高齢者の視力を回復させるかもしれない新しい目薬
New Eye Drops Can Help Aging People See Betterという論文記事から。
40代になると近くを見る視力が低下する老眼が進行する人が多くなりますが、その症状を緩和するVuityという米国FDA承認済みの新しい点眼薬。
加齢によって水晶体が重くなり簡単に形を変化できなくなる(=焦点が合わせづらくなる)、もしくは水晶体を引っ張る筋肉が弱ってくる。この2つが老眼の原因として考えられています。
点眼薬Vuityは瞳孔を小さく(絞る)することで光の錯乱を少なくし、目から入った光が網膜に集まりやすくし、ピントが合う距離の範囲を広げます。このメカニズムによって、老眼による水晶体の柔軟性喪失を補います。
Vuityの最も一般的な副作用は、頭痛と目の充血です。また、瞳孔が小さくなり目に入る光の量が減るため、日中の日差しが強い時は問題がありませんが、暗いところでは見えづらくなることがあります。
【龍成メモ】
目の色によって光の感じ方が異なるため「このホテルの照明暗いな…」と感じる人がいれば、それでちょうどいい人もいます。
このVuityによって「目に入る光の量が減る」という点が、目が茶色や黒い人にとって、どの程度の暗さになるのか気になるところです。
ClaudiaWollesenによるPixabayからの画像
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