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大麻は高齢者にとって特別なリスクがある(WSJ)
Marijuana Has Special Risks for Older PeopleというWSJの記事から。
米国37州で大麻は合法
現在米国では、37州で医療用大麻が合法化(Medical Marijuana Law = MML)されており、19州とワシントンDC(コロンビア特別区)でレクリエーション大麻も合法化されてます。
高齢者にとっての大麻使用のリスクとは?
その大麻ですが、高齢者にとっては特別なリスクがあるようです。
医療的な理由で大麻を使用する高齢者
大麻を使用する人の80%近くは医療上の理由で大麻を摂取していると答え、「痛み、睡眠、不安」などを上位の理由としてあげています。
高齢者の大麻に関連した救急外来が急増
記事中の過去研究では、65歳以上の15%が過去3年以内に大麻を使用したことがあるというデータもあるようです。
そんな高齢者の救急外来がカリフォルニア州で急増しており、2005年の10万人あたり20.7人から、2019年には10万人あたり395.0人まで増加しています。
他の薬と干渉する可能性
大麻の主成分であるTHC、そして特にCBDが薬の代謝を担う肝臓の酵素系と相互作用します。これによって、体内の薬物レベルが変化し、薬の効力が強くなったり弱くなったりします。
高齢ゆえのカラダへの影響
高齢者の生理的、また脳の変化によってTHCの悪影響が出やすくなっている可能性があります。また、加齢により代謝が悪くなっているためエディブル大麻(食べるタイプ)のTHCの効果が8時間以上も残ることがあります。
ジョンズ・ホプキンスの研究者から助言
記事に登場するジョンズ・ホプキンス大学医学部助教授で大麻研究者のTory R. Spindle氏は高齢者が大麻を使用する際には「低用量からゆっくり始める」ことを勧めています。
【龍成メモ】
これが論文系のニュースサイトではなく、経済紙であるWall Street Journalに載るのがアメリカだなと思います。
GPTクイズ
クイズ1: 米国では、何州(+ワシントンDC)でレクリエーション大麻が合法化されていますか?
a) 9州
b) 15州
c) 19州
d) 25州
クイズ2: 高齢者が大麻を使用する主な理由は何ですか?
a) ストレス解消
b) 痛み、睡眠、不安
c) 視力改善
d) 老化防止(アンチエイジング)
クイズ3: ジョンズ・ホプキンス大学の研究者が高齢者が大麻を使用する際に勧める方法は何ですか?
a) 大量に使用する
b) 低用量からゆっくり始める
c) 空腹時に使用する
d) 大麻を吸引する方法を熟慮する
クイズの答えはこちらです。
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