2/10 Science記事メモ by Ryosei
Who Is That? Kids Find It More Difficult Than Adults to Recognize Faces Behind Masks これは誰? マスクをつけた顔を見分けるのは、大人より子供の方が苦手
マスクを着用した顔の識別は、大人でも難易度が高くなることが、これまでの研究で分かっていました。
今回の研究では、6歳から14歳までの72人の子どもたちが、大人と同じように顔の識別が妨げられるのかどうかを調査しました。
今回の研究で、人がマスクをしている場合、子どもの顔認識能力は大きく損なわれるだけでなく、その損なわれるレベルは大人よりも高いことがわかりました。
※男性の顔が提示された場合、女性の方が男性よりも顔認知能力が優位であるという報告もあるようです(Herlitz & Lovén, 2013)
Study suggests words are needed to think about numbers 数字を考える(=数える)には言葉が必要という研究結果
『4つ以上の正確な数を表現するには、数詞を知らなければいけない』ということを示す研究。
生活の中で数字が重要な役割を果たしていないボリビアの熱帯雨林の奥地に住むTsimane族の人々の協力を得た研究。6から20までの数を数えられる15人と、40以上の数を数えられる15人のツィマネ族の人々を特定し被験者としました。
検証においては「直交照合」と呼ばれる課題を用いた。まず、実験者が電池などの物体を「水平」に並べる。次に、被験者は糸巻きなどの別の物体を同じ数だけ「垂直」に並べる必要がある。すなわち、出された課題(の物体)と答え(るための物体)が直交しているため、単純に1対1マッチングで並べて答えるという抜け道を防ぐ実験デザインになっています。
Tsimane族の人々は自分が言葉として数えることができる数のギリギリまでは数えることができた。つまり、10まで数えられる人は、8つや9つの物の数を合わせろと言われると間違い始めるが、15まで数えられる人は、13や14あたりから間違い始めるという結果になった。
言葉として数字の概念が頭の中にあることで、初めて正確に数を数えることを示した研究と言えます。
The sound of a sunset 夕焼けの音
日の出と日没の音はどのように聞こえるでしょうか?
MITのデジタル・ヒューマニティーズ・ラボによる、ほぼすべてのデータを音に変換するという現在進行中の取り組み。
こちらから実際に音が聴けますが、なんか不思議な感じでいいですね。
【龍成メモ】
今日の天気予報ですが朝7時には「8時から雪」、朝9時には「10時から」と、見るたびにどんどん後ろ倒しになり、結局東京では14時か15時くらいから、ようやく雪が降り始めました。
東京の雪の予報が大変なのは全くの同意ですが、何か強い「雪バイアス」を感じた一日でした。もちろん、そんなことはないとは思いますが。
表紙はGreatman01さんの写真です。