細かく探すようになるということ。
言葉にしようとするからその本のおもしろさや本質的な部分を探そうとする。
コールしようとするから相手の今の事実やその奥の本質的な部分を見つけようとする。
アウトプットがあるから細かく知ろうとする。
見ようとする。
最近のリピティションと昔の読書会のことがどことなく結びついた。
またやっていくうちにきっと、違うことを発見してたくさん変化していくだろうから、今発見したものにしがみつきすぎず、柔らかく持っておきたいなと思う。
1週間のおやすみをはさんで、モジュール2へ。
まだ3ヶ月もある。
たのしみたのしみ。
おわりに
このnoteは全文無料で読めるようになっていますが、100円で購入できるようにもなっています。
演劇の話や趣味のランニングの話、読書の話や私自身の日々の体験を気の赴くまま細々と書いていこうかなと思っています。
頂いた100円は全額パレスチナ支援の寄付に繋げたいと思っています。
自分で書いておきながら自分の文章に100円は高すぎると思っています。なので、全文無料、100円は本当に心が動いたり、すごく良いものを読んだなとか、学びや気づきに繋がったと思って頂けた時だけで大丈夫です。
読んでもらえるだけで心はホクホクするので、気が向いた時に気兼ねなく読んでくださると、とっても嬉しいです。
前回の記事をご購入頂いた方、ありがとうございます。寄付に関しても、別途で記事を書いていけたらなと思っています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
小比類巻諒介
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?