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出口が見えないトンネルを走り続ける人へ
「セレンディピティは単なる偶然ではない」ということを主張する動画の紹介
失敗小僧さんの『セレンディピティの「魔法」で道をひらく3秘訣の記事について語る』という動画がとてもよかったので内容を抜粋して紹介します。
端的に言うと、「セレンディピティとは単なる偶然ではない」というのが彼の主張です。
以前のnoteでも書きましたが、小僧さんの動画はとても癖があるので、小僧さんの動画に興味がある方も、私のnoteを読んでから動画を観たほうがいいかもしれません。先に動画を観て「うわ、嫌だ」とか思われても、もったいないので。
そもそも「セレンディピティ」とはなにか?
セレンディピティ(Serendipity)とは、「偶然の産物」「幸運な偶然を手に入れる力」を意味する言葉です。
イギリスの小説家・政治家であるホレース・ウォルポールが生みだした造語で、『セレンディップと3人の王子(The Three Princes of Serendip)』というおとぎ話が語源になっています。『セレンディップと3人の王子』とは、王子たちが旅先で優れた能力や才気によって、有益なものを偶然発見して手に入れるという物語です。
単なる「偶然の発見」ではなく、「幸福な偶然を引き寄せる力」とも言えるでしょう。
セレンディピティの一般的な意味は、上記のように「偶然」の要素が非常に強い言葉です。この定義だと「持ってるもん勝ち」になってしまい、あまり面白くはありません。
小僧さんの定義は全く真逆です。もちろん、ある種共通する要素はあります。
「幸せ」とは他人に感謝されることをずっとしていること
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今日の話の前提として、失敗小僧さんの「幸せ」と「成功」の定義を知っておくと理解が進むかもしれません。興味がある方は、私がnoteにしているので、是非ご覧ください。
他人を幸せにする(自分の)能力に気づくのは大変
自分が幸せだと感じるためには他人から感謝されることに自分に気付くという スキルが必要。普通の人が平凡な生活の中で感謝されていることに気づくつはなかなか難しいものがある。
(しかし)他人の要求にも気がつかない。感謝されたことにも気づかないということになるとどうなるかという話なんですよ。
これがですね実はですね、セレンディピティーの正体なんですよ
感謝されている、自分のある能力が役に立っているというのは意外とが気がつくのが難しい。いわんや、相手が自分に何を要求しているのか(その要求に応えたから感謝されている)気づくのも簡単なようで実は難しいという話です。
そしてこれが「セレンディピティ」という一見偶然性に見えるものに潜む必然性であると彼は指摘しています。
自分が気がついてない感謝の積み上げが一気に現実化した時に、突然気づく自分がすべきこと
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他人からものすごく感謝されているんだけれども、気が付かないまま、(その感謝)自分の知らないところで感謝をバーっと積み上げてるって事があるんですよね。
その感謝の積み上げが一気に現実化して、あなたはこれをやるべきだ、そうだ私はこれをすべきだってことに、突然気づくことがある。
これがまるで偶然出会ったようなチャンスに見えるんですが、これがセレンディピティの正体なんですよ。
私が言葉を足すまでもないですが、偶然、ラッキーと思ってるのは、実は自分が積み上げているその変化に気がついていないからという話です。
偶然の出会い、予想外の発見に出会うためにはサイコロを何度も振る必要がある
偶然の出会い、予想外の発見に出合うためには、サイコロを何度も振る必要があります。サイコロを何度も振るというのは、何度も何度もいろんなことをやってみるということです。
自分自身の才能に気がつくためには、何かをガンガンやって、他人がどう
いう反応を示すか、他人が感謝してくれるのかどうかを試していくという作業が必要になってくる。
動画内では明確には言ってませんが、異なる分野のことを色々と試すというサイコロの振り方もあれば、同じ分野のことに対して違うアプローチを試してみるという話もあると思います。
色々な可能性を試すには、お金と時間が必要
そうやって色んな可能性(のサイコロを)振り続けていくためには、経済と時間が必要です。つまり、お金と時間がないとやっぱり色んなことはできない。
1円もお金にならないことをガンガンガンガンやるには、生活するためのお金は別に稼がにゃいかんということになります。
私も脳科学という、自分が一生をかけて取り組みたい分野で事業を作っていかないといけないので、まさにこの問題に直面しています。
生き残るために「日銭稼ぎ」に走るとお金は得られますが、色々なことを試す時間がなくなります。逆に時間をかけて色々なことを試していると日銭が稼げず、お金がどんどんなくなっていきます。まさにジレンマです。
当たりが出なくてもサイコロを振り続ける気力はあるか?
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サイコロを振ること自体が自分自身の負担になるかならないかというのはあるんですよ。つまりサイコロを振っていくというのは成果がでないんですよ。
成果が出ないのにサイコロを振るというのは結構辛いものが実はありますよね。やっぱりYoutubeなんかでも、動画を上げても全然再生数が下手すりゃ、一桁だらかね。
最初に始めて公開して1ヶ月ですね、一番回ったのが(=再生された)ですね、えーと20回。50回まわってないですよ。10本ぐらい上げたんだけど、1桁、10回まわってないのもありましたね。
※今は平均で1動画あたり1万再生以上はある。数万再生の回も
「やっぱりダメかもしれない…」と思おうが「いや、やっぱり行ける」と思おうが、時間は等しく過ぎていきます。
であれば、「ダメかも…」と思ってる暇(=不安になって何もしないでいる時間)があったら、バカになってやり続けて突き進んだ方が得です。
物事というのは上ったり下がったり、ジグザグによくなっていく
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サイコロを振り続けることによって、少しずつ上ったり下がったりします。ジグザグです。上がるっていうのは実はなだらかに行かないで、得てして階段状に上がっていくことが多いんですよ。
なんで階段状に上がるかっていうと、一つは評価を四六時中してないっというのはあります。評価時点で上がっていくっていうのがあって、もう一つはなんかに気がついてスキルアップする。要するにきっかけでもって、誰かの関係性があって、誰かのアドバイスを受けて上がる、人との関係が重要なんですよ。
そして階段の段差が均一じゃないんですよ。突然、ぶわーんと上がったりするんですよ。これが幸運です。つまり、これがセレンディピティの正体の一つです。なんかの関係で突然跳ね上がるんですよ。
【龍成メモ】
今日紹介したのはこの動画です。小僧先生、たまに本当にたまにこういう神回があります。また何かいいのがあればご紹介します。とにかく大作なので、ちゃんと観るのが大変ですが。。。
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