インテリジェンスとは脳のコネクティビティである
Intelligence is all about connectivity
by Julius-Maximilians-Universität Würzburg
「休憩している状態から仕事モードに切り替えたり、異なるタスクに頭を切り替えるには、タスクの種類に応じて脳部位間のネットワークを活性化させたり、タスクの複雑さによって異なるネットワーク同士を相互に作用させる必要があります。これらの作業には、エネルギーと体力が必要です」と序文にあります。
そして今回812人のfMRI(機能的磁気共鳴画像)データから、一般的な知能のスコアが高いほど、安静時とタスクを行っている状態で比較した際に脳ネットワークの再構成が少ないこと、そして(今回の実験で用いた)7つの異なるタスク同士を比較した際にも、ネットワークの再構成が少ないことが示されました。
このことから、記事中の言葉を借りるならば「知能の高い人の機能的ネットワークは、異なる認知状態を切り替える際の調整が少なくて済む(=脳が似たような同じ状態で異なることに対処できる)」と言い換えることもできます。
「知能の高い人の内在的なネットワーク構造は、様々な認知的要求で必要となるネットワーク構造に近いということかもしれない」と研究者は考えています。
#脳コネクティビティ #知能指数 #脳のネットワーク #fMRI #脳科学
表紙はgeraltさんの写真です。
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