Apple、独自のAIビジョン(Financial Times)
Apple Intelligence: iPhone maker takes control with its own AI vision というFTの記事から。
AppleのOpenAIとの提携について、Financial TimesとThe Wall Street Journalの両方の記事を拝見しましたが、かなり見方が異なるようです。
WSJは、OpenAIがMicrosoftとの契約が既にあるにもかかわらず、Appleとの緊密な連携を発表したことで、Microsoftの立場が危うくなったのかもしれないという見方も示しています。一方で、AppleによるOpenAIに利用がMicrosoftのAzureの収益増加につながる可能性もあります。
Microsoft自身はフランスのMistralというAI会社との提携も発表しているので、かつてほど「OpenAI一筋」ではないと思います。
FTについては、あくまでもAppleが構築するApple Intelligenceの一部として今回はOpenAIが採用されたのであって、GoogleのGeminiとの提携すら可能性としてはあり得るとしています。
WSJ・FTともに、イーロン・マスクが激怒していると報じた点は共通しています。「OpenAIのテクノロジーがAppleのOSに統合された場合、彼の会社からAppleのデバイスを排除する」という脅しもかけているようです。
【龍成メモ】
生成AIが統合された最新OSはiPhone 15 ProやPro Maxなど最新版高額モデルしか動きません。iPhone 16発売に合わせて、AI機能を強調した大規模キャンペーンを展開するようです。
これはiPhoneの買い替え需要を喚起する起爆剤にもなり得ますし、上手くスマフォと統合できるのであれば、iPhoneが本当の意味で「秘書」的な存在になると思います。
#OpenAI #Apple #Mistral #マイクロソフト