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【FT(要約)】インフレに後手のFRB 賃金と物価の連鎖上昇必至

インフレに後手のFRB 賃金と物価の連鎖上昇必至

以前にFTを紙で読んでいた頃に、このマーティン・ウルフさんのコラムをよく目にしてました。しかし、表現や文の構成が非常に遠回りなので当時の私の英語力では何を言いたいのか全く理解できませんでした。

その彼のコラムが日経の朝刊に載っていた(日経、なんという贅沢!)ので日本語で読むことができましたが、やっぱり何を言いたいのか分からなかったです。それでもなんとか理解できたことを以下にまとめておきます。

  • 既に物価は上昇しているが、インフレが引き金になり賃金が上昇すれば、その賃上げがさらに価格に転嫁されて、「賃金と物価」の連鎖的な上昇に繋がる恐れがある(インフレ率がより上昇するということ)

  • FRBは未だに金融政策が緩和的で、資産購入も続けていて、FF金利も0.25%に留まっているが、大丈夫なのか?(インフレを懸念している割には、未だインフレを助長するような政策を続けてるけど大丈夫?(と言ってるはず))

  • というか、FRBがここまで何もしてこなかったため状況はかなり悪い。このかなり悪い状況で景気の腰を折らず、かつインフレも抑制するという離れ業をこなすことができるのか。いや、無理じゃないの?(と、ウルフさんは思っている)

今週のFOMCを終えて、1回あたり0.5%の利上げや1年に7回の利上げ(JPモルガン・チェース予想)など、投資家からみるとかなり過激な利上げも想定される中、ウルフさんの目から見ると既に"Too Late"なのが、私としては新鮮でした。

【龍成メモ】
FRBのお金バラマキ大作戦による経済の下支えや、それに伴う副作用的な株高が今後どうなっていくのか、目が離せませんね。

#日経 #日経朝刊 #FT #FOMC #利上げ #インフレ #賃上げ #インフレスパイラル

表紙はRi_Yaさんの写真です。


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